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ISBN 10 : 447932142X
Content Description
パンツがいけない。パンツのせいでこうなった。パンツを叱りつけたい。パンツを睨みつけるのだが適切な言葉が思い浮かばない。「責任者呼べ!」と叫ぶメイワク老人を横目に、我々もまた、つまずいた石に、パンツをはくにもよろめく体に、腹を立ててはいないだろうか。デビューから55年超。米寿を迎えてもなお、日本の漫画・エッセイ界の最前線で走り続ける東海林さだお氏が、年齢による肉体の衰えについて、逆に衰えることのない好奇心とユーモアについて、変わっていく死生観について、おおいにつづり、語りつくす。
目次 : 見るもの聞くもの、腹の立つことばかり/ 水分を小まめに/ 懐かしきかな“昭和の音”/ ニュースタイルお節/ 「序で」の力/ 相田みつを大研究 名言を量産したっていいじゃないか、書けるんだもの/ 頭のふりかけ購入記 薄毛はモウこわくない/ 葛湯の実力/ 白湯の力/ 遠ざかる青春 懐かしき早稲田の街を歩いてみれば/ 焙じ茶をめぐる冒険/ 明るい自殺/ ああ疎開/ 昭和の蝿を懐かしむ/ 行って楽しむ行楽弁当/ 寂しいのはお好き? 定年後、世捨て人のすすめ/ インタビューページ 米寿のショージ君、いまを語る
【著者紹介】
東海林さだお : 1937年、東京都生まれ。漫画家、エッセイスト。早稲田大学第一文学部露文科中退。70年『タンマ君』『新漫画文学全集』で文藝春秋漫画賞、95年『ブタの丸かじり』で講談社エッセイ賞、97年菊池寛賞受賞。2000年紫綬褒章受章。01年『アサッテ君』で日本漫画家協会賞大賞受賞。11年旭日小綬章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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