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少しだけ、無理をして生きる 新潮文庫

Saburo Shiroyama

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784101133379
ISBN 10 : 4101133379
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2012
Japan

Content Description

大変な無理だと続かない。大事なのは、ほんの少しだけ、自分を無理な状態に置く。つまり挑戦をし続けることなのだ。城山が魅了され、小説の題材とした『落日燃ゆ』の広田弘毅、『男子の本懐』の浜口雄幸、『雄気堂々』の渋沢栄一。彼らは皆、自らの利を計らうためではなく国家のために闘った。真の人間の魅力とは何か。城山三郎が語り尽くす。解説・佐々木常夫。

目次 : はじめに 三人の男が東京駅ですれ違う/ 1 初心が魅力をつくる/ 2 人は、その性格に合った事件にしか出会わない/ 3 魅力ある指導者の条件/ 4 父から息子へ伝えるべき事柄/ 5 少しだけ無理をしてみる/ 6 自ら計らわず/ 7 人間への尽きせぬ興味/ 8 強く生きる/ 9 人間を支える三本の柱/ 10 男子の本懐

【著者紹介】
城山三郎 : 1927‐2007。名古屋生れ。海軍特別幹部練習生として終戦を迎える。一橋大学を卒業後、愛知学芸大に奉職し、景気論等を担当。1957(昭和32)年、『輸出』で文学界新人賞を、翌年『総会屋錦城』で直木賞を受賞し、経済小説の開拓者となる。吉川英治文学賞、毎日出版文化賞を受賞した『落日燃ゆ』の他、多彩な作品群を発表。2002(平成14)年、経済小説の分野を確立した業績で朝日賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • おしゃべりメガネ

    う〜ん、あまりにも偉大すぎる方々のエピソードが次々と書かれていて、とてもではありませんが『少しだけ』の無理なんかではない生きざまです。でも、当たり前なんでしょうが、こういう'頑張り'がひとつの美学であり、素晴らしい成果を残すんでしょうね。自分ももう少し、あと一歩頑張ればとは思うのですが、現実はなかなかそうはいかないし、できないもんですよね。仕事に行き詰まっているトキにサラッと読むとちょっとした勇気を与えてもらえそうな作品と感じました。ただ、読むタイミングを間違えてどん底モードのときはやめたほうがいいかも。

  • yoshida

    濃密なリーダー論の本。ぐいぐい読ませます。渋沢栄一や浜口雄幸、広田弘毅、毛利元就等、沢山のリーダーの生きざまが描かれています。初心を忘れず、逆境に負けず、腐らずに新しい情報を取り入れ努力する。自分の箱に閉じ籠らない。自分を壊すほどの無理はせず、少しだけ無理をして生きる。それが大きな実りをもたらす。様々なリーダーに触れたが特に浜口雄幸が印象的であった。今の自分には腐らずに努力する事が必要だと認識できた。これからも繰り返し読み返したい一冊。

  • じいじ

    読み終えて『少しだけ…』の表題に、城山氏のやさしさと内に秘めた信念を感じました。「自分を壊すほど無理をするのではなく、少しだけ無理をしてみる」。氏の言葉が、じんと胸に刺さりました。80年の人生で培った《交友》の広さ、深さが見て取れて面白かった。いま注目の人・渋沢栄一の話は、目からウロコ…で、もっともっと渋沢氏の人柄、功績を知りたくなりました。また、豪傑で毒舌で名を馳せた今東光和尚の話、ご自分の癌を「佃煮にして食っちゃえ」は、今和尚らしい破天荒で思わず笑った。たくさんの生きる勇気をいただきました。

  • えちぜんや よーた

    なんでも吸収する渋沢栄一と自ら計らわない広田弘毅。かつてはモノづくりで世界制覇したとされる日本人からすると理想的な人物像だったのかもしれない。渋沢のイメージは今でも理想にできるかもしれないが、世界での存在感が薄れている中で広田のように「自ら計らわない」のをよしとするのはなんだかなぁと思った。周辺諸国に押し切られてしまうのではないだろうか。日本人は吉田茂のようなアクの強さを求める必要があると感じた。ちなみに日本人の平均年齢は約50才。マレーシアは約28才でフィリピンは約23才。

  • ケイ

    浜口雄幸が東京駅で撃たれた時に、広田弘毅、御木本幸吉が居合わせたエピソードを前書きに始まる。渋沢、広田弘毅、浜口雄幸の話がとくに印象的。渋沢はとにかく興味を持って調べ、勉強した。広田弘毅は全く抗弁することなく死刑となった。浜口雄幸は、ひたむきに真面目に行動する人だった。彼らの素晴らしさ、勤勉さには言葉も出ない。しかし『落日燃ゆ』の時も思ったが、家族にも責任を負わせる如くになるにも関わらず、自分の主義を通すのには納得できないのだ。私には男子の本懐はわかりきれないかなあ。読み返したい本。

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