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グリ-ン家殺人事件

S・s・ヴァンダイン

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784488103033
ISBN 10 : 4488103030
Format
Books
Publisher
Release Date
September/1991
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
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かつてほどの人気はないものの、そのプロッ...

投稿日:2019/01/09 (水)

かつてほどの人気はないものの、そのプロットの完成度で、本格推理愛好者たちが外さない作品の一つではないだろうか。 ニューヨークにあるグリーン家で、二人の娘が射たれる。さらに殺人事件が続き、捜査に乗り出した探偵ファイロ・ヴァンスだが…。 ファイロ・ヴァンス物では最も好きな作品。真犯人には恐怖した。 1928年に発表されているが、その4年後に発表された『Yの悲劇』のまがまがしい雰囲気、精緻な構成などが類似していることを考えると、クイーンが本作を強く意識していたことは間違いないだろう。

ねも さん | 兵庫県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Kircheis

    ★★★★★ 推理小説界に燦然と輝く名作。 良くある「怪しい一族物」の1つなのだが、終盤にヴァンスが事件の重要ポイントを80個近く列挙してくれるフェアプレーぶりが熱い。 前2作と比べてヴァンスが真相にたどり着くのに苦労している分、読者が置いてけぼりにされることもなくなったのが好ポイント。 沢山殺されるので最後には犯人は実質2人に絞れるのだが、それでも初読時は見抜けなかった思い出あり。 ヒース部長は、前作までのスーパー無能ぶりが少し改まった気がして良かった(笑)

  • KAZOO

    最近のミステリーに慣れた読者からはかなり厳しい批評があるのではないかと思われます。私はこの作品を最初に中学時代(今から50年以上も前ですが)に読んでかなりヴァン・ダインという作家の作品をすべて読んだ覚えがあります。彼の作品の中ではベンスン、僧正と並んでベストスリーだとは思います。当時(1928年)これだけの書いたというのはかなりなものだと思われます。いま読み直すと若干突っ込みどころなどがあるのですが。

  • W-G

    僧正を再読した勢いでグリーン家も。やっぱりこの雰囲気が好き。 記憶の中でかなりYの悲劇とごっちゃになってて「あれ、ここはこういう流れじゃなかったっけ?」と感じる事が多かった。お陰で新鮮には読めた。 しかし、現代のアメリカだったらバーナビーロスさんはヴァンダインさんに訴えられてしまうのでは? とにかくグリーン家も大好きです。日本の作家と違ってこういう家族内の話にエロが絡んでこないのって今読むと新鮮ですね。医者がスケベっぽく描かれてるけど

  • bookkeeper

    ★★★☆☆ 初読。ニューヨークの名家グリーン家を舞台にした連続殺人!名探偵ファイロ・ヴァンスは姿なき犯人を突き止める事が出来るか?  関係者が次々と倒れていくなか、自然と容疑者が絞られていく訳だが、それでも最後の種明かしでどれだけ読者を驚かせるかが腕の見せ所。その後のミステリの進化で、今の目でどこまで通用しているか正直微妙な感もあるが、少なくともフェアを目指す姿勢は好印象です。ヴァンスが事件の要点一覧表を100近い箇条書きにしており、真相に至る正しい順序が最後の原注で示されるのだが、正直追いきれない…。

  • とよキチ

    S・S・ヴァン=ダイン初読み。素人探偵ファイロ・ヴァンスが活躍する12長編の内の3作目。次作の『僧正殺人事件』と双璧をなす氏の最高傑作◆陰惨なスリルが漂う館の雰囲気・非常に丁寧なストーリー運び・条件を列挙する推理方法には、本格古典作品の良さを感じました。しかしながら、読了後は腑に落ちない感じが拭えなかった。調べてみると『ヴァン・ダインの二十則』や『Yの悲劇』との比較など、面白そうなフレーズが…歴史的に意義のある作品であり、これから推理小説を読んでいく上での通過点として捉えたい。

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