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南の子供たち 創元推理文庫

S・j・ローザン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784488153151
ISBN 10 : 4488153151
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「ミシシッピへ行きなさい」私立探偵のリディアは突然母にそう命じられる。父殺しの容疑で逮捕された青年の無実を証明してほしいと、南部の親戚から依頼があったのだ。だが頼れる相棒ビルを伴い町を訪れると、件の青年は拘置所から脱走していた。知られざる中国系アメリカ人の歴史をひもときつつ、事件の解決に奔走するふたり。現代ハードボイルド最高のシリーズ、ここに帰還!

【著者紹介】
S・J・ローザン : 1950年ニューヨーク生まれ。様々な職業を経て、90年頃から書き始めたミステリで、ふたりの私立探偵、中国系女性のリディア・チンと白人男性のビル・スミスを生み出し、94年に発表した『チャイナタウン』を第一作とする長編や多くの中短編で活躍させている。『ピアノ・ソナタ』『天を映す早瀬』でシェイマス賞、『どこよりも冷たいところ』でアンソニー賞、『冬そして夜』でMWA(アメリカ探偵作家クラブ)最優秀長編賞を、「ペテン師ディランシー」でMWA最優秀短編賞を受賞するなど、現代を代表する私立探偵小説の書き手として高く評価されている

直良和美 : 東京生まれ。お茶の水女子大学理学部卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 白玉あずき

    8年か、長かった。久方ぶりのリディア巻、内心ずーっとビル主役の巻のほうが面白いのに残念、と思いながらの読了。時間がかかって乗りが今一つだ。中国系の人達の身びいき「血の掟」は脈々と続いていますな。合衆国南部の閉鎖性、露骨な差別、北部に対するねじれた敵意とか、本当に本当に嫌な空気ですが、たまにこのような内容を読まないと合衆国の分断と多様性を忘れてしまいますね。リディアとビルの唐突な関係変化にびっくり。待ちに待っていたのに過程が楽しめなかった・・・・もう少し読者サービスしてくれよぅ。  早くビルの次巻を出して!

  • tom

    ローザンさん。出版当時から追いかけていて、読メを始めて再読。2014年に短編を読んだ後、以来とんとご無沙汰してた。そしたら、新作が出たというじゃないですか。大喜びして図書館にお願いして、ようやく手元に届きました。昔懐かしのリディアとビルがそのままこの本に現れてる(気のせいかもしれない。以前の二人は、もっと恰好良かったような)。ということで、再開を楽しみながら読了。ちなみに、書名は、ミシシッピ(南)で育ったリディアの親戚筋の「子供たち」という意味。アメリカ南部の人種差別と生き抜くハードさが根っこに流れてる。

  • Mc6ρ助

    まさか続きが読めるとは思っていなかったリディア・チン&ビル・スミス・シリーズ、911、トランプ、#MeToo、BlackLivesMatterをおくびにも出さず、分断のアメリカを良質なミステリで描写してのけるS・J・ノーザンさん、最高です。今回長年の読者には思わぬプレゼントもありましたが、本シリーズ、まだまだ続くとのことで爺さまもまだまだへたばるわけにはいかないとつくづく思うのでした。

  • nagatori(ちゅり)。

    久しぶりの、久しぶりのリディアとビル!やっと手に取れました!お帰りなさいー!第一作の『チャイナタウン』が世に出たのが1994年(邦訳は1997年)、なんともう30年も経ってしまったのか…時を経て、少しずつ少しずつ関係を育んできたじれったい2人(笑)に、あのお母さんが背中を押したように見えたのは私だけでしょうか。ルネッタを訪問した時のエピソードが好き。そして気になるのは、ナマズのタコス。美味しい…らしい、けど想像がつかない。ナマズ!

  • かもめ通信

    8年ぶりの新作!?読者はすっかり歳をとったが、主役の二人は相変わらずで、変わったのは小道具として使われるテクノロジーだけなのか!と思ったら…あれ?そうでもないのかも!?このシリーズはやっぱり大好き。この先も順調に翻訳刊行されますように。

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