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その罪は描けない 創元推理文庫

S・j・ローザン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784488153168
ISBN 10 : 448815316X
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「証明してくれよ、おれが犯人だと」銃を持って私立探偵ビルを訪ねてきた男サムは言った。彼はかつての依頼人で殺人者。刑務所で画才を見出され、現在は画家として活躍中だ。記憶も証拠もないが、最近ニューヨークで起きた二件の女性殺害事件は自分の犯行だと主張するサムの話の真偽を、ビルは相棒リディアと調べだすが…。必読の現代ハードボイルド“リディア&ビル”シリーズ。

【著者紹介】
S・J・ローザン : 1950年ニューヨーク生まれ。様々な職業を経て、90年頃から書き始めたミステリで、ふたりの私立探偵、中国系女性のリディア・チンと白人男性のビル・スミスを生み出し、94年に発表した『チャイナタウン』を第一作とする長編や多くの中短編で活躍させている。『ピアノ・ソナタ』『天を映す早瀬』でシェイマス賞、『どこよりも冷たいところ』でアンソニー賞、『冬そして夜』でMWA(アメリカ探偵作家クラブ)最優秀長編賞を、「ペテン師ディランシー」でMWA最優秀短編賞を受賞するなど、現代を代表する私立探偵小説の書き手として高く評価されている

直良和美 : 東京生まれ。お茶の水女子大学理学部卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • NAO

    殺人の罪で服役中に画才を見出され美術関係者の後押しで仮釈放となったサムが未解決の殺人事件の犯人は自分だ言い、それを証明してくれと依頼。称賛されているサムの絵はほとんどの人が嫌悪感を抱く暴力的なもので、サム自身、自分の中に暴力性が潜んでいると思っているのだ。自分が人を殺したと言い、それを証明してくれと依頼するというのは、かなり変わった展開ではある。だが、それほど難しい話でもなく、文章も平易なのに、あまり読み進まなかった。私にとっては、ぐいぐい引き寄せられるものがなかった。

  • Mc6ρ助

    「南の子供たち」で久しぶりで読めたリディア&ビル、今回はWhoDoneItはなんとなく推定の範囲内だけど、依頼人の行動が予測不能にしてニューヨークの美術界が舞台でした。ビルのターンであるにも係わらずリディア母に1本な一冊でもありました。あとはFamily Business一つだと思っていたらThe Mayors of New York 2023/12/5に発売予定、S・J・ローザン御年73歳ますます頑張ってほしいのでありました。満足、満足。

  • tom

    なかなかユニークな設定。人を殺したと思い込んでいる依頼人。彼は警察に行き、人を殺したと訴えた。でも、殺人の詳細を語ることができず追い返される。困ってしまってビルに証明を依頼するという次第。設定はユニークだけど、設定の故かコメディタッチの進行。このことが、ミステリーとしての残念な結果になったのではないかという読後感。このシリーズ、ずっと読んできて、久しぶりの新作だから期待は大きかった。でも、ちょっと残念だったかもという読後感。

  • まぶぜたろう

    私はやはりインタビュー小説としてのハードボイルドが好きだと改めて感じた。本格とは異なる、余地を残した会話にワクワクする。■しかし本作はあまりにコージー。奇矯な登場人物とアメリカンジョークを連発する饒舌な探偵、整っているだけの謎解き、被害者が単なる記号でしかなく、結構な連続殺人であるにも関わらず緊張感のないぼんやりした展開が続く。この手を好む向きもあろうが私は嫌いだ。■リディアが主人公の時はコージー、ビルの時はハードボイルドという体裁だったシリーズだが、長いブランクを経て一体どうしちゃったの?(○○◯●●)

  • kyoko

    第一作目刊行からもう30年になるのか。昨年一作目から全部再読したので、新作がひとしお嬉しい。ニューヨークはアートの街。このシリーズでも何度か美術関係のテーマがあったと思う。この度はとんでもない依頼。ぶっ飛んだ人たち。その中で正真正銘のクレイジーな人物。いや面白かった。ビルとリディアの関係は深まり、さらにリディア母との関係も変化してきてさらに面白くなってきた。次作が待ち遠しい。

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