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闇より暗き我が祈り ハヤカワ・ミステリ文庫

S・a・コスビー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784151865015
ISBN 10 : 4151865012
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

白人の父と黒人の母を持つ私立探偵ネイサンは牧師殺害事件の調査に乗り出す。彼は事件の鍵を握るUSBを手に入れたことで命を狙われ‥‥

【著者紹介】
S.A.コスピー : 米国ヴァージニア州出身。クリストファー・ニューポート大学で英文学を学んだのち、警備員、建設作業員、葬儀社のアシスタントなど様々な職業を経て作家になる。2019年『闇より暗き我が祈り』(本書)で長篇デビュー。第二作『黒き荒野の果て』(20)、第三作『頬に哀しみを刻め』(21)のどちらもアンソニー賞、マカヴィティ賞、バリー賞の三冠を達成。『頬に哀しみを刻め』と第四作『すべての罪は血を流す』(23)はMWA(アメリカ探偵作家クラブ)賞長篇賞最終候補作となった

加賀山卓朗 : 1962年生、東京大学法学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • W-G

    今になって出たデビュー作。後の作品にあるような重厚なテーマは持ち合わせていないが、その萌芽は至るところに感じられる。何より主人公ネイトの人物造形が出色の出来。影のあるタフガイもいいが、こういう人物も描けるのかと新鮮な驚き。口の減らない軽妙な語り口が楽しくスルスル読み進められる。元保安官とはいえ、葬儀屋の社員が事件を捜査し始める必然性は少し弱く、最終的な犯人役の登場させ方なども稚拙に感じるものの、とにかくネイトのキャラが立っていて、ひょっとしたら今まで読んだコスビー作品で一番好きかもしれないほど。

  • ナミのママ@低飛行中⤵️🏥

    主人公は海兵隊員、次に保安官補、現在は葬儀社で働くネイサン。白人の父と黒人の母はすでにいない。その事件が原因で保安官事務所を辞めている。作者の作品に一貫している黒人問題は変わらず、そして今作は暴力がかなりをしめている。死んだ牧師の調査を引き受けたことから明かされるのは、腐った保安官事務所と吐き気をもよおす牧師の実態。無敵とも思えるネイサンの暴力と下半身のタフさに笑いも加わりサクサク読める。が、後の受賞作ほどの重厚感は感じられず、ストーリーを楽しむ作品に思えた。

  • タツ フカガワ

    元海兵隊員であり元郡保安官補の経歴を持ち現在葬儀社に勤めるネイサンのもとへ、イーソー牧師死亡の真相を探ってほしいと信徒から依頼がある。かつて富豪の息子が起こした両親の死亡事故をもみ消した郡保安官事務所は、この事件でも動いていなかった。こうした因縁のあるネイサンは、やがて意外な真相にたどり着く。全編ひりひりするような緊張感のなか描かれる性と暴力と家族愛に魅了されました。とくにハードボイルドなネイサンと相棒スカンクにはもう一度会いたいものです。面白かった。

  • オーウェン

    S・A・コスビーのデビュー作品。 過去の3作に繋がるような重厚さや差別意識は薄いが、作風は似ており、犯人が誰かというミステリ要素が強い。 殺された牧師の真実を知るため、捜索を依頼された葬儀社のネイト。 警察やらギャングやらが入り乱れる世界であり、ネイトは常にケンカを吹っ掛けるような言動。 なのですぐに暴力沙汰になるし、決定的な証拠を握ってからは命の危険まで。 ハードボイルドとして楽しめたが、やはり過去3作のような重さをコスビーには求めてしまう。

  • stobe1904

    【S.A.コスビーのデビュー作】南部の田舎町でいとこが経営する葬儀社で働く元保安官補のネイサンだが、殺害された牧師の葬儀を担当するネイサンだが、教会信者の女性から殺害事件の調査を依頼されたが…。ハードボイルド調のクライムノベルで家族や血の絆を重んじる建付けは既出作品と同じ構図。友人でもあり殺し屋でもある頼りがいのあるスカンクの存在やコミカルなジョークなど新鮮味も感じる。ハズレがなく、目が離せない作家の一人。今年のミステリランキング入りが期待される作品。★★★★★

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