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音楽は自由にする 新潮文庫

Ryuichi Sakamoto

User Review :4.5
(3)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784101291222
ISBN 10 : 4101291225
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2023
Japan

Content Description

「あまり気が進まないけれど」と前置きしつつ、日本が誇る世界的音楽家は語り始めた。
伝説的な編集者である父の記憶。ピアノとの出合い。幼稚園での初めての作曲。高校での学生運動。
YMOの狂騒。『ラストエンペラー』での苦闘と栄光。同時多発テロの衝撃。そして辿りついた新しい音楽――。
華やかさと裏腹の激動の半生と、いつも響いていた音楽への想いを自らの言葉で克明に語った初の自伝。

【著者紹介】
坂本龍一 : 1952‐2023。東京生れ。東京藝術大学大学院修士課程修了。1978年『千のナイフ』でソロデビュー。同年、YMOの結成に参加。’83年に散開後は『音楽図鑑』『BEAUTY』『async』などを発表、革新的なサウンドを追求し続けた姿勢は世界的評価を得た。映画音楽では『戦場のメリークリスマス』で英国アカデミー賞音楽賞を、『ラストエンペラー』でアカデミー賞作曲賞、ゴールデングローブ賞最優秀作曲賞、グラミー賞映画・テレビ音楽賞など多数受賞。環境や平和問題への言及も多く、森林保全団体「more trees」を創設。また「東北ユースオーケストラ」を設立して被災地の子供たちの音楽活動を支援した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

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そもそもは雑誌の連載インタビューで語られ...

投稿日:2021/04/25 (日)

そもそもは雑誌の連載インタビューで語られた半生を本にまとめたものですが、様々なメディアで紹介されたエピソードもご本人の言葉で述べられると説得力が違います。「ラストエンペラー」にまつわる話はページ数が相当割かれており興味深いです。また、9・11を目の当たりにした様子もご本人が撮影した写真とともに述べられています。

えせがっぱ さん | 岩手県 | 不明

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坂本龍一という天才の半生が音楽を中心に語...

投稿日:2021/04/13 (火)

坂本龍一という天才の半生が音楽を中心に語られている作品でした。YMOはどういう経緯で誕生したのかなど音楽好きにはたまらないエピソードが書かれています。

ヂユウ さん | 秋田県 | 不明

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坂本龍一さん関連の本は過去2冊ほど読んだ...

投稿日:2011/01/16 (日)

坂本龍一さん関連の本は過去2冊ほど読んだのですが、これは最も興味深い本でした。ほぼ同世代である坂本さんの人生に感情移入できました。脚注が充実している点も感激。人脈の豊富さについては羨ましい限りで、自分の人生とその努力不足を寂しく感じてしまいます。

テリーヌ さん | 兵庫県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ヴェネツィア

    坂本龍一の自伝。文体からすれば、どうやら聞き書きのようだ。彼が生まれた1952年から2001までを語っている。これを読んでいて思うのは、学校教育がはたしてどれだけ役に立つかということ。坂本龍一は高校あたりから、ろくすっぽ授業に出ていない。芸大時代も音楽学部にいるよりも美術学部とジャズ喫茶に入りびたり、大学院でも卒業製作くらいしかこなしていない。もっとも、幼少期から蓄積された音楽的教養は十分に彼を涵養したようであるが。また、この人は音楽仲間にも恵まれ、海外からも早くから認められるなど順風満帆な音楽家⇒

  • ねこ

    大好きな坂本龍一の自伝。幼い頃からやはり天才だったと実感。幼少期、学生期、青年期、熟年期の写真も掲載。坂本龍一がどんな下地で、何を考え、何を感じ、その時期、どんな気持ちで楽曲を書いたのかが理解できました。わたしがよく聞くenergy flowは5分くらいでサラサラっと作ったとあり、更にどうして売れたのかわからないと…ビックリです。YMO時代には他のメンバーと色々あった事はよく知っていますが、本人目線からはこう考えていた事も知れて納得です。教授の曲を再度、聴きたいと感じました。ご冥福をお祈りします。

  • サンダーバード@永遠の若者協会・怪鳥

    (2023-53)坂本龍一さんの自叙伝。YMOの音楽に初めて出会ったのは二枚目の「Solid State Survivor」が出た頃だった。面白いというか、ポップスしか知らない私には衝撃的だった。坂本さんのこれまでの履歴を読むとクラッシックをベースに現代音楽、POPS、ROCK、JAZZ色んな音楽が彼のベースになっている事がわかるし、その度に多くの人との出会いがあったのだなぁと思った。ラストエンペラーのサントラの陰にはあんな苦労があったとは!もう彼の作る新しい音楽が聴けないと思うと残念でならない。★★★★

  • kokada_jnet

    2009年刊行の坂本龍一の自伝的な本。「エンジン」編集長の鈴木正文によるインタビューが、2007年から同誌に連載されたものをまとめたもの。『ラストエンペラー』についての話が面白く。当初は坂本演じる甘粕正彦がハラキリする予定だったのを、「ハラキリなら自分は降板する」とまでいってベルトリッチを説得した。また、映画の音楽を担当する予定はまったくなく。撮影終了から半年たって、プロデューサーのジェレミー・トーマスに突然、頼まれ、中国音楽についての知識も事前にまったくないまま俄か勉強で、2週間で音楽制作させられた。

  • 優希

    まさに音楽の申し子という印象を受けました。音楽の才能と深い探究心で音楽と関わっていたのですね。YMOとして、ソロとして名曲の数々を残してきた坂本教授。もう新たな曲を聴くことができないのが残念でなりません。ご冥福をお祈り致します。

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