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歌うクジラ 上 講談社文庫

Ryu Murakami

User Review :4.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062776752
ISBN 10 : 4062776758
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2013
Japan

Content Description

聖歌を歌うクジラが発見された100年後の日本。不老不死遺伝子を巡り、少年の旅が始まる。第52回毎日芸術賞受賞

【著者紹介】
村上龍 : 1952年、長崎県に生まれる。武蔵野美術大学中退。’76年に『限りなく透明に近いブルー』で群像新人文学賞、芥川賞を、’81年に『コインロッカー・ベイビーズ』で野間文芸新人賞、’96年に『村上龍映画小説集』で平林たい子文学賞、’98年に『インザ・ミソスープ』で読売文学賞、2000年に『共生虫』で谷崎潤一郎賞、’05年に『半島を出よ』で野間文芸賞、毎日出版文化賞、’11年に『歌うクジラ』で毎日芸術賞を受賞。小説、エッセイにとどまらず「TOPAZ(トパーズ)」などの映画製作や、サッカー、国際政治、経済に関する著作など、あらゆるジャンルで旺盛な活動を展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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不老不死の遺伝子を発見した未来の小説 人...

投稿日:2021/04/25 (日)

不老不死の遺伝子を発見した未来の小説 人間のランクなども分けられていてすこし恐怖を感じました。読み応えあり楽しめました。

まつ2020 さん | 大阪府 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • NAO

    再読。近未来の日本。国民は、最上層、上層、中間層、下層、最下層とレベル分けされていて、最上層の人々以外の他の階級の人々は、自分たち以外の階級の人たちの存在も知らされず、決められた地域で決められた生活だけを繰り返している。彼らは食品に混ぜこまれた薬剤で精神コントロールされている。その最下層地区に住むアキラが、ある使命を授けられ、居住区を脱出。次々と明らかになっていく異様な世界の全体像。アキラはどこに向かっていくのか。

  • 眠る山猫屋

    大好物なディストピア・ロードノベルなのに手こずってる…。陽気な(?)タイトルに反して、絶望しかないミライだからかなぁ。そもそもクジラから発見された不老不死遺伝子≠ニいう原点以外、クジラは出てこないしさ。冒険というより逃避行な前半は、異文化ディスコミュニケーション表記に辟易し、中盤以降になってようやく波に乗れてきた感じ。助詞が混乱し、敬語が経済活動的に無駄として排除された未来というのは、考えてみれば面白い。色々な美しき日本文化≠喪失した時代を主人公アキラは生きているのだなぁ。

  • ソラ

    普段は読んでない作家さんだけれどもタイトルと舞台設定がおもしろそうだったので購入。やっぱり村上龍さんの他作品を読んだときも思ったけど字が詰まってて読みにくいのは相変わらず。むやみに行間増やせとは言わないけどさ

  • 501

    不老不死の遺伝子を発見した未来のディストピア小説。文化経済効率化運動により超格差社会が生まれ、階層の住み分けこそが社会の平安を築くという世界。この全体主義的な情報の統制は"一九八四年"や"すばらしい新世界"にも通じる。主人公はある目的を成すため最下位層の"新出島"から脱走し上層部を目指す。上巻は下、中階層までで、下巻で到達する上層部がどのように描かれるのか楽しみ。敬語の喪失、棒職の普及、助詞を崩した会話などが成立した理屈が力技なのは村上龍ワールド。不老不死の遺伝子の発見元が聖歌を歌うクジラなのも龍らしい。

  • James Hayashi

    毎日芸術賞受賞作。近未来的でありながら面白みがわからないし、残念ながらついていけませんでした。

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