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小泉八雲と怪奇バスターズ

Ryou Komae

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784652207093
ISBN 10 : 4652207093
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
もなか ,  

Content Description

小学校6年生の勇輝(ゆうき)と世志斗(よしと)は、怪談動画をつくっている。コンビの名称は「怪奇バスターズ」。でも、幽霊の撮影には成功していない。二人は、日本の怪談を研究しているソレガシさんと呼ばれる外国人と知り合う。ソレガシさんは「耳なし芳一」「むじな」「雪女」など、小泉八雲の有名な怪談を語ってくれる。なぜか、怪奇バスターズの周囲では、小泉八雲の<現代版>ともいえる怪奇現象が起こっていた。「芳一」のように墓場で楽器を演奏する少年が登場したり、「ほうむられた秘密」のようにタンスの前に幽霊が現れたり・・・。

【著者紹介】
小前亮 : 1976年、島根県生まれ。東京大学大学院修了。専攻は中央アジア・イスラーム史。2005年に歴史小説『李世民』(講談社)でデビュー

もなか : 青森県生まれ。イラストレーターズ通信会員。書籍の挿絵、漫画、ミュージックビデオのイラストレーション、インディーゲーム開発など幅広く活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • keisuke

    こういう小前亮さんの作品を待ってた。児童書では大河ドラマに合わせた歴史小説が多いけど、テーマは大河ドラマとかにして思い切り児童作品書いてほしいと思っていた。小学6年生の二人が、公園で紙芝居をしているギリシャ人のソレガシさんと交流しながら、身の回りで起こる少し不思議?な幽霊が関わる事件を解決する話。ザ・児童書でとても読みやすく、小泉八雲への入り口として興味も湧く、面白い作品だった。娘にも読んでもらいたい。

  • 菱沼

    タイトルで、テレビ番組に阿って売れる本にしようという目論見かと思ってしまい、読んで反省した。主人公のふたりの少年の性格がいいし、特に単純キャラの勇輝が発するたくまざる言葉に作者のセンスを感じる。五つの短編から構成されているが、どれも『怪談』と似ているようで見事にオリジナルだ。狂言回しというか、少年たちの指針ともなるギリシャ人「ソレガシさん」は、ちょっといかにもな感じがするけれど。でも、彼が怪しくない外国人の立場を得るために、髪と目の色を変えたというところはある真実を突いているようで心が痛い。

  • 📖®書店員🍵

    『怪談』が町をジャックした!? 主人公たちは階段動画を作っていますが、なかなか幽霊は映らない……。そんなとき、日本の怪談を研究している「ソレガシさん」と知り合う。そしてとある怪談を知る。 都市伝説は今でも地域差はあれど大元は同じであろうお話が年代を超えて語り継がれていますが、怪談話とて同じことで、過去の話を知った主人公たちの周りでは不思議なことにそれら怪談の現代版らしき不思議な現象が起こり始める、今と過去を、人間と幽霊を繋ぐちょっと不思議で面白いお話。

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