Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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• JACK

  読了日：2025/06/29

  ☆ 日本の10年後を見据えた夢を描く浅見と北条。しかし、その夢を握り潰そうとする民自党幹事長の伊佐岡。40年続いた民自党の政権は盤石の組織票と国民の投票率の低さに支えられていた。伊佐岡は自らのスキャンダルは他人に押し付け、浅見と北条の弱点を探る。大きく動き出した状況の中、北条は奇策に出るが、それは浅見と北条が共倒れする可能性もある諸刃の剣だった…。次から次へと難問が起こり、どう乗り越えるか考えさせられますが、予想を越える対応の仕方に圧倒されます。やはり何度読んでも面白い。オススメです。

• まちこ

  読了日：2024/01/22

  北条と浅見の関係は表に出、浅見は議員辞職。伊佐岡幹事長の勝利かと思われたが神戸山王会の伊吹が解散総選挙をしなければ今までの政治家の裏との付き合いを公表すると脅し、物語は選挙戦へと収斂する。以下好きな台詞、一票が欲しけりゃ土下座しろとヤクザの北条陣営に迫る一般人に「あんたらの一票は候補者に与える一票じゃない、あんたらの考え、日本人の考えを示す一票なんだ」「極道を他の日本人と同じ船に乗せたい」「オレとかおめェはな、馬鹿なんだよ…頭ァ間違ったら馬鹿のままの死に方で終わる」

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