3 宗教治療・教育・人生 人智学のパースペクティヴ

シュタイナー最晩年の治癒論・教育論。私たちの内なる教師・医師・牧師に呼びかける「人間の全体性」に基づいた、かけがえのない人生のケア論。「牧師と医師の協働」（全11講、1924年）、「教えることと生きること」(全5講、1924年)。自由と愛の人智学の精華。

【著者紹介】
ルドルフ・シュタイナー : １８６１‐１９２５。ハンガリーのクラリエヴィェベック（現クロアチア）に生まれる。ウィーン工科大学卒業。ゲーテ学者、哲学者として活躍した後、１９０２年、神智学協会ドイツ支部書記長に就任。１９１３年、神智学協会を離れ、人智学協会を設立。霊学的観点から新たな総合文化の必要性を説き、その影響は宗教、芸術、教育、医療、農法、経済など、広範な分野に及ぶ。１９２５年、スイス・ドルナハにて逝去。著書・講演録多数

高橋巖 : 東京、代々木に生まれる。慶應義塾大学文学部大学院修了後、ドイツに留学。ミュンヘンでドイツ・ロマン派美学を学ぶなか、シュタイナー思想に出会う。１９７３年まで慶應義塾大学で教鞭をとる（美学・西洋美術史を担当）。１９８５年、日本人智学協会を設立。２０２４年３月３０日、逝去

飯塚立人 : 京都府生まれ。高橋巖著『神秘学講義』に出会い、シュタイナーを知る。京都教育大学で教育哲学を専攻。１９８４年より高橋巖人智学講座を受講。１９８９年に渡米。スタンフォード大学教育大学院博士課程でネル・ノディングズに師事し、ケアリングの倫理を学ぶ。１９９１年より日本人智学協会会員。ケアリング人智学・シュタイナー研究（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）