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孤独なボウリング 米国コミュニティの崩壊と再生

Robert D. Putnam

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784760129034
ISBN 10 : 4760129030
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2006
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

強いアメリカを支えた市民的つながりの減少は、いつ・どこで・なぜ起こったのか。様々な人と人のつながり=「社会関係資本」が、幸福な暮らしと健全な民主主義にとっていかに重要かを明らかにした全米ベストセラー。

【著者紹介】
ロバート・D・パットナム : 1941年米国ニューヨーク州ロチェスター生まれ。1970年にイェール大学で学位取得。ミシガン大学を経て、現在ハーバード大学教授。この間ハーバード大学ケネディ行政大学院学長、米国政治学会会長等を歴任した。比較政治学、国際関係を始め広範な領域で多数の編著書、論文を発表している

柴内康文 : 1970年千葉市生まれ。1994年東京大学文学部卒、1999年東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得。現在同志社大学社会学部助教授。専門はメディア論・コミュニケーション論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • たばかるB

    アメリカの1960年からの政治変化の変わりようを人々の生活や思想の変化の指標をもとに見ていく。戦後は確かにアメリカの経済優位によるリベラリズムの増進が物質主義的な側面を加速させたが、その中でも特に生活を変える要因となったのはテレビの普及と世代間の断絶だったらしい。この辺のデータは選び方や分析の仕方も含め参考になる。今後の民主主義についてトクヴィルを引用しつつ懸念して本を締めている。

  • 白玉あずき

    原著2001年刊で邦訳は2006年。今頃「社会関係資本」という言葉に反応する自分も、いいかげん感度が鈍いなあ。「流動化する資本主義」に比べれば圧倒的に専門性が低くて読みやすく、なんとか最後までこぎつけた。でも順番に読めばよかったなあ。「ソーシャル・キャピタル」という言葉より、「社会関係資本」というこなれた日本語が定着したようで大変よろしい。ダンバー数くらいの小さなコミュニティに帰属して、安心して支えあうという構造が「人の幸せ」なのかも〜と思いながら読んでいたが、そのような社会的コミュニティの不自由さ閉

  • ぽん教授(非実在系)

    社会関係資本が高い地方は平均寿命も高いし犯罪率も低いし暴力性も低いし教育格差も少ないし経済も成長する、そして社会関係資本は自由や平等と両立する、という主張を恐ろしいまでの量のデータを用いて証明していく。論旨自体はシンプルでグラフもたくさんあるので読みやすい。 データの使い方が少し強引なところもあるが、マディソン・ハミルトン→トクヴィル→リップマン・デューイ→ダールと続いてきたアメリカの中間団体論の王道を貫く流石は名著であり、あらゆる社会関係資本研究は本書を批判的に検討するところから始めないといけないだろう

  • スターライト

    パットナムは『哲学する民主主義』でイタリアの政治体制とソーシャルキャピタルについて考察したが、本書ではアメリカの社会関係資本について幅広い領域のデータを駆使して分析。本文を読む前に訳者あとがきにある本書の構造図(572ページ)を見た方が、全体をつかむのに有効かもしれない。20世紀の最後の四半世紀の社会関係資本の急減の打開を、ほぼ1世紀前の出来事にそのヒントを求めたことに驚き。パットナムは問題点を鋭く指摘しているが、コミュニティ再生の処方箋については手がかりを与えているだけで、さらなる研究が必要だろう。

  • 富士さん

    聞いていた以上の名著でした。確かに本書の根本には、典型的な自次世代中心主義を感じますが、一見関係のないような膨大なデータを収集し、解釈することによって、ひとつの傾向を浮かび上がらせる工夫と手間並大抵の苦労ではなく、敬服しかありません。これは、意見を異にする人たちへの誠実な態度の現れであると思います。若いだけで何でも喚けると思っているかのような「若害」よりも、この種の「老害」の方がはるかに尊い。たとえ内容に反対でも、責任を持って人に何かを伝えようと思っているならば、本書へのリスペクトはあってしかるべきです。

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