Books

明日をこえて 扶桑社ミステリー

Robert Anson Heinlein

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784594089252
ISBN 10 : 4594089259
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

アメリカ合衆国は占領された!世界侵略をつづけてきたパンアジア帝国によって、政府中枢は壊滅、全土が一気に制圧されたのだ。だが、ロッキー山脈の奥に、精鋭の科学者たちが集う軍の秘密基地があった。いまやここが唯一の希望となったのだ―が、予想外の実験事故で壊滅に近い状態に陥っていた。そして、それこそが、逆襲の切り札となる大発見だった!ひと握りの軍人と科学者は、苦闘しながら反撃計画を作りあげていくが…巨匠ハインラインが遺した問題作、邦訳。

【著者紹介】
ロバート A ハインライン : 1907‐1988。米ミズーリ州に生まれ、海軍兵学校を経て士官となる。結核により34年に軍を除隊。以後、職を転々としながら政治家を目指すも州議会議員に落選。その後、作家に転じ、39年にSF作家としてデビュー。41年に本書を雑誌連載(単行本は49年出版)。SFジャンルを代表する作家となり、ヒューゴー賞長編賞を4度受賞した

内田昌之 : 1961年生まれ。翻訳業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 鐵太郎

    目のつり上がった馬鹿で愚かなパンアジア帝国に征服されたアメリカを救うのは、われら正義の白人男性6人である! というわけで生き残った米陸軍情報部アードモア少佐は、石頭な科学者たちや怪しげな経歴の男たちを軍人として指揮下に置き、この少数で邪悪なアジア人を太平洋の彼方へ追いやる戦いに身を投じます。まあ黄色い奴等にも仲間になれる者はいるし、白人男にも馬鹿もいる。しかし彼は不屈の精神で彼らを取りまとめ、人種を選別して殺戮する兵器を手にして怪しげな宗教まででっち上げて戦い抜きます。ところがこれが、意外に面白い。

  • しましまこ

    書店で思わず「なんじゃこりゃ!」私だけじゃないよね。ハインラインの新作?扶桑社?問題作ついに邦訳!!未訳本があったのねと即買いしたものの、納得の未訳。アメリカがパンアジア帝国に制圧された最後の砦、残るは緊急研究所に残された7人…若い頃の作品。のっぺり顔とか、黄色いヒヒどもなんて読んでると悲しくなったよ。

  • 本の蟲

    今回初めて邦訳されたSF巨匠の問題作。パンアジア帝国に敗れ、全土を占領されたアメリカ合衆国。しかしロッキー山脈奥深くに残された6人の科学者による反撃計画が始まる。黄色い猿どもには理解できない超科学と、アジア人のみを殺す殺人装置で合衆国を解放せよ、というオイオイな内容。申し訳程度にアジア系2世の悲劇?が描かれるが、黒人にいたっては言及すらされていない。白人にあらずば人にあらず、な当時の価値観が伺える作品。今さら腹も立たないが、いまだに太平洋戦争を、邪悪な帝国との正義の戦争って考えている欧米人の感想聞きたい

  • roughfractus02

    原題Sixth Columnはスペイン内戦時に敵中のスパイをfifth Columnと呼んだのに由来するという。四億のパンアジア人に征服された6人のアメリカ軍人の戦いを描く本書は、1940年SF誌「アスタウンディング」編集長からアジア(日本)の脅威をテーマに長編を任された作者が、黄禍論をプロパガンダする近未来SFを書いたゆえに未邦訳だったという(1949刊)。が、新技術で敵を追い払う実戦と共に広告代理店出身の主人公がニセ宗教をでっちあげる情報戦を物語内でも描いている、という点が本書自身への皮肉にも見える。

  • スターライト

    アシモフ、クラークとならんで御三家と言われたハインラインの唯一残っていた未訳長篇。邦訳時、物議をかもした『宇宙の戦士』に見られるようにその思想的な背景には賛否両論あるが、その「否」の部分が大きいと判断されてきたからか本書はこれまで邦訳の機会が恵まれなかったが、さもありなん。原型は太平洋戦争勃発直前に雑誌掲載され、東洋人の扱いが極端に差別的だからだ。だが、一握りのアメリカ人科学者が主人公の軍人の指揮のもと、秘中の武器を駆使して反撃していく展開はデビューまもない駆け出し作家とは思えず、意外に読ませる。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items