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ルナ・ゲ-トの彼方

Robert Anson Heinlein

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784488618094
ISBN 10 : 448861809X
Format
Books
Publisher
Release Date
March/1989
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

●大森望氏推薦――「こんなのあり? 衝撃の結末に茫然自失。だまされたと思って読んでください」
●坂木司氏推薦――「ひどいよ、ハインライン…。青春叩き潰し系の成長小説。軽く鬱だが、それがいい!」

恒星間ゲートを利用して未知の惑星に志願者を送りこみ、回収のときまで無事生きていられたら合格――これが上級サバイバル・テストだ。ハイスクール生のロッドは両親の猛反対を押しきって、十数名のクラスメイトとともにゲートをくぐった。事故で回収が不可能になることなど、露ほども知らずに……。生存のための長い長い闘いがはじまった。巨匠にこの1作ありと語られる名編登場! 解説=大森望

R・A・ハインライン
アメリカの作家。1907年生、1988年歿。SF黄金時代の一翼を担い〈ミスターSF〉と呼ばれた。1956年に『ダブル・スター』で初めての、62年にはがらりと作風を変えた『異星の客』で3度目の賞を受けるなど、生涯に4度ヒューゴー賞を受賞した。また多感な年頃の若者を主人公とした『大宇宙の少年』『ルナ・ゲートの彼方』などの名作でファンの心をつかんだ。

森下弓子
(モリシタユミコ )
主訳書、タニス・リー「冬物語」「死霊の都」、メアリ・シェリー「フランケンシュタイン」、T・H・ホワイト「永遠の王」、デ・リント「リトル・カントリー」、ハインライン「ルナ・ゲートの彼方」「宇宙の呼び声」「ダブル・スター」。

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Book Meter Reviews

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  • スター

    面白かった。舞台は、未来。主人公のロッドは、ハイスクールの生徒。 彼は、他の生徒達と一緒に、上級サバイバル・テストに挑戦。 これは、恒星間ゲートを利用して超時空ジャンプして、未知の惑星に志願者を送り、回収時まで存命してたら合格というテスト。 が、転送され、他の惑星に送られた後、事故で回収が不可能になる。 宇宙版十五少年漂流記って感じの作品。 ハインラインは好きだけど、この作品は初めて読んだ。展開が読めず、登場人物も魅力的。ハインライン、あんたやっぱ最高だぜ!

  • miri

    未知の惑星でのサバイバル・テスト(生死を問わず)で事故発生、回収不可能になった学生達の漂流記。『夏への扉』がセンチメンタルな感情を刺激して、とても好きな作品なのですが、これはまた雰囲気が違い、若者の汗と苦労が染み出してくるような作品。手持ちの道具や食糧に限りがある中、知恵を絞り生き抜こうとする工夫に感心。あえて銃を持たずに行くことで、後ろにも眼があるような緊張感を保つというサバイバルの心得のようなものに痺れて読了(笑)

  • goro@the_booby

    サバイバルテストに参加し異星に飛ばされたロッド。ところが期日を過ぎても戻るゲートは現れなかった。仲間を探しコミュニティを作り始める。得体のしれない獣、多くなった仲間との関係に無法者の出現など、やっと体裁も取れてきたところだったが…。ロッドの姉貴が頼もしい!ナイフに名前を付けるほどの文化伝統があるのだな。俺もゲートをくぐるときはナイフを持っていこう。ラストも良い。映画「スターシップ・トゥルーパーズ」の俳優たちを当てはめて読んでおりました(^^♪

  • 佐々陽太朗(K.Tsubota)

    未来におけるハイスクールの最終試験。それは志願者が参加するサバイバル・テストであった。恒星間ゲートを利用した時空ジャンプで志願者を未知の惑星に送り込み、回収の時まで無事生き延びることが出来れば合格という命がけのテストである。ところがなぜか予定の時期に回収ゲートが開かず・・・という話の展開。なんとなく『十五少年漂流記』を想起させるようなSFであった。いくつになっても男はこういうのを好きなのですよ。存分に楽しみました。ただ、結末は想定外。ハインラインはどうしてこんな結末にしたのか。そこが謎といえば謎。

  • 催涙雨

    背景としてSF的道具立てがあるだけで基本的にはサバイバルもの。しかもこてこてのジュブナイル。テストが始まったばかりで個人的な範疇のハングリーなサバイバル生活が期待できる序盤はまだよかったのだが、十五少年漂流記に倣うようなありきたりな展開になるにつれてわたしの好みからはどんどん遠ざかっていった。ブラウンの死体を発見したりロッドが殴り倒されたりしたあたりではハイ・ライズみたいな精神の原始化が拝めるデスゲーム的な展開になるような予感さえあったのだが、結局はアメリカ人らしいフロンティア精神へと落ち着く。

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