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したかみ村の牧師さん

Roald Dahl

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784566014282
ISBN 10 : 4566014282
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2007
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

若いノリス牧師が初めて村の教会にやってきた時、村人たちは目を白黒させたり、おったまげたり。ノリス牧師は、ときどき言葉をさかさまに言っちゃうんだ。おかげで村はとんだ大混乱に…。

【著者紹介】
ロアルド・ダール : 1916〜1990年。イギリスの作家。サウス・ウェールズに生まれ、パブリック・スクール卒業後、シェル石油会社の東アフリカ支社に勤務。第二次世界大戦が始まると、イギリス空軍の戦闘機パイロットとして従軍したが、不時着し、長く生死の境をさまよった。戦後、この経験をもとにした作品で作家生活に入り、変わった味わいの短編小説を次々に発表して人気を確立。結婚後は児童小説も書きはじめ、この分野でも、イギリスをはじめ世界じゅうで評価され、愛される作家となっている

クェンティン・ブレイク : 1932年生まれのイギリスのイラストレーター。16歳のとき「パンチ」誌に作品が掲載されて以来、さまざまな雑誌を舞台に活躍。また、20年以上にわたって王立美術大学で教鞭をとるかたわら、R・ホーバン、J・エイキン、M・ローゼン、R・ダールなど著名な児童文学作家との共作も数多く発表し、ケイト・グリーナウェイ賞、ウィットブレッド賞、国際アンデルセン賞画家賞などを受賞している

柳瀬尚紀 : 1943年、北海道根室市生まれ。早稲田大学大学院博士課程修了。英文学者、翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ヴェルナーの日記

    著者の作品『へそまがり昔ばなし』や『こわいい動物』『まぜこぜシチュー』『ことっとスタート』と同系統に当たる言葉遊びの物語。ただ他作品と本作品との違いは、回文や倒語で作られた文章だったものが、”anagram”(アナグラム)という手法が加えられていて、より高度な技法を駆使している。物語自体はたわいのない(こう言ってはダールに失礼かもしれませんが)お話に対し、言葉遊びの手法が凝りに凝った(首が回らなくなるほどに)文章で構成している。アナグラムは単語や文の中の文字を入れ替えて全く別の意味にさせる遊び。しい

  • かごむし

    あの「フィネガンズウェイク」を訳した怪人・柳瀬尚紀訳。アナグラムがテーマだが、それを日本の作品であったかのように注もつけずに翻訳してしまう力量はやはりものすごいものがある(英語のアナグラムをそのまま翻訳しても意味をなさないから、本文の流れを壊さないような制限の中で、日本語でも使えるアナグラムで代替するっていうのは、さすが柳瀬尚紀という感じ)ただ、最初から日本語で書かれたものとして読んでも面白いかというと別に面白くない。もともと児童文学であるし、ダール好きでもない大人がわざわざ読むほどでもないという読後感。

  • けんちゃん

    読友さんのご紹介本。難読症って、ダールさんが作ったのかと思ったら、識字障害のひとつなのですね。勉強不足で恥ずかしいです。でもその障害をさらりと笑いと温かさで包んだ楽しいお話でした。何よりもアナグラム的ともいうべき言葉の入れ替えを日本語に組み換えた訳者のご苦労に拍手!大人足に、飛鳥山落ち…笑えました。クェンティン・ブレイクさんのイラストも楽しいです。

  • みーなんきー

    ロアルド・ダールの作品。難読症を克服したある牧師が、前任者を亡くした村に新しく派遣された。が、緊張のあまり、新たに言葉が入れ替わる病気にかかってしまう。しかも本人に自覚がない。英語の妙で、綴りが入れ替わる事で大変な失態をしてしまう事件が続くのだが、翻訳家泣かせだったのであろう。日本語では元の言葉と今の言葉が結びつかない。出来上がった文章も、どこがどんな風に失礼だったのか、がわかりにくい。子ども達が普通に楽しめる物語としてこの本を選択したなら、読後もやっとした感想を持った事だろう。

  • のこ

    これだけで読むなら面白いけれど、別訳と比べると差が明らか。同じ量を読んでるはずなのに、かかった時間と面白さが違います。前の感想で「言い間違いが巧妙」と言ってますが、今読むと「難解」です。すっきり終わらない…!

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