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フランス革命の女たち 激動の時代を生きた11人の物語 新潮文庫

Riyoko Ikeda

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784101048710
ISBN 10 : 4101048711
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2024
Japan

Content Description

永遠の名作『ベルサイユのばら』から50年を越え、今、新たな真実の歴史が詳らかになる――。ロココの薔薇マリー・アントワネット、美貌の画家ヴィジェ=ルブラン、暗殺の天使シャルロット・コルデー‥‥。美貌と愛によって、才気と知性によって、歴史の表舞台へと躍り出た女たちに寄り添い、その激しい人生を豊富な絵画と共に活写する。マンガでは語り尽くせなかったフランス革命の物語。

【著者紹介】
池田理代子 : 1947(昭和22)年大阪府生れ。漫画家、声楽家。東京教育大学(現・筑波大学)在学中の’67年に「バラ屋敷の少女」でデビュー。’72年に連載を開始した『ベルサイユのばら』が空前の人気を博す。’80年『オルフェウスの窓』で日本漫画家協会賞優秀賞を受賞、’95(平成7)年、47歳で東京音楽大学声楽科に入学。卒業後はソプラノ歌手として舞台に立ち、オペラの演出や台本も手掛ける。2009年、フランス政府からレジオン・ドヌール勲章を授与される。歌人としても知られ、’20(令和2)年に第一歌集「寂しき骨」を上梓(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • rico

    この表紙に即買いして積んでたけど、オリンピック開会式で生首抱えたアントワネット見て、読むなら今ってことで。(意味不明・・・(笑))あの革命期を生きた11人(1人は女装の男性)の人生を追いつつ池田さんが繰り返し語ったのは、この時代女性は人として認められておらず、人類史に燦然と輝く人権宣言の光も届かなかったってこと。その中であがいた女性達の多くはギロチンの露と消えたけど、次の時代への扉に手をかけたのでしょうか。「ベルばら」のオスカルが男として育てられた女性でなければならなかった意味。今更ですが腑に落ちました。

  • あっか

    文庫新刊。ベルばら作者池田理代子さんによる、フランス革命にて陰に陽に活躍した11人の女性の人生が綴られる。やはりマリーアントワネットの章は漫画以上にドラマティックで、読みながらかなり感情が入ってしまった。ベルばらは(幕末で例えると)どちらかと言うと幕臣側視点だけど、この1冊では、ベルばらでは物語上あまり語られなかった維新志士側視点がよく分かる!池田理代子さんの、女性への想いも乗っていて読み応えがありました。

  • 春霞

    女性の立場が革命の前後で全く変わらず、人権宣言の「自由と平等」を享受したのは、男性のみというのは驚きでした。常々、フランス国王の寵姫や愛人が〇〇夫人と既婚者ばっかりで、乱れた王室!と思ったのですが理由があったんですね。 本書にはもちろんマリー・アントワネットも登場しますが、母マリア・テレジアの政治的才能を少しでも受け継いでいたら、自身の運命もそして歴史も変わっただろうと思いました。池田氏はパリオリンピックでのマリーの扱いをどうご覧になったのでしょうか。また有名なダヴィッドの画「マラーの死」の話は、こわ!

  • チューリップ

    フランス革命の時代を生きた女性について紹介した本。革命で市民の自由を得ようとしていた人たちもそれが女性になると当たり前のように締め付けようとしているのが男性の身勝手さを感じたな。その中で自分の思うように活動したら捕まってギロチンになったり、簡単に人の生死を判断しちゃっているし結構怖い時代だよなと改めて感じた。池田さんはあとがきとかでも失礼な事言われた話を書いているし、他にも色々あったんだろうなと想像出来て、だからこそこの時代に生きた女性たちの気持ちも分かったんだろうなと思った。

  • 真朝

    知っている人もいれば知らない人もいました。 激動の血腥い時代の変動期を生きた女性達です。 一つ一つの章がそれほど長くないのも良かったです。ここから掘り下げて知りたいと思える本でした。 ベルばらからもう50年。子供の頃にアニメを観て、大人になって漫画を読んで、そこからマリー・アントワネットのことを掘り下げて知りました。

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