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歩道橋シネマ 新潮文庫

Riku Onda

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784101234243
ISBN 10 : 4101234248
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2022
Japan

Content Description

それは他愛のない噂だった。その日、その時間にその場所に行けば、かつて大事にしていた記憶に出会えると―。郷愁と不思議に彩られた表題作。学園のおぞましい秘密「球根」。偶然出会った光景が物語を生成する「皇居前広場の回転」。ある青年の死をめぐって驚愕の真実が明かされる「降っても晴れても」。憧憬、恐怖、諧謔、戦慄、衝撃、恍惚…あらゆる感情が押し寄せる小説の奇跡、全18話。

【著者紹介】
恩田陸 : 1964(昭和39)年、宮城県出身。早稲田大学卒。’92(平成4)年、日本ファンタジーノベル大賞の最終候補作となった『六番目の小夜子』でデビュー。2005年『夜のピクニック』で吉川英治文学新人賞、本屋大賞を、’06年『ユージニア』で日本推理作家協会賞を、’07年『中庭の出来事』で山本周五郎賞を、’17年『蜜蜂と遠雷』で直木賞と2度目の本屋大賞をそれぞれ受賞した。ホラー、SF、ミステリーなど、さまざまなタイプの小説で才能を発揮している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • mae.dat

    ショートショートと短篇の狭間にある位のものたちを、どどんと18話収録。収録数が多いですが、これと言った明確なテーマは無いのかなぁ。強いて言えば、一筋縄ではいかない、恩田ワールドを堪能する為の作品集と言った所でしょうか。あとがきにね、各話の解説や周辺情報を一言二言寄せてありまして。ネタバレも含むから読了後お楽しみ下さいと書かれてある。なので本編→あとがきと繰り返し読みましたが「ほーん、そうなん」って思う程度で、ネタバレっぽくは無さそうに思いましたけどね。でもこうした読み方は、丁度良かったかも知れませぬ。

  • 射手座の天使あきちゃん

    有象無象もページの足しと、あれもこれもの玉石混交 アンソロジーならともかくも、解説なければ意味不明 たかが 800円で完全無欠は望みませんが、せめて半分「さすが、お見事!」と言わせて欲しかったです。でもそれが恩田さんらしいかもですね <(^_^; 好みの短編は、「麦の海に浮かぶ檻」、肩の力が抜ける「楽譜を売る男」、脱力する「トワイライト」でした。(笑)

  • H!deking

    恩田さんの短編集。個人的な好みの問題ですが、正直どれもイマイチ刺さりませんでした。毒にも薬にもならない感じ。まあでも好きな人は好きだろうね、こういうの。

  • 眠る山猫屋

    久々の恩田陸さんの短編集、スピンオフも何編かあって、お得な気分♪更に執筆進行中の作品の序章的な作品もあるとか。とくに『はつゆめ』は良かったから、長編も読んでみたいなぁ。この本では、日常に紛れ込む“引っ掛かり”を描いた作品『線路脇の家』など、ちょっとした違和感から始まる物語群が良かったかな。『あまりりす』みたいなガチ・ホラーも好き。表題作『歩道橋シネマ』も、恩田作品の魅力である郷愁と懐古に満ちているようで、いいな。いずれも最後の一文が煌めいていた。

  • ばう

    ★★★色々なところで発表された短編を集めた作品集。やはりというか、怖い系の話が多めです。『あまりりす』はめっちゃ怖い。『麦の海に浮かぶ檻』を読んだら理瀬シリーズをもう一度読みたくなった、というか最近のものは未読だからまずそれを読まなきゃ。『春の祭典』は『spring』のスピンオフ。これも未読、早く読まなきゃ‼︎

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