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不連続の世界

Riku Onda

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784344015395
ISBN 10 : 4344015398
Format
Books
Release Date
July/2008
Japan

Content Description

音楽ディレクター塚崎多聞のフランス人の妻ジャンヌが突然、里帰りし、そのまま音信不通になって、そろそろ1年になろうとしていた…。「月の裏側」の塚崎多聞、再登場。詩情と旅情あふれる、恩田陸版「怖い話」。

【著者紹介】
恩田陸 : 1964年宮城県生まれ。早稲田大学卒業。92年『六番目の小夜子』でデビュー。2005年『夜のピクニック』で第26回吉川英治文学新人賞と第2回本屋大賞、06年『ユージニア』で第59回日本推理作家協会賞、07年『中庭の出来事』で第20回山本周五郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • はらぺこ

    2話目までは『月の裏側』に関係があるのかなぁと思ったが、3話目からは雰囲気が違った。 作品の発表順じゃなくて最後に『夜明けのガスパール』を持ってきてくれて良かったと思う。もし、発表順に収録されてたら、1・2と3・4の印象の違いは埋まる気がするけど主人公が同じである意味は無くなってたと思う。それに『月の裏側』を含めた不思議な世界が否定された気がしてたと思う。 できれば最後までチョット謎残しモヤモヤ系で行って欲しかったなぁ・・・。 『ガスパール』の毛の話はゾッとした。

  • おいしゃん

    最後まで、なんだこりゃ…とモヤモヤが消えぬまま読了。ミステリーのようだが、それにしては拍子抜けするようなカラクリだし、何か違う意味が隠されているのかとも思ったが、よくわからず。。。通勤で、半分寝ながら読んだせいもあるだろうが、そもそもこの文章が、その眠気を誘った感も否めない。

  • コス

    恩田陸さんの作品は初めて読みました。前々から気になってはいたのですが・・・これは塚崎多聞という主人公が登場するホラー要素ありの短編集ですね。 この本の評判を見てから読み始めたのですが、最後の「夜明けのガスバール」は感動でしたね。 他に気に行ったのはセイレンという謎の歌手が歌う歌を聞くと死にたくなるという「悪魔を憐れむ歌」です。 全体的にはさくさく読めて1話当りもそんなに多くないので読みやすい作品に仕上がっていると思います。

  • しろいるか

    個人的に最近の恩田作品、途中まで面白いけど結末がう〜ん・・ていうのが多かったが、この短編連作は着地点がしっかり決まってて面白かった。『月の裏側』を読んだのがずいぶん前なので多聞どんな人だっけ?と思いつつ読んだが、こんなに印象がつかみにくく姿かたちが薄いキャラだっけ?(その理由は最終話でわかる仕掛け)パッセンジャーという形容はぴったり。トラベルミステリというのも情緒があり、都市伝説的なぞわりとする怖さやどこか時間軸が狂ってる感覚が味わえるのも好み。『悪魔を憐れむ歌』『幻影キネマ』『夜明けのガスパール』が◎

  • mint☆

    「月の裏側」の多聞が再び登場する短編集。恩田陸流トラベルミステリー。恩田陸さんが実際旅をした地がモデルになっているらしい。不思議な話ばかりなんだけど、ゾワッとしたり、あー良かったと思う話もありで面白かった。多聞さんはやっぱり不思議な人。ラストは結構衝撃でした。

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