Street Talk

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近年クラブ・シーンでも再評価された“Feel Like Making Love”の大胆な日本語カヴァー“ひらめきラヴ”やエリック・ゲイルのソロ・アルバム「Ginseng Woman」収録曲“She is My Lady”に松本隆による日本語詞を乗せた“セクシー・ドライバー”を収録し、ブレッカー兄弟の参加などAORファンにとっても注目すべきトピックも満載の70’sジャパニーズ・シティ・ソウル未CD化アルバム大本命盤にして最高峰のクオリティを誇る作品が遂に待望の初CD化!これは大事件です!!

マーヴィン・ゲイを髣髴させる＜恋の嵐＞、滑るような16ビートのアーバン・ダンサー＜ワン・モア・ナイト＞あたりはまさに聴きモノ。いずれも42ndストリートの中核: 米倉良広（g）の作で、リエとの相性の良さを感じさせる。ちなみに前者を作詞した倉敷光はプロデューサー: 兼松光のペンネーム。後者はかの松本隆が詞を提供し、ブレッカー・ブラザーズが参加した。弟マイケルがサックス・ソロを吹いているが、マニアが多いブレッカー・ファンでも、これはあまり知られていないのではないか。 しかし白眉は、何と言っても2曲のカヴァーである。先に登場するのは、松本隆の日本語詞を乗せた＜セクシー・ドライバー＞。オリジナルは、スタッフの人気ギタリスト: エリック・ゲイルのソロ作『GINSENG WOMAN（夢枕）』の収録曲＜She Is My Lady＞で、そのアレンジャー: ボブ・ジェイムスにインスパイアされた旨が明記されている。兼松に拠れば、米倉はゲイルやコーネル・デュプリー、デヴィッド・T・ウォーカーといったR&B系のセッション・ギタリストが大好きだったとか。次曲＜あいつは特別＞も、モロにスタッフ（ゲイルやデュプリーが在籍したフュージョン・バンド）していて、その手のファンは思わずニヤリとするはず。 そして＜ひらめきラヴ＞は、ロバータ・フラックやマリーナ・ショウで知られる名曲中の名曲＜Feel Like Makin’ Love＞の日本語カヴァーだ。少々危なっかしいウィスパー・ヴォイスでこんなに艶っぽく歌われると、もうそれだけで満たされた気持ちになる。実際この曲は、クラブ世代の和モノ好きにはメロウ・アンセムとして知られ、彼女への再評価を進めるキッカケになった。〜解説より

RIE & STREET:
井田リエ: Vocals
米倉良広: Guitars
青木保: Fender Rhodes and Piano
今中孝: Bass
工藤昭一: Drums
園山光広: Sax

Produced and directed by: 兼松光
Assisted by: ピーター・バラカン
Basic arrangemens by: リエ&42ndストリート
Musical advisor: 乾裕樹
Executive supervisor: 福住哲弥、青柳茂樹
Co-ordinated by: 荒木鎮男
Engineered by: 山室久男、伊藤敦(M-5)、北島保則(M-6)
Mixed by: 兼松光、ピーター・バラカン、山室久男
Curring engineer: 富田忠男
Recorded at: 音響ハウス、ポリドール・スタジオ
Guest appearance: マイケル・ブレッカー、ランディー・ブレッカー、バリー・ロジャース (M-6)
村岡健(M-1、5、9、10)

All background vocals arranged by: 米倉良広
オリジナル・リリース: 1977年 POLYDOR / MR3074

解説: 金澤寿和
『Light Mellow和モノ669』掲載作品
世界初CD化
初回限定生産
アナログ・マスター・テープからの2012年24bit最新リマスター音源使用


(メーカー・インフォメーションより)