Respighi Lauda per la Nativita del Signore, Francesco Paolo Frontini, Puccini : Howard Arman / Bavarian Radio Choir

ハワード・アーマンとバイエルン放送合唱団によるイタリアのクリスマス

オットリーノ・レスピーギの『降誕祭のためのラウダ』は、中世イタリアの宗教詩人ヤコポーネ・ダ・トーディの同名の降誕劇を20世紀によみがえらせたもので、過去の芸術形式をたびたび探求し、ルネサンス音楽の編曲やグレゴリオ聖歌に基づく作品を手がけてきたレスピーギらしい作品です。3人の独唱者と室内合唱団のために書かれており、羊飼いの音楽を思わせる木管楽器群、4手ピアノ、トライアングルの伴奏が、クリスマスの奇跡をシンプルかつ印象的に描いています。
　フランチェスコ・パオロ・フロンティーニ[1860-1939]は、作曲よりもシチリア民謡の数々の編纂で知られており、1938年に出版された「Canti religiosi del popolo siciliano（シチリア民衆の宗教歌）」はピアノ伴奏による22曲からなる作品集。ハワード・アーマンはこの中からクリスマス向けの8曲を選び、合唱と器楽用に編曲しました。イタリアのマリア賛歌「O sanctissima（いざ歌え、いざ祝え）」は、ドイツ語圏で最も人気のあるクリスマス・キャロル『O du frohliche』の冒頭の旋律として知られます。こちらもアーマンによる編曲です。（輸入元情報）

【収録情報】
1. レスピーギ：降誕祭のためのラウダ (1928-30)
2. 伝承曲：いざ歌え、いざ祝え
3. フロンティーニ：シチリアのクリスマス・キャロル（シチリア民衆の宗教歌より）
　Canzonetta dei Pastori
　La nascita del Bambino Gesu
　Canzone di Natale
　Gesu Bambino
　La nascita del Bambino Gesu
　Litania e Pastorale della Cornamusa
　A Gesu Bambino
　Pastorale
4. プッチーニ：金色の夢
　編曲：ハワード・アーマン（2-4）

　シン・ウンギョン（ソプラノ：1）
　ルート・ヴォルペルト（アルト：1）
　アンドリュー・リプリ・マイアー（テノール：1）
　チェン・レイス（ソプラノ：4）

　ナタリー・シュヴァーベ（フルート：1,3）
　イヴァンナ・テルナイ（フルート：1,3）
　ラモン・オルテガ・ケロ（オーボエ：1,3）
　エマ・シード（コールアングレ：1,3）
　ヘスス・ビジャ・オルドネス（ファゴット：1,3）
　レイヤ・カラピス（ファゴット：1,3）
　アンドルー・フェランディス（打楽器：1,3）
　マックス・ハンフト（ピアノ：1,3）
　フリッツ・シュヴィングハマー（ピアノ：1,3）

　バイエルン放送合唱団（1-3）
　ミュンヘン放送管弦楽団（4）
　ハワード・アーマン（指揮）

　録音時期：2024年12月15日（1-3）、2016年11月26日（4）
　録音場所：ミュンヘン、バイエルン放送第2スタジオ（1-3）、Hilpoltstein, Stadtpfarrkirche（4）
　録音方式：ステレオ（デジタル／ライヴ：4）