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Residente

Residente

User Review :5.0
(1)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
542115
Number of Discs
:
1
Label
:
Format
:
CD
Other
:
Import

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

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Calle 13(カイエ・トゥレッセ)のResident...

投稿日:2017/05/29 (月)

Calle 13(カイエ・トゥレッセ)のResidente(レスィデンテ)こと Rene Perez Joglar(レネ・ペレス・ホグラル) の初のソロアルバム「Residente」…全13曲計54分… 先ず、 ざっと聴いての第一印象は、 Residente自身のDNA検査の結果に従って、 ルーツとなる(予想外に広範囲だった)各地を訪ねての、 音楽的交流や人的交流をしつつ… な世界旅行の果てに、プエルトリコに戻ってきて、のこの最後の13曲目 「Hijos Del Canaveral」 (イホス・デル・カニャベラル/Children of the Canebrake) を聴きながら、色々と想いを馳せると、 少し感動してウルウルってなっちゃったな… みたいな感じで、 ルーツを辿ると見えてきた美しくも興味深い全世界的繋がり… …ある意味ホントに人類皆兄弟、的な… …まぁ、兄弟は言い過ぎでも、人類皆親戚、なら言い過ぎじゃないのかも… 世間的には雑種よりも純血種のほうが価値が高い的な、 そんな価値観が支配的だったりもするけど… この13曲目のタイトル…雑木林的な子供達、雑種の子孫達、っていう意味… …ある意味、雑草魂、という解釈も出来るかも… で…妹iLeとのコラボ曲でもある…その美しいハーモニーを聴いていると、 …歌声的にも、メロディやリズム等の演奏要素的にも… 雑多に混ざった無価値な雑木林のようなアレでも、 それだからこそ、多くのものが交じり合ったからこそ、生まれた美しさも、 あるんだ…みたいな… そういうのが、感じられて…そう思うと、止め処なく、 涙が… 客観的には、1曲目から順に聴いてきて、 サイベリア(日本語的にはシベリア)から中国、 そして、アジアと欧州の境目のコーカサス地方、や西アフリカ地域、 そしてフランス等の西欧地域…とDNA的ルーツの地を辿り音楽的コラボを果たし、 再び故郷のプエルトリコに戻ってきて、 ソコで、このアルバム収録曲内では一番、今までのCalle 13の楽曲、 に近い曲が来ることで、 生物学的DNAを辿り旅をして得た音楽的DNAが結集して、 Calle 13の楽曲に繋がっている、 という感じの印象になるんだけれど…この最後の13曲目のには、 単純に「コレまでのCalle 13の楽曲」ってのとは違う、 もっと超越した何かが注ぎ込まれ組み込まれているような… そういう部分が感じられて… まぁ、個人的には、心の琴線にかなり触れたな…という感動が得られて… 買った甲斐があったな、 と。 …それはそうと、余談的に、 このResidenteのアルバムで興味が湧くのは、 プエルトリコ出身の彼だからこそDNAテストをした際に、 それだけ多様なルーツが見えてきたのか、 それとも、日本人の自分でも同じDNAテストをしたら、 そういう意外な場所にまで繋がってくるものなのか?っていう部分が、 凄く知りたいな、と思ったというか… 誰か日本のアーティストでも、そういう同じ様にDNAテストをしてみて、 まぁ、その結果が、日本や東アジア地域程度に限定されるような、 意外性のない想定内の範囲のアレだと仕方ないけど、 想定外に、欧州地域やアフリカ地域由来のDNA要素も多く含まれてたり、 ってことなら、Residenteと同様なDNAルーツを巡る旅をしてみても、 また違う面白い音楽的交流が出来て、 面白いものが生まれるかも知れないのにな、と… そんなことを思ったり。 …さて、 自分が毎週聴いているNPRのAlt.Latinoで先月4月上旬に 「Guest DJ: Residente On Life And Music After Calle 13」 という、ResidenteをゲストDJに迎えての放送回があり… ちょうどこのアルバムが発売になった翌週くらいの放送で、 このアルバムの制作経緯みたいな部分や、 サイベリアのトゥヴァ共和国や、 アジアと欧州の境目地域であるコーカサス地方や中国、アフリカ他、 自分のDNAテストで示されたルーツの場所を旅して曲を創り、 ソレをフィルムに収めアルバムとドキュメンタリー映画が完成した… っていう話を聴いて興味が湧いて、 是非買いたい、と思って即買うことに自分は決めたんだけど… 29分ほどの放送時間内で、 興味深い会話の合間にこのアルバムの収録曲が5曲… 放送内での紹介順で、 2曲目「Somos Anormales」(ソモサノルマレス/We Are Abnormal) 8曲目「Guerra」(ゲラ/War) 4曲目「Una Leyenda China」(ウナ・レィェンダ・チナ/A Chinese Legend) 7曲目「Desencuentro」(デセンクェントゥロ/discord , failure to meet) 10曲目「La Sombra」(ラ・ソンブラ/The Shadow) …という5曲が、ほぼフルコーラスで紹介されているので、 この放送を聴いて何かしら興味が湧くとか惹きつけられるモノを感じた人なら、 100%買って間違いのない、ハズレなく満足出来るアルバムだと思う …ってことで、 ここで、必聴のオススメ放送として言及しておきます。 まぁ、ここで文字でアレコレ書くより、 実際に曲と本人の生の声を聴いたほうが早くて確実だと思うんで。 …ってことで、このアルバムの全13曲計54分で、 世界一周ってわけにはいかないけど、 シベリア、中国、西アフリカ、アジアと欧州の境界地域、 西欧…そしてプエルトリコやNYで最終的にCDを仕上げているわけで… ちょっとした、音楽的世界旅行…または音楽的交流旅行… を満喫出来る作品になっていて… コレまでのCalle 13の音楽のルーツを別観点から辿り探る旅でもあり、 同時に新しいモノを生み出す旅でもあり… 興味深い、いい作品を入手出来てよかったな、というのが正直なところ。 日本で公開される日が来るのかは分からないけれど、 このアルバムの旅のドキュメンタリー映画も、日本でも公開されるのなら、 是非、観に行きたいな… と、個人的には、ソレも楽しみに心待ちにしています。 …最後に一言… やっぱ、Residenteは、歌声も見た目も生き様も、カッコイイな、と。

♂猫Junn-Junn さん | 東京都 | 不明

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