Books

演芸写真家

Renji Tachibana

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784096825020
ISBN 10 : 4096825026
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2025
Japan

Content Description

演芸写真を撮り続けて30年の集大成

1989年、パルコ・ギャラリーが主催する『期待される若手写真家20人展』に選出され、気鋭の写真家に数えられていた橘蓮二さんですが、その後、自らの道を見いだせなくなっていました。そんなときに出会ったのが寄席演芸の世界です。
「この世界こそ、自分の生きる場所だ」。そう直感した蓮二さんは、上野鈴本の席亭に直談判して、楽屋や高座の撮影の許可を得ます。1995年のことで、先代小さんも志ん朝も健在でした。
以来、落語をはじめとする演芸の世界を撮り続けて30年。あえて舞台袖から撮ることで、暗いバックのなかに演者の孤独と気高さを浮かび上がらせる。蓮二さんの手法は落語ファンのみならず、演者からも大きな信頼を得ています。
本書は、蓮二さんの、演芸写真を撮り続けて30周年を記念する写真集です。30年前の上野鈴本の楽屋から、志の輔、一之輔、神田伯山、桂二葉ら旬の演者まで、蓮二さんが切り取ったそれぞれの表情を主体に、蓮二さん本人のエッセイを随所にはさんでいます。
蓮二さんが創りだした演芸写真の世界と、蓮二さんの演芸愛を堪能できる写真集です。

【編集担当からのおすすめ情報】
演芸の世界に出会い「これが自分の生きる道」と直感した蓮二さんですが、その思いは写真にも表れています。暗いバックにライトを浴びて浮かび上がる演者の背中。そこには演者の孤独が刻印されています。
落語も講談も、たった独りで演じる芸。どんなに拍手喝采を浴びようとも、上がる時は独り、下りる時も独り。「この世界を独りで生きていく」という演者の想いに、蓮二さんは、自身の想いを二重写しにしているのではないでしょうか。
ご本人は「そんなんじゃねえよ」とおっしゃるかもしれません。これは担当者の勝手な思い込みです。

【著者紹介】
橘蓮二 : 1961年埼玉県生まれ。1995年より演芸写真家として活動。2015年より落語会の演出・プロデュースも手がける。著書・写真集多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • funkypunkyempty

    ★★★★★ 毎度のことだが、見惚れてしまう写真と愛溢れる文章にやられた。

  • お抹茶

    高座を撮ることで芸風のようなものまで写し取っている感じがする。冒頭に紹介するのは,「圧倒的な透明感」「楽越しに刻まれる」「傑出したエンターテインメント力」と絶賛する桂二葉と,「驚異的な語彙力、躍動感に溢れる話法、卓抜な比喩」「翻訳力は桁違い」「伝統と現代が見事に融合した最強の落語家」春風亭一之輔。要領よくできない人を乾いた日常に沈ませず,懸命に生きる姿を掬う,優しく憂いのある柳家喬太郎。落語の神様がくれたギフト・立川志の輔。著者プロデュース演芸会のチラシも秀逸なデザイン。

  • チョコモカ

    図書館本。演芸写真家橘蓮二さんの30年を詰め込んだ写真集。年末にある30周年落語会一之輔・二葉のチケットは幸運にも抽選にてゲットしてるぞ。ウキウキしながら読了。

  • kaz

    懐かしい写真から、これまで著者の写真では見たことのない顔まで、寄席の雰囲気を楽しむことができる一冊。図書館の内容紹介は『桂二葉、古今亭志ん朝、立川談志…。気鋭のホープから古の名人、レジェンドまで。寄席で生きる人々の姿を撮り続ける演芸写真家・橘蓮二による、あの日あのときを“切り撮った”真摯な一葉と、慈愛に満ちた逸話の数々を収める』。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items