CD

Orch.works: Krivine / Luxembourg Po

Ravel (1875-1937)

User Review :5.0
(2)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
ZZT311
Number of Discs
:
1
Label
:
Format
:
CD

Product Description

ラヴェル:管弦楽曲集〜ボレロ、ラ・ヴァルス、シェエラザード、他
クリヴィヌ&ルクセンブルク・フィル

日本語解説付き

痛快、絶妙。異才クリヴィヌの「お国もの」、その冴えわたるタクトは、理屈ぬきに心を射る。
超一流、極上、そういう言葉は、この演奏のために使うべき言葉。
フランス語圏随一の由緒正しき精鋭楽団に、『シェエラザード』の独唱はなんと、今をときめく名歌手デエー!

極上の人選で録音されたラヴェル管弦楽作品集。古典派以来のレパートリーはもちろん、現代音楽の超難曲やフランス近代のみずみずしく美しい秘曲系でも素晴しい成果をみせるルクセンブルク・フィルハーモニー管弦楽団が「Zig-Zag Territoires」に登場したと思ったら、なんと指揮者はフランス屈指のマエストロ、エマニュエル・クリヴィヌ! 20世紀末に稀代のモーツァルト解釈者として名をあげただけでなく、フォーレ『レクィエム』の傑作録音、「Timpani」レーベルでのロパルツやドビュッシーなどフランス近代もの、「Naive」でのシベリウスやドヴォルザーク、そして最近では、楽器選択も含めピリオド解釈を大々的に導入してのベートーヴェン交響曲全集で痛快なヒットを出し「クリヴィヌここにあり」をひときわ印象づけた感がありますが、そうした隅々まで徹底した楽譜分析のセンスそのまま、クラシック王道系を一枚上手の解釈で聴かせるカリスマ性そのままに、この人の感性は生粋の知性派エンターテイナーたる大作曲家ラヴェルの音楽と、ここまで痛烈に相性がよいものかと、強く感じずにはおれません!
 近年はフランスを中心に欧州騒然の快進撃を続けているカリーヌ・デエーを独唱に迎えた『シェエラザード』の高貴さもさることながら、絶妙のテンポとコントラストの妙で迫真のドラマへと聴き手の心を引き込んでゆく『ラ・ヴァルス』、あまりにも美しい『逝ける王女のためのパヴァーヌ』でのルクセンブルク・フィルの名手たちの立ち回り、そして冒頭からドキドキせずにはおれない(音の録り方が絶妙にウマい「Zig-Zag Territoires」ならではの成果!)すこしだけハイテンポで進むにもかかわらず一切焦りを感じさせない、理屈抜きに痛快な13分45秒の『ボレロ』。白黒写真で無機物を録っているだけなのに不思議な肉感性を漂わせているデジパック・ジャケットも実に「何か素敵なことがありそうな予感」に満ちています。本当に、見逃せない1枚です!(Mercury)

【収録情報】
ラヴェル:
1. 道化師の朝の歌 (1918)
2. ボレロ (1928)
3. 海上の小舟 (1906)
4. 歌曲集『シェエラザード』 (1903)
5. ラ・ヴァルス (1920)
6. 亡き王女のためのパヴァーヌ (1910)

 カリーヌ・デエー(メゾ・ソプラノ:4)
 ルクセンブルク・フィルハーモニー管弦楽団
 エマニュエル・クリヴィヌ(指揮)

 録音方式:ステレオ(デジタル)

Customer Reviews

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確かに、トロンボーンの後に左から乱入して...

投稿日:2020/06/18 (木)

確かに、トロンボーンの後に左から乱入してくる小太鼓が最高ですね。こんな素敵な演奏を教えて頂いた下記レヴューに感謝します。

ビアだる太郎 さん | 愛知県 | 不明

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ボレロは早めのテンポで颯爽と演奏される。...

投稿日:2013/05/06 (月)

ボレロは早めのテンポで颯爽と演奏される。途中、トロンボーンソロの後、左チャンネルに2人目の小太鼓が参加するが、これが何とも効果的で、ギアが上がるこの快感を味わいたくて、何回も聞いている。もちろんクリヴィヌの新しい録音なので、曲の組み立て、抜群のオーケストラバランスは言うまでもなく、楽しめる1曲。ボレロ好きなら必携。他の曲も名演だが、意外?とテンポを揺らすラ・ヴァルスも素晴らしい。

coolbeat さん | 東京都 | 不明

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