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江戸川乱歩全集 第4巻

Ranpo Edogawa

User Review :4.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784334735289
ISBN 10 : 4334735282
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2003
Japan

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「孤島の鬼」「猟奇の果」が収録されていま...

投稿日:2012/01/26 (木)

「孤島の鬼」「猟奇の果」が収録されています。特に「猟奇の果」は、まぼろしともいえる「もうひとつの結末」も収録されいます。こちらには明智は出てきません。読み比べてみるのも楽しいのではないでしょうか。まぁ「孤島の鬼」と比べてという事ではありませんが。

suneo さん | 神奈川県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 文庫フリーク@灯れ松明の火

    『この名作を読み落として悔いを後世に残すなかれ』(当時の広告・口絵写真より)貪るが如くのめり込み、改めて乱歩の凄さ知りました。グロテスクにして耽美。倒錯した愛ながらエンターテイメント。ミステリーで有りつつ冒険譚。口絵写真の初版本はおよそ80年前の昭和5年。参ったね、どうも。暗号文『神と仏がおうたなら 巽の鬼をうちやぶり 弥陀の利益をさぐるべし 六道の辻に迷うなよ』探偵役は主人公友人・哀しき美形の諸戸道雄。鬼才乱歩、色々な作家さんに影響与えたのだろうな。浮かんだのは皆川博子さん『死の泉』『薔薇密室』

  • 文庫フリーク@灯れ松明の火

    光文社文庫乱歩全集『孤島の鬼』同時収録『猟奇の果』感想です。子供の頃名探偵・明智小五郎に胸踊らせた身ですが、自作解説で乱歩自身が述べる通り前編後編が全く別のテイスト、珍妙な味わい。なまじ前編が猟奇的で好みだったゆえ、明智小五郎登場が却って哀しい。前編に明智未登場のもうひとつの結末繋げた方がまだマシですが『孤島の鬼』には遠く及ばず。新保博久氏の、なぜ珍妙な作品となったか解説に納得はすれど嗚呼もったいない。BLがペデラスト、受けがウルニング。語彙の増加が収穫。なれど実生活では口にさえできぬ不毛な収穫。

  • みや

    長篇『孤島の鬼』及び『猟奇の果』収録。前者は乱歩長篇の最高傑作の一つともいわれる怪奇譚。異形、不具者、人体改造などを要素として、人間の奥底に潜む猟奇性や残酷さを抉るように描く快作。悪趣味極まる乱歩の着想と筆の運びに凄みを感じる。後者はワケあって無理やり長編にした作品とのことで、自他ともに認める失敗作とされるが、各パーツは十分楽しめる。物語の混乱ぶりや支離滅裂さも面白い。この分厚い全集がブコフで100円とは儲けもの。

  • 歩月るな

    『猟奇の果』は、これだけ読むと然りだが、昨今の色々な作品の種を惹起させる勢いがある。単純に筆力が恐ろしい。詰まらなかろうが失敗だろうが、大したものには違いない。『孤島の鬼』が最高傑作なのが衆目の一致するところ、らしいが、見ての通り全集の4冊目である。つまりこれより上はこれ以降無いのか、という事になってくるが、「そんな事ぁ無いだろう」と思いたいからこそ、この先も読んでみようと言う気になると言うものなのである。(編年では序盤で主要作が出尽くしてしまう、と言うのは講談社版全集の時から言われていた模様、いやはや)

  • KAZOO

    乱歩の最高傑作といわれている表題作と、失敗作といわれている「猟奇の果」をカップリングさせて第1回の配本としたのは出版社の営業政策なのでしょうね。乱歩のこの作品などを読んでいると、横溝正史を思い起こしました。似た感じのものがあると思っています。再々読ですがまあ読み応えがありました。

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