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大槻ケンヂが語る江戸川乱歩 私のこだわり人物伝

Ranpo Edogawa

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784041847213
ISBN 10 : 4041847214
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2010
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Product Description

「怪人二十面相」「少年探偵団」といった人気シリーズ、『黒蜥蜴』『人間椅子』などの探偵小説、怪奇小説、幻想小説に優れた作品を残した江戸川乱歩の作品と人物を、大槻ケンヂ氏が語りつくす。乱歩作品も収録。

Content Description

「少年探偵」シリーズに代表される少年ものや、怪奇浪漫文学の名品を数多く遺した江戸川乱歩―。小学2年で『電人M』を読んで以来、乱歩に惹かれ、音楽性にも多大な影響を受けた大槻ケンヂが、ロック・ミュージシャンの視点からとらえ、新乱歩論を展開する。同時収録は、乱歩の短編小説「鏡地獄」「押絵と旅する男」「踊る一寸法師」「人でなしの恋」。この1冊で評伝と作品が読める「私のこだわり人物伝」シリーズ第2弾。

目次 : 第1章 イケナイものを見てしまった―『屋根裏の散歩者』(超一流のコピーライター/ ニート、フリーター、引きこもりの元祖として ほか)/ 第2章 異世界設計イタシマス―『パノラマ島奇談』(『パノラマ島奇談』はパンクだ!/ 膨張し続けるイメージ)/ 第3章 愛せないけど愛されたい―『蟲』(“裏の”ベストワン/ 柾木愛造のパーソナリティへの共感 ほか)/ 第4章 みんな遊ぼう―怪人二十面相ハ私デス(乱歩との出会いはトラウマを残した/ 乱歩作品はもっと笑って読んでいい ほか)

【著者紹介】
江戸川乱歩 : 1894年三重県生まれ。早稲田大学卒業。雑誌編集、新聞記者などを経て、1923年「二銭銅貨」でデビュー。以後、「D坂の殺人事件」などの探偵小説を次々発表。怪奇小説、幻想小説にも優れた作品が多い。代表的なシリーズに、「怪人二十面相」「少年探偵団」などがある。日本の小説界に多大なる業績を残す。65年没

大槻ケンヂ : 1966年東京都生まれ。82年「筋肉少女帯」を経て、ロックバンド「特撮」で活動。2006年12月に「筋肉少女帯」再結成。その特異なキャラクターは映画、テレビ、小説やエッセイなど多岐にわたる分野で人気を集めている。著作「くるぐる使い」「のの子の復讐ジグジグ」は2年連続で星雲賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • アズル

    比較的薄めの文庫だったので、一気読み。乱歩を「ボケ」で片づけているだけで終わってしまった感じがします。本当はもっと語りたかったんだろうなぁと思わせる構成でした。

  • 更夜

    大槻ケンヂ少年は江戸川乱歩をツッコミだらけと読む、クレバーな少年だったのですね。私は同世代ですが、江戸川乱歩は笑うというよりありがたく読んでしまうのでその違いを感じました。乱歩の分析本というより、テレビの語りおろしを前半にして、後半は乱歩の短篇集でした。どんなにオーケンが語ってくれたのか楽しみにしていたのが肩すかし。ですが、収録された短篇、『鏡地獄』『押絵と旅する男』『踊る一寸法師』『人でなしの恋』のチョイスはよろしくてよ。特に『人でなしの恋』が好き。とっても世界が狭くて。

  • けえこ

    江戸川乱歩に多大な影響を受けた大槻ケンヂが、ミュージシャンとしての視点から作品を読み解いた乱歩論。 コスプレ好きでショタコン、ツッコミどころ満載、、、こんな読み方もあったんだ? 後半は推し作品の短編が4つ。

  • ヒロユキ

    ロックバンド「筋肉少女帯」のボーカリスト・大槻ケンヂによる江戸川乱歩論と乱歩の短編が4作品という構成。(『蟲』と『芋虫』を入れて欲しかった…。)「乱歩の『蟲』が人生の一冊です」…あまりに陰々滅々とした話のためにそれがベストワンだというと、この人はヤバいと思われかねないために表向きと“裏の”ベストワンがあるとのこと。その“裏の”ベストワンという表現のしかたには苦笑しつつもわかる気がしました。

  • マコ

    大槻ケンヂか語る江戸川乱歩ということだが、、それは半分だけだった。後半分は乱歩の短編。内容はおもしろかったが、もう少し掘り下げてほしかった。明智の妻が二十面相とデキてる説とか読みたかったなー。短編のチョイスば良かった。

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