Books

吸血鬼 江戸川乱歩文庫

Ranpo Edogawa

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784394301653
ISBN 10 : 4394301653
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

初秋の塩原温泉、美貌の柳倭文子を巡り二人の男、三谷房夫と岡田道彦が毒薬を用いて決闘を行う。勝った三谷房夫は未亡人柳倭文子を手に入れ、一方で負けた岡田と思われる人物の水死体が半月後に発見される…その頃から倭文子の周囲には怪しい人物が現れるようになっていく。倭文子の六歳になる息子が何者かに誘拐され、身代金を要求する電話が入る。倭文子の恋人三谷は名探偵・明智小五郎に捜査を依頼。吸血鬼のごとき怪人の正体を、明智探偵は見破ることができるのか?

【著者紹介】
江戸川乱歩 : 1894‐1965。明治27年10月21日三重県に生まれる。早稲田大学で経済学を学びながらポーやドイルを読む。様々な職業を経験した後、大正12年、雑誌「新青年」に「二銭銅貨」でデビュー。昭和11年から「怪人二十面相」を少年倶楽部に連載、少年探偵シリーズは晩年まで続く。昭和22年、探偵作家クラブ結成、初代会長に就任。昭和29年、乱歩賞を制定。昭和32年から雑誌「宝石」の編集に携わる。昭和38年、日本推理作家協会が認可され理事長に就任。昭和40年7月28日死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • いたろう

    1930年から1931年まで、新聞に連載された小説。タイトルは「吸血鬼」だが、連載前に、乱歩はどこまでヴィランのキャラクターを考えていたのか、人の血を吸うヴァンパイアの類は出てこず、出てくるのは、鼻が欠け、唇がない異形の怪物。ストーリーも、連載をしながら考えていったのではというような、ちょっと無理がある展開。まあ、そこも含めて、乱歩らしいと言えるのかもしれないけれど。本作で、明智小五郎シリーズとして特筆すべきは、小林少年の初登場、そして、「魔術師」で初登場した文代と明智が、本作の最後に結婚をするところか。

  • ガトリング邪教徒(女)

    トラウマ土曜ワイド劇場「江戸川乱歩の美女シリーズ」でパノラマ島綺譚の次に怖かった。花氷がとにかく怖かった、あんなの子供が起きてる時間に放送すんな。それはともかく幼児を放置して男と遊びまくってる被害者も大概だろ。早くこいつ頃されないかな、とイライラ。隠れ家の食事がビスケットの上にチーズってリッツパーティーかよ。あと、代々木が田舎呼ばわりされていて新鮮。まあ当時東京市以外は化外の地だし世田谷もまだ村だった時代。でもそこより西にある井の頭公園は大正時代にもう出来てるのよね、ちょっと驚くよね。

  • 少々ちぐはぐで突飛な部分はあるが、どんどんと読み進められた。 小林少年の活躍も然ることながら、同性として文代さんの華麗な活躍には胸が躍った

  • 喜怒哀楽

    人間椅子だ〜!!!!って興奮した

  • 私的読書メモ3328

    いかにも江戸川乱歩らしい通俗的な探偵小説。「吸血鬼」というタイトルはかなり的外れな感あり。主に中盤の「風船男」前後などは些かエンタメ(それも今日では極めて古臭く感じるテイスト)に過ぎる展開に白けてしまう難はありますが、骨格は王道のミステリであり、二転三転する上に非常に上質な味わいのエンディングは素晴らしいの一言。解説も作品を楽しむアウトラインを過不足なく提示して良かったです。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items