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偉大なる夢 江戸川乱歩文庫

Ranpo Edogawa

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784394301691
ISBN 10 : 4394301696
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
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最近岩波文庫でも本書が刊行され、作者の本...

投稿日:2021/06/12 (土)

最近岩波文庫でも本書が刊行され、作者の本意に関わらず戦争文学が読み返されやすい雰囲気を感じます。 私は乱歩の世界観に触れたいために読みましたが、「戦意高揚」、「戦争礼賛」的な雰囲気はあまり感じられない文体になっているのではないでしょうか。(時局上書かされ感が否めませんが。)そこが海野十三の戦争ものと違うところを感じます。

白塗りのサル さん | 神奈川県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • いたろう

    表題作他2編。表題作は、戦時中の1943〜44年に書かれた作品。画期的な新兵器の開発、その情報を狙うアメリカのスパイとの攻防という、時節柄の作品で、今読むと何だかなあというところも。雑誌連載後、単行本化されることがないまま、ようやく全集に収録されたのが、「戦争を知らない子供たち」が出た1970年、あの戦争を昔の話として語れるようになってから。「敵国」アメリカとの戦争の話はともかく、一連のスパイ事件の真相、黒幕の謎解きなどは、戦意高揚ものの体を取りつつ、乱歩が、何とか探偵小説らしくしようと努力したと思える。

  • コブタ

    表題作は戦時中に書かれた戦意高揚物の体を成している。ペリー提督からの繋がりとは驚いた。表題作を読んだ後だけに他の短編2篇は乱歩先生!と思わされた。

  • 白いカラス

    いかにも時代を反映した作品ですね。乱歩先生の苦労の端端が著書から伺えますね。

  • under

    乱歩らしく短編の『断崖』は、トリックと犯人が二転三転して面白い。一方で表題作の『偉大なる夢』は出来の悪いスパイ小説のようなもので凡庸だった。

  • ひつ

    戦時中に描かれたため今とは価値観がかなり異なるスパイ小説だけど、内容としては乱歩らしい探偵小説かなと思った。

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