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ホームレス消滅 幻冬舎新書

Ramu Murata

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784344985933
ISBN 10 : 4344985931
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2020
Japan

Content Description

現在、全国で確認されている路上生活者の数は4555人。年々、各自治体が対策を強化し、ここ10年で7割近くが減少した。救済を求める人がいる一方で、あえて現状の暮らしに留まる人も少なくない。しかし、ついに東京は2024年を目標とした「ゼロ」宣言を、大阪は2025年の万博に向け、日雇い労働者の街・西成を観光客用にリニューアルする計画を発表。忍び寄る”消滅”計画に、彼らはどう立ち向かうのか? ホームレス取材歴20年の著者が、数字だけでは見えない最貧困者たちのプライドや超マイペースな暮らしぶりを徹底レポート。


[著者について]
一九七二年、愛知県名古屋市生まれ。ライター兼イラストレーター、カメラマン。ゴミ屋敷、新興宗教、樹海など、「いったらそこにいる・ある」をテーマとし、ホームレス取材は二〇年を超える。潜入・体験取材が得意で、著書に『ホームレス大図鑑』(竹書房)、『禁断の現場に行ってきた!!』(鹿砦社)、『ゴミ屋敷奮闘記』(有峰書店新社)、『樹海考』(晶文社)、丸山ゴンザレスとの共著に『危険地帯潜入調査報告書』(竹書房)がある。

【著者紹介】
村田らむ : 1972年、愛知県名古屋市生まれ。ライター兼イラストレーター、漫画家。ゴミ屋敷、新興宗教、樹海など、「いったらそこにいる・ある」をテーマとし、ホームレス取材歴は20年を超える(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • やすらぎ

    飲酒やギャンブル、精神面の問題を抱えている方も多いホームレスには移動型があり、なかなか実態は把握しきれていない。かつてあった各地のドヤ街は、寄せ場から生活保護の街へ。そしてインバウンドの街へと変化している。…貧困ビジネスの魔の手が近寄る。理不尽な暴力を受ける。取材歴20年の著者が徹底リポートする。東京では五輪が終わり、大阪では万博を控える。新宿も上野や宮下公園も当時の姿は消え、あの西成も大きく変わり始めている。定住型ホームレスの数が明らかに減った理由、しかしまだなぜ残っているのか、本書を読むと理解できる。

  • Vakira

    久しぶりのコボさんの「箱男」が面白く、なかなか後を引く。コボさんの着想アイデアの一つに「都会に同化した路上生活者の段ボール生活とは如何なものか?」という好奇な視点があったそうな。ならば実際の段ボール暮らしはどうなのか?段ボールだけでなく電車の鉄橋から見えるあの河川敷のブルーシートの住民はどんな暮らしをしているのか?気になってこの本を読んでみた。ホームレス者のTypeは大きく3Type。@寝る場所はいつも不定、流浪の民 A公園または駅付近の段ボール定住派 B橋の下や河川敷の小屋又はブルーシートテントの富豪派

  • おいしゃん

    著者の樹海のルポは適当だなと思ったが、こちらは論文のように本格的な出来。様々な場所の様々なホームレスに直当たり取材もしており、そのため生態や取り巻く環境などとても参考になった。

  • ミエル

    村田らむ氏のライフワークと言えば、樹海とホームレス。本作はホームレス関連のまとめ本的一冊。ルポあり、現実の肌感と公的資料とのズレ、有名ドヤの歴史や過去の事件などが緩くまとめてあり読みやすい。とは言え、ホームレス問題に関する問題提起や陳情からは程遠く、淡々と静かに潜入先の様子を綴るだけ。弱者に関するルポにありがちな綺麗事や同情目線とは一線を画した切り口は、ここでしか読めないだろうな。ある意味、らむさん自体がホームレスだったのだから、上から目線になるわけないんだけど、なんとなくその辺りが好き。

  • 鷺@みんさー

    筆者が実際に接したホームレスの話がほとんどかと思いきや、2章以降は各種参考文献やデータを用いて、思ったよりきちんと分析していた。ただ、「そもそもホームレスとはなんなのか」を一言で答えるには、なるほど確かに難しいな。タイトルは東京オリンピック等の影響で、ホームレスが「排除」され「福祉に吸収」され、更には「貧困ビジネスや理不尽な暴力に遭い」淘汰されつつある現状を示したものだが、とはいえ管理社会を嫌い、様々な理由でしぶとく続けるホームレスがいるのもまた事実である。精神障害者も混じってる件のとこが切なかった。

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