ラフマニノフ・フォー・トゥー
ダニール・トリフォノフ、セルゲイ・ババヤン
「二人はひとつの鋳型から鋳造されたかのようにデュオを組み、オール・ラフマニノフ・プログラムで型破りのスーパー・オーケストラを創り上げた・・・色彩の花火を放った」〜デア・スタンダード(ウィーン)
【UHQCD】【MQACD】【2枚組】
若手最高峰のピアニスト兼作曲家として活躍するダニール・トリフォノフが、自身の師セルゲイ・ババヤンと初のピアノ・デュエット・アルバムをリリース。ラフマニノフの2台のピアノのための組曲2曲と『交響的舞曲』の2台ピアノ版、そして、トリフォノフ自身が編曲を手掛けた交響曲第2番より「第3楽章:Adagio」の2台ピアノ版が収録されています。このアルバムは、2023年のラフマニノフ生誕150周年記念の一環として録音され、世界で最も愛されているピアニスト作曲家のひとりであるラフマニノフへの敬意を表している作品です。
トリフォノフは2009年にグネーシン音楽大学を卒業した後、クリーヴランド音楽院でセルゲイ・ババヤンに師事。その後2010年の第16回ショパン国際ピアノ・コンクールで第3位入賞を果たし、翌年第13回ルービンシュタイン国際ピアノ・マスター・コンクール第1位、第14回チャイコフスキー国際コンクール第1位ならびにグランプリを受賞したことで一流ピアニストとしての地位を確立しました。2013年2月には世界最古の名門クラシック・レーベル、ドイツ・グラモフォンと専属録音契約を結び、ピアニストとしてだけでなく作曲家としても国際的に活躍しています。トリフォノフは、ババヤンの教育を受けた影響でピアノ解釈をより一層深めることができたと語っています。
アルメニア出身のピアニスト、ババヤンは、ゲオルギー・サラジェフのもとで学んだのち、モスクワ音楽院でミハイル・プレトニョフ、ヴェラ・ゴルノスタエヴァ、レフ・ナウモフに師事。クリーヴランド国際ピアノ・コンクール、浜松国際ピアノ・コンクールなどで第1位に輝き、その後、ロンドン交響楽団、クリーヴランド管弦楽団、ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団、BBCスコティッシュ交響楽団、ボルティモア交響楽団、ニュー・ワールド交響楽団などからソリストとして招かれるなど、各地で引く手あまたのピアニストです。(メーカー資料より)
【収録情報】
Disc1
ラフマニノフ:
● 交響曲第2番ホ短調 Op.27〜第3楽章:アダージョ(トリフォノフ編、2台ピアノ版)
● 2台のピアノのための組曲 第2番 Op.17(序奏/ワルツ/ロマンス/タランテラ)
Disc2
● 2台のピアノのための組曲 第1番 Op.5『幻想的絵画』(舟歌/夜…愛/涙/復活祭)
● 2台ピアノのための交響的舞曲 Op.45a
ダニール・トリフォノフ(ピアノ)
セルゲイ・ババヤン(ピアノ)
録音時期:2023年5月〜7月
録音場所:ウィーン、コンツェルトハウス
録音方式:ステレオ(デジタル)