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ISBN 10 : 4772417257
Content Description
精神分析においてクラインの名前を聞いたことがない人はいないだろう。本書は、クライン精神分析を歴史から今日的発展までを含め、豊饒な業績だけでなく、社会の動向や他学問領域との関連とも併せて紹介していく。全体は2部構成となっており、Part1では時系列に沿ってクラインの臨床的な発展を解説する。Part2ではクラインの思想を倫理、社会・政治との関連で読み解き深い理解へと誘っていくが、それらはいままでのクライン関連書には見られなかった本書の特徴の一つとなっている。クライン派精神分析を学び・読み解くための最適なテキスト。
目次 : 1(クラインの初期の仕事―子どもの養育、教育そして子どもの分析/ 知識愛‐理解することへの愛とその制止/ 子どもの分析における技法/ 喪の哀悼、抑うつポジションの発見、そしてエディプス発達理論に関する抑うつポジションの発見が意味すること/ スプリッティング、妄想‐分裂ポジションおよび投影同一化の概念/ 『児童分析の記録』の独自性/ 羨望と感謝)/ 2(第2部へのイントロダクション―倫理、美学、社会そしてメラニー・クラインの仕事/ クライン派の倫理―愛と憎しみの道徳性/ クライン派の美学/ クラインと社会)
【著者紹介】
松木邦裕 : 1950年佐賀市生まれ。熊本大学医学部卒。1985年から1987年に英国ロンドンのタビストック・クリニックへ留学。2009年〜2016年京都大学大学院教育学研究科教授。現在は精神分析個人開業。日本精神分析協会正会員。京都大学名誉教授
武藤誠 : 2003年、京都大学大学院教育学研究科博士後期課程単位取得退学。2003年〜2020年3月、淀川キリスト教病院精神神経科心理療法室。2020年4月より、むとう心理療法オフィス(個人開業)。臨床心理士。公認心理師
北村婦美 : 精神科医、臨床心理士。日本精神分析学会認定精神療法医スーパーバイザー。1996年、京都大学医学部卒業。2019年、日本精神分析学会奨励賞(山村賞)受賞。現在、東洞院心理療法オフィス、太子道診療所精神神経科にて勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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