R・d・ウィングフィールド

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クリスマスのフロスト

R・d・ウィングフィールド

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784488291013
ISBN 10 : 4488291015
Format
Books
Publisher
Release Date
September/1994
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ここ田舎町のデントンでは、もうクリスマスだというのに大小さまざまな難問が持ちあがる。日曜学校からの帰途、突然姿を消した少女、銀行の玄関を深夜金梃でこじ開けようとする謎の人物。続発する難事件を前に、不屈の仕事中毒にして下品きわまる名物警部のフロストが一大奮闘を繰り広げる。構成抜群、不敵な笑い横溢するシリーズ第1弾!

*英国ITVで1992年よりTVドラマ・シリーズ化

*第1位「週刊文春」1994年ミステリーベスト10/海外部門
*第4位「このミステリーがすごい! 1995年版」海外編ベスト10
*第8位「日本推理作家協会全会員ミステリー通大アンケート 20世紀傑作ミステリーベスト10」海外部門
R・D・ウィングフィールド
英国の作家・放送作家。1928年生、2007年歿。ロンドン出身。フロスト警部を主人公とした警察小説シリーズで人気を博した。著作に『クリスマスのフロスト』『フロスト日和』『夜のフロスト』などがある。

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Kircheis

    ★★★★☆ フロスト警部シリーズ第1作目。 下品で冗談好きなオヤジ、フロスト警部が新人刑事のクライヴを引き連れ、少女失踪事件や強盗事件、過去の現金輸送車襲撃事件等の捜査に当たる。 基本的に己の直感を頼りに猪突猛進していくスタイルだが、ラッキーもあっていずれの事件も解決していくのが面白い。 論理の繋がりを重視する作風ではないため、ミステリとしては弱めだが、登場人物たちがそれぞれに魅力的で読んでて楽しい。 めっちゃ刺さることはなかったが、映像化に適したややコメディチックな作品だった。

  • ehirano1

    『ミステリー中毒(養老孟司)』から導かれて本書に来ました。出だしからフロストが銃弾に倒れ「ファッ?」となってしまう驚くべきスタートです。アメリカンドラマではよく見かけるシーンですが、本書の舞台はイングランド・・・。しかし中身は実に味がありました。ついているのかついていないのか能く分からず、刑事コロンボのようでそうでない、何とも掴みどころのない彼ですが、何故か憎めません。エンディングもとんでもないことになっており、出版初版当時は悶絶した読者も多いのでは?続巻も読んでみたいです。

  • W-G

    このシリーズは3作目までは読んでました。たしか20代前半の時に。台詞や文章がすごく好きです。英国作家独特のバランス感覚が、下ネタ会話もそんなに下品に感じさせない。数々の事件が同時進行で起きる様子は、今作ではそんなに強調されておらず、物語自体も、ひたすらフロストの捜査の様子を追っているだけで、読者に提示される謎は特になし。フロストと組まされるバディ役を毎回新たに迎えて、彼や彼女達が振り回されるという黄金パターンだけで毎回読ませるのが凄い。面白さは抜群。4作品目からは上下巻になるのか・・・。

  • nuit@積読消化中

    いや〜、面白かった!このおっさん最高ですわ!悪口雑言、下品な冗談の連発、差別用語も気にせずしゃべりまくるフロスト警部ですが、これがまた人間臭くて憎めない。というか大好きだ!シリーズ全作品が年末のミステリランキングに入るほどの人気で、いつか読もう読もうと積読してましたが、今年シリーズ最終作も揃いましたし、遅ればせながらと手に取ったところ、笑わせてもらいました。80年代ものの警察ドラマや映画だと、こういうよくしゃべるおっさんいたなぁ〜と懐かしさと愛しさでいっぱいです!

  • Panzer Leader

    「第82回海外作品読書会」初読みのフロスト警部。特徴を挙げれば欠点しかないような実社会では上司にも部下にもしたくないタイプだけど、それでも憎み切れないのはフロストがふと見せる社会の弱者たちに向ける人間味あふれる眼差しがあるから。脇役たちも個性的に描かれ、人の死よりも動物の死に同情する人々等シニカルなユーモアもグッド。このシリーズも追っかけ決定!

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