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Quartet Classical Review List

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Customer Reviews

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  • ポーランドの弦楽四重奏曲集となっているが、メインは...

    Posted Date:2023/12/04

    ポーランドの弦楽四重奏曲集となっているが、メインはモニューシュコの2曲の弦楽四重奏曲と思う。最近はポーランドのレーベルのCDが輸入されるようになり、今まで知られることがなかった作曲家の作品を目にすることが多くなっている。ノスコフスキやモニューシュコもそうした作曲家だと思う。ノスコフスキの変奏曲とフーガはテーマに続き8つの変奏の後、フーガが演奏される凝った構成となっている。テーマや最初の変奏は静かだが徐々に劇的な楽曲へと変わっていく、フーガはベートーヴェンに触発されて書かれたと思われる。モニューシュコの四重奏曲は明解なメロディーに溢れた作品だと思う。世代的にはシューマンやメンデルスゾーンに近いが、作風はその少し前のシューベルトに近い感じがする。シューベルトの有名でない四重奏曲が聴ければ、この作品も楽しめると思う。クルピンスキは後期ロマン派に位置するが、20世紀的な要素よりは19世紀的な要素が強い感じがする。ルストワフスキ四重奏団のメンバーはそれ程若くはなく、どちらかと言うと中堅クラスだと思う。演奏は静かな部分は少し静か過ぎるような感じはするが、大きな問題にはならないと思う。クルピンスキで一気にエネルギーを放出している。録音はダイナミックさを自然に捉えた感じだと思う。

    またたび度々 .

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  • 全5集を続けて聴きました。ドイツ風の厳格で重厚なア...

    Posted Date:2023/05/02

    全5集を続けて聴きました。ドイツ風の厳格で重厚なアンサンブルとは異なり、洗練された流れのスムーズな演奏です。しかし物足りなさは皆無で、細部まで練り込まれた圧巻の仕上がりです。それにしてもユニークなプログラムで、ワクワクしながら聴き終えました。録音も大変優れていて、音の美しさと各楽器の定位が申し分ありません。

    好事家 .

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  • 40年ほど前にSchwanから発売されていたハイドン四重...

    Posted Date:2022/06/10

    40年ほど前にSchwanから発売されていたハイドン四重奏団の演奏(LP)を良く聞いていた。いずれもいかにもロシア風な哀愁を帯びた小品である。当方は特にソコロフのMazurka a-molが気に入り今でもメロディーがふと出てくることがある。試聴した本CDの演奏は柔らかみがあり雰囲気も良く出ていると思う。世紀末のぺテルスブルグでの週末の上流階級の夜会がどんなものであったか彷彿とさせる。

    Dinkelbrot .

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  • 正直なところ、ワーグナーを弦楽四重奏で?という興味...

    Posted Date:2022/04/13

    正直なところ、ワーグナーを弦楽四重奏で?という興味本位で購入しました。トリスタンの前奏曲とヴェーゼンドンク歌曲集は似たような曲想ですが、ヴェーゼンドンク歌曲集の方が断然に良いアレンジで、聴いていて引き込まれるようでした。マーラーもそれなりに楽しめます。ところでこの商品、紙ジャケなのですが購入時に右肩部分が破れてました。転売や売却するつもりもないので、苦笑して許しちゃいます。

    jin .

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  • ジュリアード弦楽四重奏団発足時のメンバーによる演奏...

    Posted Date:2021/08/27

    ジュリアード弦楽四重奏団発足時のメンバーによる演奏の集成。中でもバルトークとシェーンベルクを是非聴きたかった。LPも中古市場にそこそこ出回っているが、如何せん状態の良い物の入手は今や非常に困難。半ば諦めていたので、今回の復刻はありがたい。古い録音がCDになると固く潤いのない音質になることが多かったが、このレーベルの復刻シリーズは、どれも丁寧にリマスタリングされていて十分満足できる。今回のセットも立派な出来映え。しかも、LPで発売当時のレーベルデザインまで復刻されているのは嬉しい。ジュリアード以外の演奏が含まれても、初版LPを再現している点も貴重。LPは演奏の記録だけにとどまらず、その時代の記録(record)でもあるからだ。演奏は、リーダーのロバート・マンをはじめとする腕利きの4名による、綿密な楽曲分析と徹底した練習が生み出した精緻の極みに到達したもの。何物も加えず何物も引かず、曲の正確な再現をひたすら追求した結果生み出される音楽の力に圧倒される。

    Erdinger . |60year

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  • ウィーン・コンツェルトハウス四重奏団は第一ヴァイオ...

    Posted Date:2021/07/12

    ウィーン・コンツェルトハウス四重奏団は第一ヴァイオリン優位で、同時代のバリリ四重奏団と比べ古いタイプと言われていたが、私はそういうところが好きでLP・CD合わせてベートーヴェン以外は手元にほとんど全て揃えている。ここで一枚ずつ触れていてはキリがないので、モーツアルトの弦楽四重奏曲第15番ニ短調K421を挙げておこう。これほどウィーン・コンツェルトハウス四重奏団の特性が出ているのはないのではないか。もちろん第一ヴァイオリン優位で、カンパーは時に情緒に流れてしまうところがあるが、そこがこの曲にはふさわしい。特に第四楽章は他の四重奏団がさらりと演奏するところを、纏綿と10分余(たとえばスメタナ四重奏団は6分余)も続き「いつ終わるのだろうか」と思うほどだ。70年近く前の録音だが、昔はこういう個性的な演奏があったのだということを若い世代の方にも知ってほしい。

    禅済 .

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  • オーケストラの基本、原点は弦楽四重奏と言われますが...

    Posted Date:2021/07/08

    オーケストラの基本、原点は弦楽四重奏と言われますが、エマーソン弦楽四重奏団の演奏はそれがよくわかる演奏です。

    せごびあ .

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  • 現代によくあるスマートな演奏ではありませんが、ザ・...

    Posted Date:2021/07/08

    現代によくあるスマートな演奏ではありませんが、ザ・クァルテットという感じの古きよき時代の名演と言えるでしょう。

    せごびあ .

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  • 最近のクァルテットはスマートな演奏が多い印象ですが...

    Posted Date:2021/07/07

    最近のクァルテットはスマートな演奏が多い印象ですが、アマデウスQの演奏は甘美でよく歌うロマンティックなものです。これが20世紀のクァルテットというもの。オリジナルジャケットがたいへん良いですね。

    せごびあ .

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  • 収録された4作品中、名曲として知られているのはベー...

    Posted Date:2021/07/07

    収録された4作品中、名曲として知られているのはベートーヴェンの作品のみで、他の3作品は、ほとんど聴かれる機会がないだろう。ホリガーの作品はツェートマイヤー四重奏団のために新たに書かれたものである。4曲いずれも緊張感と美しいタッチに貫かれた演奏だが、中でも私が注目したいのがブルックナーの作品だ。ブルックナーの室内楽と言えば、第5交響曲作曲後に書かれた弦楽五重奏曲が名作として名高いが、この弦楽四重奏曲が書かれた1962年と言う時期は、ブルックナーがまだ初期の交響曲も手掛けていない頃であり、大規模な楽曲を書くための作曲理論等を学んでいるときの作品ということになる。この弦楽四重奏曲も、習作的なものと考えられていて、録音も少ない。しかし、この演奏を聴くと、この作品を習作として追いやってしまうのは、あまりにもったいないと実感する。確かに、そこには後年のブルックナーらしさはない。主題の簡潔さは古典的だし、その後の展開の手法もきわめてコンパクトだ。おそらく、作曲者名を伏せて聴かされたら、メンデルスゾーンか、あるいは彼と同時代の作風の印象を受けるだろう。その一方でブルックナー的な素朴さ、朴訥さが内在していて、とても魅力に溢れているのだ。この楽曲を聴くと、ブルックナーの作曲の動機付けである純音楽主義は、初期ロマン派の中でも最も古典に近いものであったということが良くわかる。とくに充実した終楽章は見事で、現在の演奏会のレパートリーに加わっても、なんら聴き劣りするところのない立派な作品であることを実感する。そして、そういったこの曲の魅力を余すことなく伝えた当演奏は、間違いなく名演と言って良い。ハルトマンについては、彼らは2001年に弦楽四重奏曲第1番の録音をしているため、その翌年に録音された当盤の第2番は、その続編といった位置づけも出来るだろう。この第2番は、ハルトマンの現代とロマン派の中間を漂うような折衷主義的な作風と、作曲当時の、戦争などを引きずったヨーロッパの暗い影を反映した作品と感じられる。時々生々しい情感を宿した楽器の素の音が切り込んでくるような音楽だ。ロンドン・タイムズ紙で、批評家ジェフ・ブラウン氏が “ビロード・タッチ” と形容した、柔らかい深みを併せ持った特有のコクを感じさせるツェートマイヤー四重奏団の響きによって、得難い奥深さが獲得されていると思う。ベートーヴェンの最後の弦楽四重奏曲では、第3楽章の美しさが無類で、適度な行間を設けることで、思索的な高貴さが引き出されているところが最大の美点に思う。ホリガーの作品は24分で間断なく演奏されるが、聴く側に忍耐を要求するものとなるかもしれない。リゲティを彷彿とさせる絶え間のない緊迫と、耳に厳しい不協和な音響が連続する。奏者らの集中力には舌を巻く思いだが、聴いていて楽しい音楽ではないだろう。私も、この音楽を聴くのには覚悟を要する。

    ココパナ .

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