Blu-ray Disc

The Fiery Angel: E.dante A.perez / Teatro Dell'opera Di Roma Melrose Vesin Victorova Sokolova

Prokofiev (1891-1953)

User Review :5.0
(1)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
NYDX50122
Number of Discs
:
1
Aspect
:
WideScreen
Color
:
Colour
Format
:
Blu-ray Disc

Product Description


日本語解説付き
プロコフィエフ:歌劇『炎の天使』


さすらいの旅からドイツに戻った騎士ルプレヒトは、投宿先で見知らぬ娘レナータに自分の名を呼ばれ驚きます。ルプレヒトは、彼女に「一時は共に暮らしたが、自分を捨てて去った火の天使マディエールの化身ハインリヒ伯爵を探すためにケルンに連れていって欲しい」と頼まれ出発します。レナータを愛するようになったルプレヒトはケルンでハインリヒ伯爵を見つけ出し、ラインの河畔で決闘を挑みます。深手を負ったルプレヒトはレナータの介護によって回復し、再び彼女の愛を求めますが拒絶されます。そしてレナータは修道院へと駆け込み、そこで異端審問が行われレナータは火刑を宣告されるのですが・・・
 1920年代に完成していたにも関わらず、その過激なオカルティズムと性描写に対する忌避感からか、この作品の初演(フェニーチェ歌劇場)は作曲家の死後、1955年まで待たねばならなりませんでした。しかし、この作品を深く愛した作曲家は生前、交響曲第3番に大胆にその音楽を引用しています。
 本上演に際し、イタリアの気鋭の演出家エマ・ダンテは「幻想的なリアリズム、終わりのない悪夢、狂気、性的な衝動と文化の衝突の目くるめく融合」をこの作品に読み込み、たびたび登場する悪魔のブレイクダンスに象徴される滑稽な不気味さと静謐さが併存するユニークな舞台を創り上げました。主役のリー・メルローズとエヴァ・ヴェシンを始めとした充実した歌手陣と、アルゼンチン出身のオペラ指揮者として高い評価を受けるアレホ・ペレスに導かれたローマ歌劇場のオーケストラが、このプロコフィエフの傑作を見事に描き出しています。(輸入元情報)


【収録情報】
● プロコフィエフ:歌劇『炎の天使』 Op.37 (1927) 全曲


 ルプレヒト(騎士)…リー・メルローズ(バリトン)
 レナータ…エヴァ・ヴェシン(ソプラノ)
 宿屋の女主人…アンナ・ヴィクトローヴァ(メゾ・ソプラノ)
 女占い師/女子修道院長…マイラム・ソコローヴァ(メゾ・ソプラノ)
 ネッテスハイムのアグリッパ…セルゲイ・ラドチェンコ(テノール)
 ヨハン・ファウスト/召使…アンドリー・ガンチュク(バリトン)
 メフィストフェレス…マキシム・パスター(テノール)
 異端審問官…ゴラン・ユリッチ(バス)
 ヤーコブ・グロック…ドミンゴ・ペリコーラ(テノール)
 マティアス・ヴィースマン…ピョートル・ソコロフ(バリトン)、他
 ローマ国立歌劇場合唱団(合唱指揮:ロベルト・ガッビアーニ)
 ローマ国立歌劇場管弦楽団
 アレホ・ペレス(指揮)

 演出:エマ・ダンテ
 美術:カルミネ・マリンゴーラ
 衣装:ヴァネッサ・サンニーノ
 振付:マヌエラ・ロ・シッコ
 照明:クリスティアン・ズカーロ
 闘技指導:サンドロ・マリア・カンパーニャ

 総支配人:カルロ・フォルテス
 芸術監督:アレッシオ・ヴラード

 収録時期:2019年5月23日
 収録場所:ローマ歌劇場(ライヴ)


 映像ディレクター:カルロ・ガルッチ
 収録時間:133分
 画面:カラー、16:9、1080i High Definition
 音声:PCMステレオ、dts-HD Master Audio 5.1(ロシア語歌唱)
 字幕:日本語・英語・ドイツ語・イタリア語・韓国語
 BD50
 Region All

 ブルーレイディスク対応機器で再生できます。
 輸入盤国内仕様(日本語解説付き)


Customer Reviews

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レナータが自分の幻覚を語り始めるやいなや...

投稿日:2022/08/12 (金)

レナータが自分の幻覚を語り始めるやいなや、「炎の天使」役のダンサーが舞台に登場するのを見て「またか」と思った。日本でも上演されたマリインスキー劇場のデイヴィッド・フリーマン演出を思い出したからだ。でも、ここでのダンスは暗黒舞踏風のものではなく、活発なブレイクダンスだし、最後まで見てみれば、歌のパートのない演技者たちを大量に動員した、非常に丁寧に作られた舞台であることが分かる。ヒロインの妄想上の恋人であるハインリヒ伯爵を最初から演技だけの人物として見せておくのも良い。場面転換の時間稼ぎのための幕間のパントマイムに至るまで、演出家のセンスが光る。まぎれもない傑作であるこのオペラ−−作曲者若き日の前衛的スタイルとソ連帰国後の平易な作風の中間ぐらいの作品−−の映像ソフトとしては第一に薦められる。 主役二人、ヴェシンとメルローズも大健闘。ペレスの指揮は色彩豊かで躍動的。『ファウスト』などではよく分からなかったこの人の美質がちゃんと確認できる。ちなみに、最終場もマリインスキー版のように、修道女たちが裸になったりはしない−−カトリック総本山のお膝元、ローマでの上演だから、まあこれは仕方ないでしょう。

村井 翔 さん | 愛知県 | 不明

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