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プロコフィエフ 自伝 / 随想集

Prokofiev (1891-1953)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784276226616
ISBN 10 : 4276226619
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2010
Japan

Content Description

目次 : まえがき / ◆自伝 / 1.幼少時代 / 2.音楽院を終えて / 3.外国での年月 / 4.母国への帰国後 / ◆随想集 / イーゴル・ストラヴィンスキーの、声楽とピアノのための≪幼年時代の思い出による三つの小さな歌≫ / パリの音楽生活の断面図(1931〜32年シーズン) / メモ / ソヴィエト音楽の道 / 観客のメモ / ゴーリキーについて / 作曲家と演劇 / 新しいソヴィエトの交響曲 / 民衆は偉大な音楽を求めている / 芸術の繁栄 / モーリス・ラヴェル / シェイクスピアの「ハムレット」のための音楽について / ≪アレクサンドル・ネフスキー≫の音楽 / メロディに終わりはあるか / ≪セミョーン・コトコ≫ / わたしの先生 / キーロフ歌劇場の≪ラ・フィーユ・マル・ギャルデ≫ / ≪修道院での婚約(デュエンナ)≫ / 芸術家と戦争 / ≪シンデレラ≫について / 音楽と人生 / 創造計画 / あとがき / 原注 / セルゲイ・プロコフィエフ作品目録 /

【著者紹介】
セルゲイ・プロコフィエフ : ロシアの作曲家、ピアニスト。現在のウクライナ、ドネーツィク州(当時はロシア帝国領)ソンツォフカ生まれのロシア人。帝政期ロシアに生を受け、サンクトペテルブルク音楽院で作曲・ピアノを学ぶ。革命後、シベリア・日本を経由してアメリカへ渡り、さらにパリに居を移す。20年近い海外生活の後、1930年代後半に社会主義のソヴィエトへ帰国。ソヴィエト時代には、ショスタコーヴィチやハチャトゥリアン、カバレフスキーらと共に、ソヴィエトを代表する作曲家とみなされた。交響曲、管弦楽曲、協奏曲、室内楽曲、ピアノ曲、声楽曲、オペラ、映画音楽などあらゆるジャンルにわたる多くの作品を残しており、演奏頻度が高い傑作も多い。特に、自身が優れたピアニストであったことから多くのピアノ作品があり、ピアニストの重要なレパートリーの一つとなっている

田代薫訳 : ピアニスト。東京生まれ。ニューヨーク、マンネス音楽大学(アメリカ)ピアノ科、ブリュッセル王立音楽院(ベルギー)大学院を卒業した後、日露協会の支援により、短期研修生としてモスクワのチャイコフスキー音楽院にてプロコフィエフの作品の集中レッスンを受ける。プロコフィエフのピアノ曲、室内楽曲をシリーズで公演するかたわら、バレエ“鋼鉄の歩み”のピアノ編曲を手がけ、“ピーターと狼”の劇化公演、歌曲“みにくいあひるの子”の日本語訳公演等、プロコフィエフの音楽の普及につとめている。プロコフィエフのバレエ“ロミオとジュリエット”“シンデレラ”、およびソナタ第2番、第5番、第6番、第8番を録音したCD3枚をリリース。ベルギー在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • syaori

    50歳までを語る「短い」方の自伝と随想を収めた本。訳者も言うように、その文章は「鋭角的で」ユーモアがあり、コルサコフの授業について「何も学ぶものはなかった」と言うかと思うと、彼の公演で手が痛くなるまで拍手したりと一筋縄ではゆかない、作者の創った音楽のよう。印象に残るのは自分「独特の和声上の語法」「新しい旋律」を追求する強情で自身に満ちた、しかし自作を客観的に評価する謙虚な姿勢。それにラフマニノフやディアギレフなどの当時の芸術界を牽引した人々との交情や摩擦が絡まって、作者の人となりが浮かぶような一冊でした。

  • 赤とんぼ

    プロコフエフという作曲家自身が書いた自伝及び随筆集。「ロミオとジュリエット」「シンデレラ」など有名ですよね。音楽院時代に「級友全員の授業中のすべてのミスをきれいに統計図表化することを思いついてから、級友たちはわたしに激怒していた」とか、いたずらっ子である自分をそのまま書いているところも楽しい(*^_^*)バレエ「ロミオとジュリエット」をハッピーエンドにしようとしたとか、びっくり情報も(笑)後半の「音楽と人生」という随筆は胸に沁みた。「作曲家は人間、人類に仕える義務がある。人間の生活を美化し、(コメントへ)

  • のん

    作曲家の自伝は多くないので興味深い一冊です。小説家のエッセイを読んだらその作品の面白さに気付いたりということもあるので、あの美しいのかよくわからない音楽(失礼)の何かを掴むことができたらいいなぁという気持ちから読んでみました。自身の創作について、ここは笑うところかなという自虐ネタとも言える記述があったのですが、翻訳なのでどうなんでしょう。行きつ戻りつ、面倒なところは読み飛ばしたりもしながらやっと読了。愛すべきプロコさんという程にはならなかったけど、創作の試みは尊敬できました。

  • call

    現代作曲かプロコフィエフの自伝。私自身はクラシック音楽は好きだがこのような作曲家の自伝を読んだのは初めてだったが多くの点で興味深かった。特にプロコフィエフの芸術家として、社会や、作品と向き合う姿勢は非常に興味深かった。また音楽の形式が多様であった20世紀において調性音楽やオペラという古典的な形式にこだわったという点は特筆すべき点だろう。実は私はプロコフィエフは「ロミオとジュリエット」「古典交響曲」等の作品しか聞いたことがなかったが、これからプロコフィエフの作品をより多く聞いてみたいと思わせる一冊であった。

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