作曲家ガブリエル・ピエルネの、様々な独創性とウィットに富んだ作品
自作自演などの歴史的録音も含めた作品集
フランスの作曲家、ピアニスト、オルガニスト、指揮者であるガブリエル・ピエルネは、音楽家の家庭に生まれ育ちました。パリ音楽院では1年先輩のドビュッシーと刺激的な音楽的親交を結び、マスネやフランクなどの巨匠に認められローマ賞を受賞(1882年)。演奏家としても名高く、サント・クロチルド寺院のカヴァイエ=コル・オルガンの専属オルガニストとして、またエドゥアール・コロンヌの後任として彼の名を冠した「コンセール・コロンヌ」オーケストラを率いました(ナチス占領期にはユダヤ人であったコロンヌの名ではなく「コンセール・ガブリエル・ピエルネ」に改名させられていましたが、パリ解放後ただちに「コンセール・コロンヌ」に戻されています)。また作曲家としても名高く、50を超える作品番号を持つ独創性とウィットに富んだ作品群を残しています。バレエ音楽『シダリーズと牧羊神』などが有名な作品となっていますが、一方でピアノ作品など多くの作品はほとんど知られていません。初期のサロン風作品、フォーレを思わせる作品から、憂いに満ちた後期の作品までが網羅されており、作曲家自身がピアノと指揮した演奏も含む多彩な演奏で、彼の素晴らしいキャリアを紹介しています。
ディスク9の後半とディスク10には、ピエルネ自身による演奏を含む歴史的録音も収録。
多くのリスナーの方に低価格でお聴き頂きたく、歌詞対訳は付いておりません。
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【収録情報】
Disc1-4
ピエルネ:
● セレナード Op.7
● 間奏曲
● 15の小品 Op.3
無言歌
おばあちゃんの歌
幻燈
葬送行進曲
コケットリー
前奏曲
フーガ
教会で
活発なメヌエット
石蹴り
ブランコ
かくれんぼ
ワルツ
アルバムの一葉
タランテラ
● 演奏会用練習曲 Op.13
● ワルツ第2番 Op.15
● 私の子供たちのためのアルバム Op.14
● ユーモレスク Op.17
● アルメー Op.18
● 夢想 Op.20
● 即興曲 Op.22
● パントマイム Op.24
● 古様式によるアリエッタ Op.28
● マズルカ第1番 Op.28bis
● 演奏会用スケルツァンド Op.29-3
● パストラールと変奏 Op.30
● Izeyl セレナード
● 夜想曲第1番 Op.31
● コロンビーヌのセレナード Op.32
● バガテル Op.33
● ヴェネチアのセレナード Op.34
● 6つの舞踏の調べ Op.38
● 演奏会用組曲の3つの小品 Op.40
● 変奏曲 ハ短調 Op.42
● パッサカリア Op.52
● 6つの遺作小品
ダイアン・アンダーセン(ピアノ)
● 即興的奇想曲 変イ長調 Op.9
リリー・ラスキーヌ(ハープ)
● 前奏曲 Op.29-1
カレヴィ・キヴィニエミ(オルガン)
Disc5
● バレエ音楽『シダリーズと牧羊神』組曲第1番
● バレエ音楽『シダリーズと牧羊神』組曲第2番
● 劇付随音楽『ラムンチョ』序曲
パリ・オペラ座管弦楽団
ジャン=バティスト・マリ(指揮)
● 牧歌風の主題によるディヴェルティスマン Op.49
フランス国立放送管弦楽団
ジャン・マルティノン(指揮)
Disc6
● ハープと管弦楽のためのコンチェルトシュテュック Op.39
アニー・シャラン(ハープ)
パリ音楽院管弦楽団
アンドレ・クリュイタンス(指揮)
● 私の子供たちのためのアルバム Op.14〜第6曲:鉛の兵隊の行進
パリ管弦楽団
ジャン=ピエール・ジャキャ(指揮)
● イメージ(バレエ:序奏と牧歌風の主題によるディヴェルティスマン)
● ウィーン Op.49bis
● フランシスコ会の風景 Op.43
● 大聖堂への前奏曲
フランス国立ロワール管弦楽団
ピエール・デルヴォー(指揮)
Disc7
● 神秘劇『ベツレヘムの子供達』
フランス国立放送新フィルハーモニー管弦楽団
ミシェル・ラセール・ドゥ(指揮)
● 妖精の輪
ジャン=ポール・クレーデル声楽アンサンブル
● セレナード イ長調 Op.7
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)
ハルトムート・ヘル(ピアノ)
Disc8
● ピアノ五重奏曲 Op.41
ジャン・ユボー(ピアノ)
ヴィオッティ四重奏団
● ヴァイオリン・ソナタ Op.36
オリヴィエ・シャルリエ(ヴァイオリン)
ジャン・ユボー(ピアノ)
Disc9
● フルート・ソナタ Op.36
ジャン=ピエール・ランパル(フルート)
ピエール・バルビゼ(ピアノ)
● オーボエとピアノのための小品 Op.5
フランソワ・ルルー(オーボエ)
エマニュエル・シュトロッセ(ピアノ)
● サクソフォン四重奏のための民謡風ロンドの主題による序奏と変奏
ダニエル・デファイエ・サクソフォン四重奏団
● 愛する国への旅
ヴァネッサ・マッキーンド(ハープ)
アレグリ弦楽四重奏団
イギリス室内管弦楽団
● 自由な変奏と終曲 Op.51
リリー・ラスキーヌ(ハープ)
ヴィア・ノヴァ四重奏団
● 室内ソナタ Op.48
マルセル・モイーズ(フルート)
イポリト・ロペス(チェロ)
ガブリエル・ピエルネ(ピアノ)
録音:1928年6月11日
● カンツォネッタ Op.19
ルイ・カユザック(クラリネット)
録音:1930年2月11日
Disc10
● 旋回(ルネ・ビゼーとジャン・バレールの台本によるディヴェルティスマン)
コンセール・コロンヌの11人のソリスト
ガブリエル・ピエルネ(指揮)
録音:1934年1月12日
● お祖母さんの歌 Op.3-2(ミュール編)
● 往年の歌 Op.14-5(ミュール編)
ギャルド・レピュブリケーヌ・サクソフォン四重奏団
録音:1935年5月1日
● 弦楽三重奏のための3つの小品
パスキエ・トリオ
録音:1937年6月30日
● ミュージック・ホールの印象 Op.47(ピエルネ&ドゥシュキン編)
アンリ・メルケル(ヴァイオリン)
マリー=ルイーズ・ピュネ・カイヤール(ピアノ)
録音:1946年2月18日
● ヴァイオリン・ソナタ Op.36
ミゲル・カンデラ(ヴァイオリン)
ジャンヌ=マリー・ダルレ(ピアノ)
録音:1947年11月10日
● 喜歌劇『フラゴナール』抜粋
アンドレ・ボジェ(バリトン)
シュザンヌ・ライデッカー(ソプラノ)
モーリス・フリガラ指揮、管弦楽団
録音:1934年10月26日(初CD化)