CD

Hommage a Piazzolla : Kremer(Vn)Sakharov(P)Posch(Cb)etc

Piazzolla (1921-1992)

User Review :4.5
(4)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
WPCS16004
Number of Discs
:
1
Format
:
CD

Product Description

NONESUCH ベスト30−20世紀音楽編−
ギドン・クレーメル/ピアソラへのオマージュ


透徹した音楽性〜偉大なる音楽家にささげる、クレーメルの詩的音楽世界。
 アストル・ピアソラへ視点を当てたプロジェクトの先駆けであるギドン・クレーメル。その記念碑ともいえる最初の1枚〜1996年作品の『ピアソラへのオマージュ』。
 革新的な音楽の試みに、クレーメルのリリシズムあふれるヴァイオリニズムが交錯し、得も言えぬ独特な世界観を構築しています。(ワーナーミュージック・ジャパン)

【収録情報】
ピアソラ:
・ミロンガ・アン・レ
・ヴァルダリート
・オブリヴィオン
・鮫
・カフェ1930〜『タンゴの歴史』より
・キンテートのためのコンチェルト
・孤独
・ブエノスアイレス午前零時
・嫉妬
・エル・ソル・スエニョ(アストル・ピアソラへのオマージュ)
・ル・グラン・タンゴ

 ギドン・クレーメル(ヴァイオリン)
 ペル・アルネ・グロルヴィゲン(バンドネオン)
 ヴァディム・サハロフ(ピアノ)
 アロイス・ポッシュ(ベース)

 録音時期:1995年7月、1996年1月
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

 NONESUCH設立50周年記念
 日本独自企画

Track List   

Customer Reviews

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Comprehensive Evaluation

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このCDがあったからピアソラを知ることが...

投稿日:2013/02/16 (土)

このCDがあったからピアソラを知ることができた。ピアソラに辿り着くことができた。現在(2013年)では誰でもピアソラの音楽を知っているだろうが、これからピアソラを知りたい方に第1歩としても薦めたい。もちろん、ピアソラ本人のCDもあるし、彼のバンドネオンが出す太い芯が通った独特の深淵な空気を体感できるわけではない。「クレーメルのピアソラ」だが、他のピアソラ・ブームに乗っかったCDとは一線を画す。    この巻ではバンドネオン(アコーディオン)は登場せず、クレーメルのヴァイオリンが中心。クレーメルが考え、奏でたピアソラへの想いを込めて演奏している。選曲も親しみやすいものが中心。昼に大音量でノリノリで聴くもよし、夜に音を絞ってしんみり聴くもよしのCDだ。ピアソラ本人の演奏と比較してしまうとやはり負けてしまう気がするので★4つとした。クレーメルの演奏と割り切るなら★5つのアイディアと演奏だと思う。

うーつん さん | 東京都 | 不明

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私は初めて店頭でこのCDジャケットを見た...

投稿日:2012/06/09 (土)

私は初めて店頭でこのCDジャケットを見た時、 胸倉をつかまれるような衝撃があった。 女の背中の開いたワンピースに黙って手を挿し入れる男。 その突然の出来事に女は鳥肌を立て不安と緊張を感じる。 クレーメルは敢えて自己の世界にとどまり、 タンゴの音楽が根源的に内包している全てを 鋭敏に切なく抱きしめる。 孤独、虚無、静けさ、混沌、不安、許し、暗い情熱、生と死、本能、怒り、哀しみ、絶望、皮肉、欲望、無常。 まるで凍えるような寒さの中、一輪のマッチの火に手をかざす見知らぬ男と女が黙って身を寄せ合い、目が合ってしばらくの無言の後に何かを察し、静かにでも激しく求め愛しあう、そんな印象を与える。 クレーメルは健康的で豊潤なヴァイオリンの音色や奏法を封じ込め、内的緊張とエッヂの効いた切なく哀しい音色で、鋭く曲想へ深く切り込み抉り出す。そのppは震える魂の孤独を伝え、fは心臓を切れ味抜群の真剣で裁たれるよう。

no music no life さん | 奈良県 | 不明

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クレーメルの演奏は誰の曲を聴いても全く独...

投稿日:2010/02/10 (水)

クレーメルの演奏は誰の曲を聴いても全く独特だ。だからギョッとすることも多いし、好みも分かれるだろう。ピアソラの曲を演奏しても、また独特の世界が展開される。クラシックとタンゴでは土台も違うし、ピアソラは本人の演奏が残っているから、タンゴファンにとってクレーメルの弾くピアソラは違和感が大きいだろう。しかし、その違和感はクレーメルが安易なピアソラのモノマネをしなかった結果だと思う。ピアソラらしいピアソラを聴きたければ本人の演奏を聴けばいいのである。新しい解釈、新しいアプローチがあってこそ、昔の音楽は発展したのだし、ピアソラの音楽もまた、そうあるべきだ。どんなに特殊でも音楽的に価値ある解釈なら、これからずっと残っていくだろうし、クレーメルの弾くピアソラもまた、残っていくだけの価値あるものだと思う。

しんのじ さん | 兵庫県 | 不明

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