フルトヴェングラーとの共演で知られる
フランスの名女流ルフェビュールの至芸
イヴォンヌ・ルフェビュール[1898-1986] はフランスの女性ピアニスト。日本ではフルトヴェングラー&ベルリン・フィルとモーツァルトのピアノ協奏曲第20番の録音を残していることで知られています。
ルフェビュールは早くから教育に専念してリパッティ、フランソワ、イモージェン・クーパーらを育てました。演奏家としては明快でテンポも速い古き良き時代のフランス・ピアニズムの持ち主でした。
彼女は同時代の名ピアニストに比べ録音があまり多くなく、貴重な5枚組セットの登場と申せましょう。多くは1950年代の録音ですが、古いものでは1935年11月のデュカスの『ラモーの主題による変奏曲、間奏曲とフーガ』に注目。デュカスが亡くなった年というのも興味深い限りです。(輸入元情報)
【収録情報】
Disc1
ベートーヴェン:
1. ディアベリの主題による変奏曲 Op.120
2. ピアノ・ソナタ第30番ホ長調 Op.109
3. ピアノ・ソナタ第31番変イ長調 Op.110
イヴォンヌ・ルフェビュール(ピアノ)
録音:1956年3月7,8日パリ(1)、1955年1月12,13日(2,3)
Disc2
1. モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第27番ト長調 K.379
2. ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番ハ短調 Op.13『悲愴』〜第1楽章
3. ベートーヴェン::ピアノ・ソナタ第32番ハ短調 Op.111
4. モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番ニ短調 K.466
イヴォンヌ・ルフェビュール(ピアノ)
ジャンヌ・ゴーティエ(ヴァイオリン:1)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(4)
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮:4)
録音:1959年5月31日パリ(1-3)、1954年5月15日ルガーノ(4)
Disc3
J.S.バッハ:
1. ピアノ協奏曲第1番ニ短調 BWV.1052
2. 前奏曲とフーガ イ短調 BWV.543(リスト編)
3. われ汝に呼ばわる、イエス・キリストよ BWV.639(ブゾーニ編)
4. 幻想曲とフーガ ト短調 BWV.542(リスト編)
5. 主よ、人の望みの喜びよ BWV.147(ヘス編)
6. 平均律クラヴィア曲集 第1巻〜第8番変ホ短調 BWV.853
イヴォンヌ・ルフェビュール(ピアノ)
フェルナン・ウーブラドゥ室内管弦楽団(1)
フェルナン・ウーブラドゥ(指揮:1)
録音:1957年10月19日パリ(1)、1955年9月12,14日パリ(2-6)
Disc4
1. ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ ト長調
2. デュカス:ラモーの主題による変奏曲、間奏曲とフーガ
3. ドビュッシー:おもちゃ箱(全曲)
4. ルーセル:3つの小品 Op.49
5. ショパン:マズルカ第13番イ短調 Op.17-4
イヴォンヌ・ルフェビュール(ピアノ)
ジャンヌ・ゴーティエ(ヴァイオリン:1)
ピエール・ベルタン(語り:3)
録音:1955年パリ(1)、1935年11月8日パリ(2)、1955年頃(3)、1949年6月20日パリ(4)、1949年(5)
Disc5
1. シューマン:ピアノ協奏曲イ短調 Op.54
2. モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番ニ短調 K.466
イヴォンヌ・ルフェビュール(ピアノ)
フランス国立放送管弦楽団
ピエール・デルヴォー(指揮)
録音:1955年4月4日パリ(1)、1958年1月25日パリ(2)
モノラル録音