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Wilhelm Backhaus : Plays Chopin, Liszt, Schumann & Encores -HMV Recordings 1925-1937 (2CD)

User Review :5.0
(2)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
APR6026
Number of Discs
:
2
Label
:
Format
:
CD
Other
:
Import

Product Description

バックハウスのロマンティック・レパートリー!
リマスタリングはマーク・オーバート=ソーン


20世紀のドイツ・ピアニズムの象徴的存在であり、特に後年のベートーヴェンやブラームスの録音が屈指の名演として名高いヴィルヘルム・バックハウス[1884-1969]。そのキャリアの前半に録音が行われたショパンやリスト、シューマンなどのロマンティックなレパートリーの数々がAPRから復刻となります。
 1928年録音のショパンの『24の練習曲』を筆頭に、SP時代のランドマーク的存在の1つであるシューマンの『幻想曲』、バックハウス自身のアレンジによるモーツァルトやシューベルト、そしてアルベニスやモシュコフスキなど、戦前のバックハウスが得意とし、20年代から30年代にかけて収録された幅広いレパートリーが定評あるAPRの復刻によって蘇えります。
 名エンジニア、マーク・オーバート=ソーンのリマスタリングによって向上した音質にご期待下さい。(輸入元情報)

【収録情報】
Disc1

● ショパン:12の練習曲 Op.10(録音:1928年)
● ショパン:12の練習曲 Op.25(録音:1928年)
● ショパン:前奏曲 第1番ハ長調 Op.28-1(録音:1933年)
● ショパン:子守歌 変ニ長調 Op.57(録音:1928年)
● ショパン:ワルツ 第1番変ホ長調 Op.18《華麗なる大円舞曲》(録音:1928年)
● ショパン:ワルツ 第6番変ニ長調 Op.64-1《小犬》(録音:1925年)
● ショパン:幻想即興曲 嬰ハ短調 Op.66(録音:1933年)
● メンデルスゾーン/ハッチソン編:《真夏の夜の夢》より スケルツォ(録音:1927年)
● スメタナ:ポルカ第3番ヘ長調(録音:1928年)
● ドリーブ/ドホナーニ編:ナイラ・ワルツ(録音:1925年)

Disc2
● モーツァルト/バックハウス編:ドン・ジョヴァンニのセレナード(録音:1928年)
● シューベルト/バックハウス編:軍隊行進曲 変ホ長調 D.733-3(録音:1928年)
● シューベルト/リスト編:ウィーンの夜会 第6番イ長調 S.427-6(録音:1936年)
● リスト:小人の踊り S.145-2(録音:1925年)
● リスト:愛の夢 第3番変イ長調 S.541-3(録音:1925年)
● リスト:ハンガリー狂詩曲第2番嬰ハ短調 S.244-2(録音:1927年)
● シューマン/リスト編:愛の歌 S.566(録音:1928年)
● シューマン:飛翔 Op.12-2(録音:1928年)
● シューマン:夢のもつれ Op.12-7(録音:1928年)
● シューマン:夜想曲 第4番ヘ長調 Op.23-4(録音:1937年)
● シューマン:幻想曲 ハ長調 Op.17(録音:1937年)
● アルベニス:トゥリアーナ(録音:1928年)
● アルベニス/ゴドフスキー編:タンゴ Op.165-2(録音:1928年)
● モシュコフスキ:スペイン奇想曲 Op.37(録音:1928年)

 ヴィルヘルム・バックハウス(ピアノ)

 モノラル
 リマスタリング:マーク・オーバート=ソーン

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

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バックハウスというとどうしてもステレオ録...

投稿日:2022/11/02 (水)

バックハウスというとどうしてもステレオ録音によるベートーヴェンが浮かんでしまう。立派ではあるけど、技術的にも音楽的にもゆるみがあり、結果として時代を感じさせる古いタイプの演奏、と思ってきた。それがこの録音を聞いて驚いてしまった。ショパンのエチュードをはじめ、すべてが鮮やかなこと!「完璧な技巧」「鍵盤の獅子王」と呼ばれてきたことが実感できた。決して誇張ではなかった。                            最近シュナーベルのベートーヴェンを聞いて感心したが、彼は1882年生まれ、バックハウスは1884年生まれ、たった2歳しか違わない!それがシュナーベルは1951年モノの時代に亡くなっているので「昔の演奏家」、バックハウスは1969年(私が中学生)ステレオ時代まで生きたので「現代の演奏家」という短絡的な認識。70歳、80歳代まで録音を続けたのが大きな違いになった。若いころのバックハウスのすばらしさを再認識し、85歳まで現役で演奏を続けた芸術家としての偉大さを実感した。

オジサン さん | 兵庫県 | 不明

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90年前の録音というから、すばらしい復刻な...

投稿日:2019/06/24 (月)

90年前の録音というから、すばらしい復刻なのだろう、とてもなまなましい充実した響きが刻まれている。若いバックハウスの腕の冴えに古さを忘れて聞き入った。ベートーヴェンやブラームスなどドイツ音楽の本流だけでなく、意外にショパン演奏で高い評価を受けていたというが、それを追認できたのと、別の面があるというのが面白いと思った。いつもの構造的、また非感傷的、誇張をきらうとらえ方、重厚で深く、それでいてとても澄んだ音、ムラのない鍛えぬいたテクニック。そういうものがベースにあるバックハウスが、ショパンだからといって、余分なフリルをつけるようなことはせず、まじめに、誇張なく端然と向き合うと、かえって、ショパンの本質にはまり、内蔵している誌的な余情があちこちから立ちのぼってくる、といった気味がある。現代の仕掛けの大きいショパン演奏に圧倒されたとしても、結局、本当に帰っていきたくなるのはこういう演奏という気がした。

スコレー さん | 神奈川県 | 不明

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