ロベール・カサドシュ、フランス時代の至芸!
未発表のモーツァルト『戴冠式』(1931)を収録!
20世紀フランスのピアノ界、フレンチ・ピアノ・スクールを代表する巨匠の1人であるロベール・カサドシュ[1899-1972]が、1928年から1939年の約10年間の間にフランス・コロンビア社に遺した録音の全集がAPRから登場!
第二次世界大戦の勃発によりアメリカへと亡命し、1940年から他界するまでの長きにわたり、アメリカ・コロンビア社に膨大な回数の録音を行ったことでも知られるカサドシュ。今回、APRから復刻となるカサドシュのセットは、アメリカに渡る前、フランスで収録されたソロ、室内楽、協奏曲の演奏を集めたものであり、先にSONYからリリースされた65枚組のコンプリート・コロンビア・アルバム(アメリカ録音集)ボックスには収録されていない録音となります。
そしてさらなる注目ポイントは、未発表となっていたスタジオ録音のモーツァルト:ピアノ協奏曲第26番『戴冠式』(1931年)が収録されているところ! まさにカサドシュのフランス時代の軌跡そのものであるフランス・コロンビアの録音「全集」は、APRの新たなベストセラー・アイテムとなることでしょう。(輸入元情報)
【収録情報】
Disc1
● D.カルラッティ:11のソナタ〜ソナタ ニ長調 Kk.430(L.463)、ソナタ イ長調 Kk.533(L.395)、ソナタ ニ長調 Kk.23(L.411)、ソナタ ロ短調 Kk.377(L.263)、ソナタ ニ長調 Kk.96(L.465)、ソナタ ニ短調 Kk.9(L.413)、ソナタ ト長調 Kk.125(L.487)、ソナタ ロ短調 Kk.27(L.449)、ソナタ ト長調 Kk.12(L.387)、ソナタ ホ短調 Kk.198(L.22)、ソナタ ト長調 Kk.13(L.486)
録音:1937年6月15日
● モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番ハ短調 K.491(第1楽章のカデンツァ:サン=サーンス作)
ウジェーヌ・ビゴー指揮、パリ交響楽団
録音:1937年12月20,21日
● モーツァルト:ピアノ協奏曲第26番ニ長調 K.537『戴冠式』(第1楽章のカデンツァ:モーツァルト作、ピアノ協奏曲ニ長調 K.451のために書かれたカデンツァに基づく)
ワルテル・ストララム指揮、コンセール・ストララム管弦楽団
録音:1931年3月25,26日
Disc2
● モーツァルト:ロンド ニ長調 K.485
録音:1937年12月8日
● ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第26番変ホ長調 Op.81a『告別』
録音:1932年1月4日
● シューベルト:ピアノ・ソナタ イ長調 Op.120, D.664
● シューベルト:12のドイツ舞曲 Op.171, D.790より第1番、第3番〜第8番、第11番
録音:1939年6月12日
● ウェーバー:コンツェルトシュテュック ヘ短調 Op.79
ウジェーヌ・ビゴー指揮、オーケストラ(詳細不詳)
録音:1935年6月6日
● シューマン:交響的練習曲 Op.13
録音:1928年6月20,28日
● シューマン:予言の鳥 Op.82-7
録音:1928年6月28日
Disc3
● ショパン:バラード第1番ト短調 Op.23
録音:1928年6月28日
● ショパン:バラード第2番ヘ長調 Op.38
録音:1929年10月14日
● ショパン:バラード第3番変イ長調 Op.47
録音:1930年11月10日
● ショパン:バラード第4番ヘ短調 Op.52
● ショパン:マズルカ第13番イ短調 Op.17-4
録音:1930年4月14日
● シャブリエ:即興曲ハ長調
● シャブリエ:スケルツォ=ヴァルス
録音:1939年6月12日
● フォーレ:前奏曲 ニ短調 Op.103-5
● フォーレ:即興曲 第5番嬰ヘ短調 Op.102
録音:1935年11月21日
● フォーレ:ピアノ四重奏曲第1番ハ短調 Op.15
ジョゼフ・カルヴェ(ヴァイオリン)、レオン・パスカル(ヴィオラ)、ポール・マス(チェロ)
録音:1935年5月7,8日
Disc4
● セヴェラック:らば引きたちの帰還
録音:1935年11月21日
● ドビュッシー:チェロ・ソナタ
● カプレ:小さい黒人の踊り
モーリス・マレシャル(チェロ)
録音:1930年6月3日
● ラヴェル:水の戯れ
録音:1928年6月20日
● ヴィトコフスキ:わたしの湖
ジョルジュ・マルタン・ヴィトコフスキ指揮、パリ交響楽団
録音:1928年6月18日
● カサドシュ:フルート・ソナタ Op.18
ルネ・ルロワ(フルート)
録音:1935年6月3日
ロベール・カサドシュ(ピアノ)
モノラル録音
リマスタリング:マーク・オーバート=ソーン