Reflect dans l'eau -Debussy Piano Works : Kotaro Fukuma (Hybrid)

水の反映〜ドビュッシー作品集
福間洸太朗

圧倒的なテクニックから生まれる懐深い余裕のなか、まさに知情意を高次元で融合させたドビュッシー。
【Shimmering Water】
「人は、水と光がなければ生きていけないので、毎日当たり前のようにそれらを消費しています。しかし、水が太陽や月の光、その他の光に照られた瞬間、神秘的な流動体となり、人の心を引きつけ、温和で深い感動を得ます。この現象からインスピレーションを受け、様々な作曲が音楽を書いています。（興味深いことにそれらの多くがピアノソロです。）
　私の名前にある洸の字は、水の光という幻想的なイメージを持っています。水の光から受ける感動は世界中の人々が共感できるものだと信じているので、「Shimmering Water」音楽を通してこのような印象、感動を世界中の人々に与えていきたいというモットーで、演奏活動をしています。
　2012年に30歳になる節目の年に、自分のアイデンティティの中心核を成す洸のイメージをテーマにしたプログラムを、作曲家の委嘱作品も含めて様々な国で紹介していきたいと思います。」　福間洸太朗（COLUMBIA）

【収録情報】
ドビュッシー：
・アラベスク第1番、第2番
・『映像』第1集（水の反映／ラモーを讃えて／動き）
・前奏曲集第2巻〜第8番『水の精』
・前奏曲集第1巻〜第10番『沈める寺』
・版画（塔／グラナダの夕べ／雨の庭）
・ベルガマスク組曲〜第3番『月の光』
・『映像』第2集（葉ずえを渡る鐘／荒れた寺にかかる月／金色の魚）
・喜びの島

　福間洸太朗（ピアノ）

　録音時期：2012年3月13-15日
　録音場所：神奈川県、相模湖交流センター
　録音方式：ステレオ（デジタル／セッション）
　SACD Hybrid
　CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD 4.0 SURROUND

【ふくま・こうたろう】
1982年、東京生まれ。都立武蔵高校在学中、ピティナＧ級金賞をはじめ、４つの国内コンクール全てに最高位を得る。卒業後ヨーロッパへ留学し、パリ国立高等音楽院、ベルリン芸術大学・同大学院、伊・コモ湖国際ピアノアカデミーにて学ぶ。2003年20歳で米・クリーヴランド国際コンクールに日本人初の優勝、及びショパン賞受賞。他にルービンシュタイン（テルアビブ）、パロマ・オシェア（サンタンデール）、ジーナ・バックアワー（ソルト・レイク・シティ）、マイ・リンド（ヘルシンキ）等のコンクールに入賞。以来、南北アメリカ、ヨーロッパ、南アフリカ、アジアで活発な演奏活動を繰り広げている。
　ＣＤは、Naxosより「シューマン：ピアノ作品」「武満徹：ピアノ作品集」、Accustikaより「トッパン・ライブ」、Harmonyより「アルベニス：イベリア全曲他」をリリース、国内外の新聞・雑誌で高い評価を得る。2011年、リスト生誕200年記念盤となる「怒りをこめて〜リスト作品集」（Accustika）をリリース。
　現在ベルリン在住。（COLUMBIA）