夭折の天才ミッシャ・レヴィツキの音楽遺産!
キエフ近郊で生まれたミッシャ・レヴィツキ[1898-1942]はミハウォフスキ、ストヨフスキ、ドホナーニの弟子であり、1920年代には瞬く間にピアノ・シーンにおける筆頭有望株としての地位を確立しました。実際、その早すぎる死がなければ、レヴィツキは間違いなく20世紀を代表するピアニストのひとりとしてみなされていたことでしょう。
今回、復刻となるHMV録音は、レヴィツキの決して多いとは言えない録音遺産の中でも最も重要な地位を占めています。ちなみにこのレヴィツキのHMV録音全集はかつて「APR7020」の品番で発売されていましたが廃盤となって久しく、待望の復刻となります。
また「APR」は今回の復刻に際して大部分のトラックのトランスファーを全面的にやり直し、各所のクリーンアップ、ピッチのエラーの修正を施しており、旧盤からの大規模なスケールアップが実現しています。(輸入元情報)
【収録情報】
Disc1
1. ショパン:前奏曲第1番ハ長調 Op.28-1
2. ショパン:前奏曲第7番イ長調 Op.28-7
3. ショパン:前奏曲第23番ヘ長調 Op.28-23
録音:1929年11月21日
4. ショパン:ワルツ第11番変ト長調 Op.70-1
5. ショパン:ワルツ第8番変イ長調 Op.64-3
録音:1928年11月19日
6. ショパン:バラード第3番変イ長調 Op.47
録音:1928年11月22日
7. ショパン:夜想曲 第13番ハ短調 Op.48-1
録音:1929年11月21日
8. ショパン:夜想曲 第5番嬰ヘ長調 Op.15-2
録音:1928年11月19日
9. ショパン:スケルツォ第3番嬰ハ短調 Op.39
録音:1929年10月31日
10. ショパン:ポロネーズ第6番変イ長調 Op.53『英雄』
録音:1933年3月16日
11. スカルラッティ:ソナタ イ長調 K.113
録音:1928年11月22日
12. グルック/ブラームス編:ガヴォット
13. ベートーヴェン/ダルベール編:エコセーズ WoO.83
録音:1927年12月15日
14. シューベルト/タウジヒ編:軍隊行進曲 D.733-1
録音:1928年11月22日
15. ルビンシテイン:練習曲 ハ長調 Op.23-2『スタッカート・エチュード』
録音:1927年12月16日
16. メンデルスゾーン:ロンド・カプリチオーソ ホ長調 Op.14
録音:1933年3月16日
17. シューマン:ピアノ・ソナタ第2番ト短調 Op.22
録音:1933年3月10日
Disc2
18. リスト:ピアノ協奏曲第1番変ホ長調 S.124
録音:1929年11月11,14日
19. J.S.バッハ/リスト編:前奏曲とフーガ イ短調 BWV.543/S.462-1
録音:1927年12月16日
20. リスト:3つの演奏会用練習曲〜第3番変ニ長調『ため息』
録音:1928年11月21日
21. パガニーニ/リスト編:ラ・カンパネラ S.140-3
録音:1927年12月16日
22. パガニーニ/リスト編:ラ・カンパネラ S.140-3
録音:1928年11月22日
23. リスト:ハンガリー狂詩曲第6番変ニ長調 S.244-6
録音:1927年12月15日
24. リスト:ハンガリー狂詩曲第12番嬰ハ短調 S.244-12
録音:1933年3月16日
25. リスト:ハンガリー狂詩曲第13番イ短調 S.244-13
録音:1933年3月16日
26. モシュコフスキ:女道化師 Op.52-4
録音:1927年12月16日
27. ラフマニノフ:前奏曲 第5番ト短調 Op.23-5
録音:1929年11月21日
28. レヴィツキ:ワルツ イ長調 Op.2『愛のワルツ』
録音:1929年11月21日
ミッシャ・レヴィツキ(ピアノ)
ランドン・ロナルド指揮、ロンドン交響楽団(18)
録音場所:
ロンドン、スモール・クイーンズ・ホール、スタジオC(1-9,11-15,19-23,26-28)
ロンドン、アビーロード・スタジオ3(10,16.17,24,25)
ロンドン、キングスウェイ・ホール&クイーンズ・ホール(18)
録音方式:モノラル(セッション)