Kim Barbier: Ballade

一連の物語のように響くピアノ曲集

パリのコンセルヴァトワールで学びベルリンに住むフランスのピアニストで、ベルリン・フィルのメンバーとコラボした室内楽活動にも力を入れているキム・バルビエによる、解放された国際性を感じさせる独奏曲集。幅広い時代から選ばれたプログラムは彼女の音楽家としての経験が組ませたもので、しっかりとした構築感というよりは、移ろいながら進んでゆくような楽曲が多く、全体が一つの物語のように響いてきます。
　このアルバムのタイトル「バラード」には、その本来の意味であるフランスで生まれ中世ドイツで流行した吟遊詩人トルバドゥールのイメージが組み込まれています。（輸入元情報）

【収録情報】
● D.スカルラッティ：ソナタ ホ長調 K.380／ニ短調 K.9／ニ短調 K.141
● モーツァルト：ピアノ・ソナタ ハ長調 K.545
● ドビュッシー：ベルガマスク組曲 L.75より『月の光』／前奏曲集 第1巻 L.117より『アナカプリの丘』
● J.S.バッハ／ジロティ編：前奏曲 ロ短調
● ショパン：12の練習曲 Op.25より第5番ホ短調／第12番ハ短調
● ショパン：バラード第1番ト短調 Op.23
● ドルプレール：『Eclats』第2番
● ブラームス：間奏曲 イ長調 Op.118-2

　キム・バルビエ（ピアノ）

　録音時期：2021年
　録音方式：ステレオ（デジタル）