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Helene Grimaud: The Complete Warner Classics Recordings

User Review :5.0

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
2564622737
Number of Discs
:
6
Label
:
Format
:
CD
Other
:
Import

Product Description


グリモー/ワーナー・クラシックス・ボックス(6CD)

フランスのピアニスト、エレーヌ・グリモーが20代半ばから30代初めだった1995年から2001年にかけてワーナー・クラシックスで制作した6枚のアルバムをまとめたお買得ボックス。
 13歳でパリ音楽院への入学を許可され、ジャック・ルヴィエの教えを受けて、15歳で同音楽院を首席で卒業するという、まさに特別な天才少女だった彼女に注目した当時のDENONが制作した最初のアルバムとなったラフマニノフ作品集が、フランスでディスク大賞を受賞するなど高い評価を獲得、その後、22歳までに同レーベルで計5枚のアルバムを制作することになります。
 ワーナー・クラシックスへの録音はその3年後の1995年に始まり、協奏曲アルバム5枚と、得意のブラームスのソロ・アルバムを1枚制作しています。
 その後、2002年にはドイツ・グラモフォンと専属契約を結び現在に至っています。

【若きグリモーの果敢な演奏】
ワーナー時代のグリモーは、フレッシュなDENON時代の魅力とはまた違ったダイナミックな表現もおこなうようになります。
 ザンデルリングとのブラームスのピアノ協奏曲第1番では指揮者と同じ路線で重厚ながら深い抒情を聴かせ、ジンマンとのシューマンとリヒャルト・シュトラウスでは躍動感のあるアプローチで初期ロマン派の味わいを醸し出します。
 同じくジンマンと組んだラヴェルとガーシュウィンでは、響きのクリアーさとリズムの良さにより、ジャズのイディオムも導入された楽曲のキャラクターを鮮やかに描き出しています。
 マズアとのベートーヴェン、アシュケナージとのラフマニノフも、それぞれの作品にふさわしい指揮者との共演といえるもので、適材適所、メジャーならではの贅沢なキャスティングが聴き応えある内容に繋がっています。
 一方、ブラームスのソロ作品では、作曲者晩年のロマンティックで美しい音楽を、豊かな情感に彩られた魅力的なものとして聴かせています。
 参考までにかつてのジャケット画像を表示しておきます。(HMV)

【収録情報】

Disc1
● シューマン:ピアノ協奏曲イ短調 Op.54
● R.シュトラウス:『ブルレスケ』

 エレーヌ・グリモー(ピアノ)
 ベルリン・ドイツ交響楽団
 デイヴィッド・ジンマン(指揮)

 録音時期:1995年(デジタル)

Disc2
● ブラームス:幻想曲集 Op.116
● ブラームス:3つの間奏曲 Op.117
● ブラームス:6つのピアノ小品 Op.118
● ブラームス:4つのピアノ小品 Op.119

 エレーヌ・グリモー(ピアノ)

 録音時期:1995年(デジタル)

Disc3
● ガーシュウィン:ピアノ協奏曲ヘ調
● ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調

 エレーヌ・グリモー(ピアノ)
 ボルティモア交響楽団
 デイヴィッド・ジンマン(指揮)

 録音時期:1997年(デジタル)

Disc4
● ブラームス:ピアノ協奏曲第1番ニ短調Op.15

 エレーヌ・グリモー(ピアノ)
 ベルリン・シュターツカペレ
 クルト・ザンデルリンク(指揮)

 録音時期:1997年

Disc5
● ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番ト長調 Op.58
● ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第30番ホ長調 Op.109
● ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31番変イ長調 Op.110

 エレーヌ・グリモー(ピアノ)
 ニューヨーク・フィルハーモニック
 クルト・マズア(指揮)

 録音時期:1999年

Disc6
● ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番ハ短調 Op.18
● ラフマニノフ:前奏曲嬰ト短調 Op.32-12
● ラフマニノフ:練習曲集『音の絵』Op.33-1, 2, 9

 エレーヌ・グリモー(ピアノ)
 フィルハーモニア管弦楽団
 ヴラディミール・アシュケナージ(指揮)

 録音時期:2000&2001年

Track List   

Disc   1

  • 01. Piano Concerto in A minor Op.54 : I Allegro Affettuoso
  • 02. Piano Concerto Op.54 in A minor : II Intermezzo - Andantino Grazioso
  • 03. Piano Concerto in A minor Op.54 : III Allegro Vivace
  • 04. Burleske in D minor : I Allegro Vivace
  • 05. Burleske in D minor : II Tranquillo
  • 06. Burleske in D minor : III a Tempo - Sostenuto
  • 07. Burleske in D minor : IV Un Poco Animato - Quasi Cadenza

Disc   2

  • 01. 7 Fantasias Op.116 : I Capriccio in D minor
  • 02. 7 Fantasias Op.116 : II Intermezzo in A minor
  • 03. 7 Fantasias Op.116 : III Capriccio in G minor
  • 04. 7 Fantasias Op.116 : IV Intermezzo in E Major
  • 05. 7 Fantasias Op.116 : V Intermezzo in E minor
  • 06. 7 Fantasias Op.116 : VI Intermezzo in E Major
  • 07. Fantasias Op.116 : VII Capriccio in D minor
  • 08. 3 Piano Pieces Op.117 : I Intermezzo in E Flat Major
  • 09. 3 Piano Pieces Op.117 : II Intermezzo in B Flat minor
  • 10. 3 Piano Pieces Op.117 : III Intermezzo in C Sharp minor
  • 11. 6 Piano Pieces Op.118 : I Intermezzo in A minor
  • 12. 6 Piano Pieces Op.118 : II Intermezzo in a Major
  • 13. 6 Piano Pieces Op.118 : III Ballade in G minor
  • 14. 6 Piano Pieces Op.118 : IV Intermezzo in F minor
  • 15. 6 Piano Pieces Op.118 : V Romance in F Major
  • 16. 6 Piano Pieces Op.118 : VI Intermezzo in E Flat minor
  • 17. 4 Piano Pieces Op.119 : I Intermezzo in B minor
  • 18. 4 Piano Pieces Op.119 : II Intermezzo in E minor
  • 19. 4 Piano Pieces Op.119 : III Intermezzo in C Major
  • 20. 4 Piano Pieces Op.119 : IV Rhapsody in E Flat Major

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Comprehensive Evaluation

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15歳の超絶美少女ピアニストとしてCDデビュ...

投稿日:2021/03/20 (土)

15歳の超絶美少女ピアニストとしてCDデビューしたエレーヌ・グリモー。 こちらはそのグリモーがエラート、テルデックといったワーナー系レーベルへ残した録音を集成した6CDs。 年齢的には20代後半から30代前半にかけてのものとなる。 以前からあったもののリニューアル版だが、それぞれオリジナル・デザインのジャケットが印刷された紙ケースがクラムシェル・ボックスに入った仕様で、更にプライスが下がっている。 ボックス自体のジャケットも良くなった。 グリモー自身は自分の美貌ばかりが注目されるのを嫌っていたらしいが、美人なのは確かなのだからこうして本人の写ったジャケットが再現されるのは良い事だ。 ちなみにDENON時代の音源を集成したBrilliant盤ボックスは本人の写真が一切使われていなかった。 文字通り掛け値なしに華麗な演奏で、弾けて弾けて仕様がない感じ。 その終始前のめりな感じが好き嫌いを分けそうな気もするが、何しろ圧倒的に上手いし、個性的。 共感覚の持ち主だそうなので、そういう人には全然違って聴こえるのかも知れない。

妻三郎 さん | 福岡県 | 不明

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最初のシューマンで評価は分かれるだろう。...

投稿日:2021/03/17 (水)

最初のシューマンで評価は分かれるだろう。この演奏にはまったくシューマンを感じないがそれがマイナス印象にはならない。清冽な演奏がシューマンを浄化しているかのようだ。この一曲を気持ち良く聞けた人ならばこのセットは楽しく聞き通せるだろうし、逆にこれがつまらないなら他を聞いても同じに違いない。ただ一つ異色なのがブラームスの協奏曲第一番。指揮は巨匠時代の生き残りザンデルリンク、交響曲のような本格的なドイツ音楽を聞かせる。これだけでも入手した甲斐があった。この曲ではピアノもバックもそうである場合よりいずれかが現代的だったり異国風の方が成功している例が多いが、年齢差57歳のグリモーのピアノも美しく映えている。

一蘆 さん | GERMANY | 不明

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グリモーのピアノ協奏曲名盤セット詰め合わ...

投稿日:2021/03/14 (日)

グリモーのピアノ協奏曲名盤セット詰め合わせという感じです。 DISK6は定評のあるラフマニノフ#2、特筆すべきはDisk2・4のグリモー本人も大好きだと公言するブラームスの演奏でDisk4の#1もやはり気合いが感じられます。 他Disk1・3のシューマンやガーシュウィン、ラヴェルなども平均点以上の出来だと思います。 名曲ばかり集めたボックスセットなので一気に聴いても飽きません。 協奏曲では録音バランスの問題なのか独奏以外の部分がオケに埋もれてしまったり、分離が悪かったりするところがあるのが少し残念。

I.O.U さん | 北海道 | 不明

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