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Haebler: Mozart & Schubert: Concertos, Sonatas, Etc

User Review :4.5
(5)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
DN0021
Number of Discs
:
34
Label
:
Format
:
CD
Other
:
Import

Product Description

モーツァルト&シューベルト:ピアノ作品集(34CD)
イングリット・へブラー


好企画が続く韓国ユニバーサルから今度はイングリット・へブラーのボックスが登場します。
 気品あるモーツァルトの名演の数々によって知られるヘブラーは、ウィーン古典派のほか、シューベルトやシューマン、ショパン、バッハ、ドビュッシーなども得意としていました。今回は、彼女の代表的録音ともいえる、かつてフィリップス・レーベルでセッション・レコーディングしたモーツァルトとシューベルトの作品を集めたものとなっており、セットはCD34枚で構成されています。
 モーツァルトのピアノ協奏曲全集とピアノ曲全集、ヴァイオリン・ソナタ集、ピアノ四重奏曲集、ピアノ五重奏曲、そしてシューベルトのピアノ・ソナタ集に『ます』という収録内容で、録音はすべてアナログのステレオとなっています。
 装丁はいつも通り丁寧なもので、ディスクは内袋に入れた上で紙ジャケットに収納。また、ブックレットは韓国語と英語に加え日本語でも表記されています。

【イングリット・へブラー】
1926年6月20日、ポーランド人の両親のもとにウィーンに誕生。生後まもなく両親と一緒にポーランドに移り、6歳から本格的にピアノの勉強を開始、11歳で初の公開演奏をおこなうほどの腕前を見せています。その後、戦火を逃れてオーストリアに戻り、ザルツブルクでモーツァルテウム音楽院に入学し、ハインツ・ショルツに師事して1949年に卒業すると、今度はウィーン音楽アカデミーでパウル・ヴァインガルテンに教えを受け、さらにジュネーヴ音楽院でニキタ・マガロフに師事し、パリではマルグリット・ロンのもとで研鑚を積みます。
 こうした多彩な個性のピアニストたちの教えを受けたこともあって、ヘブラーの演奏はバランス感覚に秀でたものとなり、柔らかなタッチと美しい音色を土台に、繊細で洗練された演奏を展開、無用な誇張を避け、音楽の造形的な情報を大切にしたアプローチで、モーツァルト弾きとしての高い評価を確立しました。
 ヘブラーのそうした手法はロマン派の場合でも有効で、シューベルトでは作曲時期が古典派時代だった作品が多いこともあってか、クラシカルな澄んだ美しさが前面に打ち出されているのが印象的でもありました。(HMV)

【収録情報】

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Comprehensive Evaluation

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かつては定番だったヘブラーのモーツアルト...

投稿日:2013/05/16 (木)

かつては定番だったヘブラーのモーツアルトのピアノ協奏曲や独奏曲全集(?)だが、フィリップスのレコード部門が傾き吸収されてからは、長い間中古屋も含めて店頭で見ることはなくなっただけにこのセットは朗報だ。比較的手に入りやすいシェリングとのヴァイオリンソナタ集や「鱒」も入っているだけに、量が多く、いささか値が張るのが難点だ。60〜70年代のモーツアルト演奏の典型ともいえる安定した技巧と軽やかさ、穏健で温和な表現は、今となってはむしろ心置きなく安心して聴ける。リリー・クラウスやハスキル、アニー・フィッシャーのような明確な個性は薄いように感じ、若い時分は何とも退屈に思えたものだが、手に入らなくなってから無性に聴きたくなるもので、今こうして再会して有難味がわかるというものだ。ジュノームや10番台の協奏曲、20番台なら21番や26番あたりが印象に残った。ソナタ全集も後年のデノンへの録音の方がテンポに余裕が出て巨匠的になり価値は高いが、旧録音の端正さも捨てがたい。シューベルトは、リヒテルやルプー、アファナシェフを聴くと意識させられる短命や死というキーワードには遠い明るい牧歌的な(悪く言えば能天気な)演奏だが、これはこれで、ケンプなどの録音同様、長く親しまれてよいとは思う。このBOXを機にネット配信も含めて市場から姿を消すことのないよう祈りたい。

eroicka さん | 不明 | 不明

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ヘブラーのモーツァルトはすでに定評があり...

投稿日:2013/04/28 (日)

ヘブラーのモーツァルトはすでに定評があり、今までにも幾多のボックスで登場して、いまさら言うことはありません。モーツァルトのピアノ曲の規範としての価値は確立されており、文句のつけどころがありません。ただし、シューベルトはどうか? ヘブラーのタッチはモーツァルトのままで、転がりすぎのシューベルトです。陽気なシューベルトを聞きたい向きにはいいかもしれませんが、シューベルトの独特の感性は感じにくい。このあたりは、内田光子と対照的なピアニストであると言えるかもしれません。

横濱の風 さん | 神奈川県 | 不明

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ヘブラーの新録音モーツァルトピアノソナタ...

投稿日:2013/04/14 (日)

ヘブラーの新録音モーツァルトピアノソナタ全集もいいが、こちらの旧録音も刺激的な音が一切なく、ゆったりとしたテンポでとても聞きやすい。協奏曲もペライヤを愛聴しているが、ヘブラーのなんともいえず、懐かしさ、飾り気のない音色が心地よい。シューベルトも耳に心地よい。これだけのセットが低価格で手にできる今日、もっとクラシックが普及してほしいと願う。

バッハ大好き さん | 熊本県 | 不明

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