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Gould The Secret Live Tapes -Beethoven, J.S.Bach, Schoenberg : Krips / Mitropoulos /

User Review :5.0
(1)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
88697808092
Number of Discs
:
1
Format
:
CD
Other
:
Import

Product Description

Glenn Gould - The Secret Live Tapes

J. S. Bach: Konzert Nr.1 d-Moll fur Klavier und Orchester BWV 1052
Concertgebouw Orchestra Amsterdam / Dimitri Mitropoulus, conductor
Live Recorded 10/08/1958, Salzburger Festspiele

L. van Beethoven: Konzert Nr.5 Es-Dur fur Klavier und Orchester op. 73
Buffalo Philharmonic Orchestra / Josef Krips, conductor
Live Recorded 08/11/1960, Buffalo

Arnold Schonberg: Klavierkonzert op. 42
New York Philharmonic / Dimitri Mitropoulus, conductor
Live Recorded 16/03/1958, New York

Glenn Gould, piano

Track List   

  • 01. J.S.Bach: Piano Concerto No. 1, BWV 1052: I. Allegro [06:53]
  • 02. II. Adagio [06:06]
  • 03. III. Allegro [06:59]
  • 04. Applause [00:23]
  • 05. Beethoven: Piano Concerto No. 5, Op. 73: I. Allegro [19:58]
  • 06. II. Adagio un poco moto - attacca [08:22]
  • 07. III. Rondo. Allegro [10:14]
  • 08. Schonberg: Piano Concerto, Op. 42 [18:33]

Customer Reviews

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1958年にベルリンでグールドの生演奏(カラ...

投稿日:2011/04/09 (土)

1958年にベルリンでグールドの生演奏(カラヤン指揮ベルリンフィルでのバッハ/ピアノ協奏曲第1番)を見た、若き日の園田高広氏が「グールドの音楽は口につくしがたい魅惑に満ちていて、ことにピアニッシモの美しさは想像を絶している」と絶賛したように、ライブでのグールドは計算しつくされたスタジオ録音とまた違った魅力がある(その魅力は、グールド自身が最も嫌悪したものであったが)。また、バーンスタインとのブラームスに代表されるように、協奏曲では指揮者(やオケ)との解釈の相違がしばしば注目されてしまうのがグールドである。 The Secret Live Tapesと題されたこのCDには、3曲の協奏曲のライブが収録されている。注目は今回、初めて世に出ることとなった「第三の『皇帝』」である。 これまで知られている同曲の録音は、ユニークな解釈を指摘されることが多いストコフスキーとのスタジオ録音(1966年)とDVDで見ることができるアンチェルとのテレビ放送録音(1970年)の2種であるが、本盤はスタジオ録音より6年前のライブ盤(これまで存在すら知られていなかった)ということで、グールドがどのような解釈と演奏をしたかに大変興味を持っていた。 全体的にテンポが速く、印象は1970年盤に近い(総演奏時間は、本盤38分34秒、66年盤43分9秒、70年盤36分37秒)が、ピアノソロパートで聴くことができる弱音の表現が本当に素晴らしく、これだけでも買う価値がある。ただ、録音音質はライブ盤であることを差し引いても貧弱で、ピアノとオーケストラとずれも散見されるなど、問題点がないわけではない。 本盤には、『皇帝』以外にバッハとシェーンベルクの2曲の協奏曲も収録されている。いずれもグールドがライブで好んで演奏した曲で、今回が正規盤として初発売となる(以前、伊NuovaEra原盤として出ていた)。このうち、バッハは1958年ザルツブルク音楽祭でのライブ盤であり、これでザルツブルク音楽祭でのグールドの録音は既発の1959年ソロリサイタルと併せてすべてソニーから入手できるようになった。演奏そのものは、スタジオ録音やよく知られているレニングラード(サンクトペテルブルグ)ライブの端正な演奏(いずれも1957年)とは異なり、極端に早く(前2者の演奏時間が24分に対して、19分25秒と約20%短い)、グールドの緊張感が聴き手にも伝播する。そのような「荒い」演奏だが、第2楽章での美しさには息をのむ。また、シェーンベルクはスタジオ録音(1961年)をさかのぼること3年前のライブ録音で指揮は、後にバッハでも共演したミトロプーロスだが、演奏を受け持ったのが自らが音楽監督を務めたニューヨークフィルだったからか、オーケストラとグールドとが一体となった演奏で、本盤に収録された3曲の中で、最も演奏の完成度が高い。 早いもので、グールドが50歳の若さで没して来年で30年の月日が流れ、新たな作品が出ることがほとんど期待できない中、世界初出の『皇帝』を含む希少なライブ盤が姿をあらわしたことはグールドファンにとって大きな喜びである。

北の旅人 さん | 神奈川県 | 不明

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