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Alexei Lubimov : At Chopin's Home Piano -Chopin, J.S.Bach, Mozart, Beethoven

User Review :5.0
(2)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
NIFCCD071
Number of Discs
:
1
Label
:
Format
:
CD
Other
:
Import

Product Description


鬼才リュビモフが弾くアップライトのプレイエル!
ショパンが選び、弾いたであろう1843年製の銘器の響き。


時代を超越した膨大かつ幅広いレパートリー、卓越した解釈と極められたピリオド奏法によって、生ける伝説的フォルテピアニストとして絶大な評価と支持を得ているロシアの鬼才アレクセイ・リュビモフ。NIFCレーベル初登場となる鬼才リュビモフが弾いている楽器は、モダン・ピアノでもなく、ヒストリカルのグランド・ピアノでもなく、なんと1843年にフランスの名工プレイエルによって製作された「シリアル・ナンバー10112」の『アップライト・ピアノ(ピアニーノ)』!
 1843年、プレイエルの工場でショパンは自分のアパート用に「シリアル・ナンバー10113」のアップライトを選び、同時にパトロン(であると同時に隣人)だったナタリア・オブレスコフ用に「シリアル・ナンバー10112」のアップライトを選んだのですが、社交で求められた場合には、ショパンはこの「10112」も度々弾いたに違いないとされており、今回リュビモフが弾いている「10112」はショパンと特別に縁の深い楽器の1つなのです!
 ちなみにパリの音楽博物館には1839年にオブレスコフ家によって購入され、ショパンが同年から1841年まで弾いたプレイエルのグランド・ピアノ(シリアル・ナンバー7267)が所蔵されており、この事実からもピアノの詩人と同一族との関係の深さを窺い知ることができます。
 リュビモフはショパンと非常に関係の深いこの「プレイエルのアップライト」を用いることにより、当時、聴衆のいないパリのスタディ・サロンでショパンとその弟子たちが、この楽器で古典派のレパートリーを演奏した時に聴こえていた響きとその世界の再現、さらにはバッハ、モーツァルト、そしてベートーヴェンの作品を、その魔法(プレイエルのアップライト)を使ってショパンの世界の音楽的イメージに変えてしまうという壮大なテーマに取り組んでいます。
 リュビモフとプレイエルのアップライトによる、ショパン以前の大作曲家たちの「ショパン化」。その結果や如何に!? 乞うご期待!(Photo by Wojciech Grzedzinski)(輸入元情報)


【収録情報】
● ショパン:前奏曲 嬰ハ短調 Op.45
● ショパン:舟歌 嬰ヘ長調 Op.60
● ショパン:前奏曲 変イ長調(遺作/Presto con leggierezza)
● ショパン:子守歌 変ニ長調 Op.57
● J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第1巻より前奏曲とフーガ第4番嬰ハ短調 BWV.849
● J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第1巻より前奏曲とフーガ第13番嬰ヘ長調 BWV.858
● J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第1巻より前奏曲とフーガ第24番ロ短調 BWV.869
● モーツァルト:幻想曲 ニ短調 K.397
● ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調 Op.27-2『月光』


 アレクセイ・リュビモフ(ヒストリカル・アップライト・ピアノ)
 使用楽器:プレイエル1843年製作、シリアル・ナンバー10112

 録音時期:2019年8月26-29日
 録音場所:ワルシャワ、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)


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 独特な音空間に誘われる面白いディスクだ...

投稿日:2021/11/06 (土)

 独特な音空間に誘われる面白いディスクだ。前のレビュワー氏も伝える通り幻想的(または神秘的)な雰囲気が最大の特長。モヤっとした音の粒、どことなく郷愁を呼び起こすような響き…。   アップライトピアノの演奏ときいて「グランドピアノでないならCD買う必要ない」と思う方にこそお薦めしてみたい。実をいうと私自身、先述の意見で入手を考えなかったが、このレーベルのフォルテピアノによるディスクを入手する過程で「こんな演奏もアリかも…」と考え直したクチ。もっと音質の良いディスクはあるだろう。しかし、それにしても「ショパン自身が演奏したであろう」楽器でショパンが弾いたかもしれない他作曲家の作品を取り混ぜての演奏は鬼才リュビモフならでは。こんな企画、リュビモフ以外なら目もくれないのではないだろうか。バッハやモーツァルト、ベートーヴェンも曲の開始では分かっているはずなのに「ん、ショパン? あぁ、バッハ(モーツァルト、ベートーヴェン)だった」と気付くような不思議な感覚になる。そんな感覚におちいるのもアップライトピアノならでは、なのだろう。   おそらくこのディスクの楽しみ方としては演奏技術や録音技術、曲の解釈を考えるのは違うような気がする。「ショパンがそこにいたのだ…」という音空間に身を浸すのが最も適切な楽しみ方ではないかと思う。

うーつん さん | 東京都 | 不明

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何と言う幻想的(神秘的と言っても良いかも...

投稿日:2021/02/02 (火)

何と言う幻想的(神秘的と言っても良いかも)なピアノの音色。まさにセピア色の世界。リュビモフが弾くのは、ショパンがよりアットホームな環境で弾いたと言われるプレイエルの、グランドではなくアップライトのピアノ。ここではリュビモフによって全ての曲がショパンと同じような作風に様変わり。一聴しただけでは、え?これがバッハやモーツァルト、ベートーヴェン?と思ってしまうほど、不思議な幻覚を見ているような気分になってしまう、非常に印象的なディスクでした。

りゅうちゃん さん | 東京都 | 不明

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