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Agnelle Bundervoet Plays Khachaturian, Saint-Ssaens, Franck

User Review :5.0
(1)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
MC1040
Number of Discs
:
1
Label
:
Format
:
CD
Other
:
Import

Product Description

アニェル・ブンダヴォエト

アニェル・ブンダヴォエト[1922-2015]は、フランス中部、ピュイ=ド=ドーム県のアンベールに生まれたピアニスト。彼女の父方の源流はベルギーのヘントにあり、Bundervoetという姓はヘント近辺では珍しくないとか(そのためフランスにおいてもBundervoetは外来姓とみなされ、語尾のtを発音するのが普通、ということです)。7歳からマルセイユ音楽院で学んだ後、パリ音楽院でラザール・レヴィの指導を受けています。第二次世界大戦後、ブンダヴォエトは華々しく活躍し、1950年代にはレコード用の録音もしています。しかしリューマチを患ったことと、1956年に離婚して子育てのための安定した生活が必要だったことで早くに演奏会活動を縮小し、長年ヴェルサイユ音楽院の教授を務めました。そのため92歳まで長命したにもかかわらずごく一部のピアノ・マニアしか知らない伝説のピアニストになってしまいました。
 このCDではなんといっても名匠ヴォルフガング・サヴァリッシュと競演したサン=サーンスのピアノ協奏曲第2番のライヴ録音が聴きもの。情熱的なブンダヴォエトと理知的なサヴァリッシュは始めこそ今ひとつかみ合っていないものの、第3楽章のタランテラではブンダヴォエトがサヴァリッシュを熱気の渦に巻き込んでしまい、鳥肌が立つような名演を繰り広げています。残念ながらモノラルですが、音質は悪くありません。伝説のピアニストの真髄がついに聴けるCD。(輸入元情報)

【収録情報】
● ハチャトゥリアン:ピアノ協奏曲変ニ長調 Op.38

 ウジェーヌ・ビゴ指揮、パリ交響楽団
 1954年7月7日 パリ、フランス・ラジオ・テレビ放送による放送用セッション

● サン=サーンス:ピアノ協奏曲第2番ト短調 Op.22

 ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮、スイス・ロマンド管弦楽団
 1976年 ジュネーヴ、スイス・ロマンド放送によるライヴ

● フランク:前奏曲、コラールとフーガ

 1955年12月31日 パリ、フランス・ラジオ・テレビ放送による放送用セッション

 アニェル・ブンダヴォエト(ピアノ)

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今年モニク・ド・ラ・ブルショルリを知り、...

投稿日:2016/12/19 (月)

今年モニク・ド・ラ・ブルショルリを知り、こんな素晴らしいピアニストで未知の人がまだいたんだと思ったが、年末にもうひとり同じフランスのとんでもないピアニストを知ることになった。アニエル・ブンダヴォエト。これまた私にとっては初めて名前を聞く人であり、録音も極めて少ないらしい。しかし、ここで聴ける女流とは思えぬ圧倒的なダイナミズムと切れの良さは先のブルショルリと共通するものであり、驚かずにはいられない。サン=サーンスではもたつくオケを置いて颯爽と駆け抜ける。フランクの深い味わいもいい。フランスからこういうピアニストが消えてしまったのはどうしてだろう。更なる放送録音の復刻をお願いしたい。なお、ハチャトゥリアンのオケはパリ交響楽団ではなく、パリ放送交響楽団である。また、メロクラシックはドイツ人経営者がタイでやっていると聞いた覚えがあるが、解説が仏語だけなのは何故。

フォアグラ さん | 愛知県 | 不明

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