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去年を待ちながら 新訳版 ハヤカワ文庫

Philip K. Dick

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784150121457
ISBN 10 : 4150121451
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

2055年、人類は異星人同士の星間戦争に巻き込まれ、リーグ星人と泥沼の交戦状態にあった。そのさなか、軍事企業で人工臓器医師として働くエリックは、致死性の病に苦しむ独裁的指導者モリナーリの主治医となる。一方、エリックの妻キャシーは夫への不満から、新種のドラッグJJ‐180に手を出してしまう。キャシーに騙されてJJ‐180を飲んだエリックは、時空を越えて一年後の自分に出会うが…。ディック中期の傑作・新訳版。

【著者紹介】
山形浩生 : 1964年生、東京大学大学院工学系研究科都市工学科修士課程修了。翻訳家・評論家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 催涙雨

    長いセンテンスのものばかり俎上にのせられる長編タイトルのなかでも実はこれが一番詩的で美しいのでは、と個人的には思うところ。まあ内容に関してはそのあたりの傑作群のように掛け値なしに褒めちぎるべき代物ではないのだが。ただ、それでも間違いなく非常に好きな作品だと言える。そもそもディック作品は普遍的な意味合いで評価されているものの数が限られており、あとはもう破綻のようなネガティブ要素を含めた独特な構造に対する認識で著作全体をひっくるめて好きか嫌いかのレベルになってくるのだが、そのなかでも作品のもつ傾向によって好き

  • おにく

    星間戦争や平行世界。非常にスケールの大きい世界観でありながら、主人公は、国連事務総長モリナーリのお抱え医師として、異星人との三つ巴の戦争〜交渉を一歩引いた視点で見ている。彼の悩みは戦争よりもむしろ、すでに愛情がこじれ、今や修復不能となった妻との生活が大きな懸念であり、重要なポストに就く二人の関係を異星人に利用されてしまう。ディックの小説は、SFのアイディアやストーリーが優先で、人物の造形は二の次という印象ですが、ディックの何番目かの奥さんをモデルにしたキャシーの造形は、これまでになく印象深かったです。

  • 阿部義彦

    かなりとっ散らかってはいるけど、全体としてはそんなに悪くは無いし、結構面白かった兎に角最後まで一気に読み切らせられました。2055年異星人との戦争そして、殺人兵器としてのドラッグ副作用としてタイムスリップを起こすが殆どの人間は過去にしか辿り着けないが、主人公のエリックは限られた数ではあるが未来にスリップできる体質であり、パラレルワールドでは一対一対応の単純な時間軸では無く、多対多の時間軸でありどの世界に行くかは恣意的には選べないそんな中愛する妻と別れるべきか?がテーマの一つ。未来の自分との対話が味噌。

  • ロア

    ディックのハヤカワ文庫SFシリーズは、どれも表紙がカッコいいですね(∩^ω^∩)私の脳内映像では、リーグはゴーリーのバアハムバグで再生されてました。小脇に翻訳箱を抱えてるの、カワイイ♡(*´Д`*)

  • 一乗寺隼人

    ディックは好きな作家なんですが、読み始めて本に引き込まれるのに精神力が要ります。この本もそんな感じで前半は苦行でしたが、一旦、引き込まれるともう後戻りができません。これだからPKDはやめられない。

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