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江戸デザイン学。

Pen編集部

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784484102030
ISBN 10 : 448410203X
Format
Books
Release Date
March/2010
Japan

Content Description

町民たちを楽しませた江戸のポップ・アート、浮世絵。大衆を沸かせた出版物や広告。男たちの意地と美意識を表現した着物。大名から庶民まで目を見張るデザインを生み出した江戸の、「粋」という美意識を網羅。

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • greenish 🌿

    260年にわたり一大文化を築いた「江戸」時代の、「粋」という美意識が詰まったアートな一冊  ---浮世絵・黄表紙・着物に書。千代紙・手ぬぐい・浴衣に切子。印象派の画家から稀代の建築家にも影響を与えた、江戸人の美意識。侘び寂び・慮るの精神性があったればこそ、主題を主役とせずとも主題を引き立たせる、大胆かつ緻密な構図の浮世絵を描くことができたんだなぁと。そして、町人たちの意地と誇りが生み出した、着物文様や色合いの数々もうっとりものです。 あぁやっぱり日本人なんだな!あぁ江戸人になってみたい!と思うのでした。

  • Roko

    庶民は贅沢をしてはいけないという決まりがあったので、たとえお金持ちでっても表は地味な服でした。でも裏は色物を使ったり、豪華な柄物だったり、見えないところにお金をかけていたので、こういうデザインに携る職人もさぞかし多くいたのでしょう。手ぬぐい、ポチ袋、千代紙などの小物のデザインはもちろん、広告に関するデザインもたくさんありました。浮世絵も黄表紙も、どれをとっても江戸のデザインは、今見ても新鮮なものばかりです。温故知新とは、こういうことをいうのでしょうね。

  • tera。

    浮世絵がお目当てだったのだが、錦絵にはコッソリ広告が描かれていたり、江戸時代には既にチラシが存在していたなんて情報まであって楽しめた。着物の「裏まさり」は今もかなり粋でないと着こなしは難しいが、江戸時代の男性はお洒落だったみたい。 所謂『見えない所にこそ、お洒落する』のは100年以上も前から粋な人達には当たり前だったのか。 広く浅くではあるけれど、ここから興味をもって好きな分野を見付けるのにはいい一冊だと思う。

  • 紅独歩

    入門書としても物足りない内容。浮世絵を語るのが専門外の人間(しかもインタビューを編集部がまとめたもの)だったり、織物や手拭いなどが現存する店舗のカタログの域を出ていなかったりと、雑誌の特集レベル……と思ったら、本当に雑誌を書籍化したものだった。着眼点は面白いのだが。

  • きのこ

    「粋とは『垢抜けして、張りのある、色っぽさ』」(p62)

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