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ポール・マッカートニーとアヴァンギャルド・ミュージック ビートルズを進化させた実験精神

Paul McCartney

User Review :4.0
(2)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784902342000
ISBN 10 : 4902342006
Format
Books
Release Date
July/2004
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Product Description

ジョン・ケージ/シュトックハウゼンとの出会い、ブライアン・ウィルソン/1994年のヨーコとのセッション、ユース/スーパー・ファーリー・アニマルズとのコラボレーション……。こうした活動は、ポールに何をもたらし、ビートルズをいかに変えたのか?
ここに描かれたのは、誰もが知っている1人のビートルとしての彼ではない。ひたすら音楽の可能性を追究しようとする1人の挑戦的な音楽家としての彼である。
1967年の、あるサイケデリック・パーティに捧げられた未発表のサウンドトラック「カーニヴァル・オブ・ライト」を手がかりに、数多くのインタヴューや丹念な研究によって明らかになる、誰も知らないポール・マッカートニー。

●イアン・ピール【著】 角松天【訳】 サイズ15×21cm 259ページ

Content Description

英国の小さな港町から旅立ったビート・グループは、やがて世界的な名声を手中に収めることになる。彼らに一体何が起こったのか?彼らはなぜ歴史にその名を残すまでになったのか?ダンス・ホールで鳴り響いていたロックンロールを芸術へと昇華させた、ポール・マッカートニーの好奇心旺盛な音楽的実験を一冊にまとめたファン待望の書籍。ポール・マッカートニーは現代のルネッサンスマンである。

目次 : ブラスバンド、レコード、そして分類棚/ 影響、記憶、そしてビートルズ/ 夢想狂/どんちゃん騒ぎ/ドラッグ・パーティにおける「カーニヴァル・オブ・ライト」/ ヴェジタブルからフリーシアイまで(そしてその逆さまに)/ ムーグとグラスで作られた音楽/ イージー・リスニングの逆襲と“あふれるほどのメロディ”/ 羊の皮のマスクから変名まで(そしてメエエ)/ ラジオとギズモトロンで作られた音楽/ ザ・チャプター・ナイン・リミックス/ “カエルの合唱からはるかに遠く”〔ほか〕

【著者紹介】
イアン・ピール : 1972年生まれ。音楽ジャーナリストとして、ザ・ガーディアン紙や『DJ』誌をはじめとした多数の音楽雑誌や新聞に寄稿。また、ラジオのDJや音楽制作にもたずさわり、その該博な知識を生かしたアーティストとしても活動している

角松天 : 1964年東京生まれ。出版社勤務を経て、現在はフリーランスで翻訳にたずさわるほか、取材・編集・記者として活動。おもに関心の深いジャンルは、英米のロック・ミュージック、ノンフィクション全般(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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ポール関連の本では最も優れたもの。今まで...

投稿日:2006/12/14 (木)

ポール関連の本では最も優れたもの。今までポールの暴露本関係はよく出てて、どれもこの天才を知るのに役立ったけれど、どうしてもそれらは私生活の暴露で終わってて肝心の音楽については疎かになっていた。よってこれは初めてマッカートニーの音楽の本質に迫ったものだ。まず「ラッシズ」の楽曲解説が充実してる。彼の手による初のアンビエントミュージックを分析し、その曲の背景も明らかにしつつ丁寧に検証、この名作に真摯に向き合った。次に注目すべきは「ラム」のオーケストラバージョン「スリリントン」も細かく分析、ビートルズ解散直後の彼

fluid さん | 東京 | 不明

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HMVレビューを読んで「むむっ・・・」と思っ...

投稿日:2005/02/09 (水)

HMVレビューを読んで「むむっ・・・」と思った方は買って損なし、「・・・?」な方には、あまりお勧めできません。個人的にはポール・マッカートニーと言うアーティストが(それ自体が弱点と言える程に)音楽的に幅広い才能の持ち主であることが再認識できて、面白かったです。

KEITA さん | 広島県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • bX

    ロックンロールはビートルズの出現によって、進化し続ける音楽ロックミュージックへと昇華する。あのころ、アルバムごとに変貌を遂げるアーティストでなければロックとは呼べない、そんな感じだった。でもポールがその影で、かような前衛と実験の音楽の試みに取組み続けていたなんて知らなかった。しかし振り返ればその作品群は、常に意欲的で革新的な曲調とサウンドメイクの連続だった。本編はけして読みやすいものではなく、ファンと言えども完全読破は難しい。それでも最新の音楽表現を求めてやまないポールの姿に興味が尽きることはないだろう。

  • nuno

    その手の音楽に疎い人間には極めてマニアックな本。良い言い方をすればとても内容が濃い。図書館で借りたぐらいで味わい尽くせる本では無かった。 ある意味ではタイトル詐欺かもしれない。ポールを語った本というよりは、ポールを軸に据えてカウンターカルチャーを語った本。音楽好きなら興味深く読める。

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